ajari
鴨川と木屋町の真ん中に存在する花街、先斗町。茶屋や旅籠が置かれたのが始まりで、その内に芸子や娼妓が住むようになったようです。明治に入ってからは、鴨川をどりが初演されて花街として現在に至ります。今回は花街、先斗町を紹介していきます!
この地域のおすすめ記事
- (11/14)建仁寺は京都最古の禅寺!「座禅体験」のススメ
- (07/28)嵐山観光のおすすめ観光ランキング5選【京都】
- (11/30)京都・龍安寺の石庭を見に行く前に知っておきたい事
- (02/07)醍醐寺の見どころまとめ【京都】
- (02/08)【京都ラーメン】京都旅行の〆に食べたい人気ラーメン店7選
1、先斗町とは?
先斗町は「ぽんとちょう」かと呼びますが、この名前の由来には色々な説がありポルトガル語のponto(先の意味)が当てられたとか、鴨川と高瀬川に挟まれているのを鼓に例えて(2枚の皮に挟まれている)ポンとなる鼓の音に掛けた等があるようです。どちらにしても、先斗町は明治以降に名付けられたことは間違いないようですね。
2、先斗町の魅力
細長い通り道に左右が32本の路地と、袋小路になり「客を逃さない」造りになっているのも花街らしいですね。この細い路地も、昔ながらの情緒ある町並みである事も魅力です。舞妓や芸子と擦れ違う事もあり、タイムスリップした気分になれるのもなんとも言えない気分にしてくれます。町とありますが、実はこれは通り名で住所表示の1つとして使われています。昔から、ここに通った粋な人達が遊び心でつけたのではないかと思います。
3、先斗町のお勧めポイント
1、先斗町歌舞練場
大阪松竹座、東京劇場を手掛けた大林組の木村三郎氏が手掛けた歌舞伎連場で、鴨川をどりや水明会等の稽古場として利用されます。先斗町の芸妓による舞踊会で、毎年春と秋に2回行われます。祗園の都踊りに対抗して明治5年から始められたそうで、華やかな芸子や芸妓の踊りは一度は間近で見たいものですよね。
古代中国・北斉の容姿端麗な蘭陵王高長恭が、戦場で勇猛な面をつけ戦果を挙げたという舞楽「蘭陵王」の舞楽面を模った瓦が屋根にあります。先斗町の繁栄を祈願し、守り神として据えられたそうです。頭の上には龍頭、両耳の下に鼓を持ち芸に生きる人達を見守り続けているのです。
2、鴨川を眺めながら食事ができるお店
鴨川がすぐ近くなので、橋を渡る人を見ながらのんびりと食事を楽しめる店がたくさん並びます。京料理だけでなく、中華や洋食、カフェ等もたくさんあるので食事処としても楽しめます。鴨川納涼床にも先斗町界隈の店がたくさん参加するのも見逃せません!
3、昔ながらの京都の町並
はんなりとした町並みは、観光スポットの喧騒とはまた違う佇まいです。お茶屋さんと飲食店がひしめきあい社交場としても楽しめます。日暮にはぼんぼりに明かりが灯り、京都らしい風情を楽しめますよ。一人でのんびりと歩きたい、そんな町並みなのです。
4、先斗町を訪れた人の声
今日めっちゃ天気良し〜〜