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観光地というよりは歴史的な由来のある悲田院は、泉涌寺山内の「泉山七福神巡り」の第六番毘沙門天を祀っていることでも有名です。七福神巡りをするもよし、仏教の教えを改めて考えるもよし、そんな悲田院の魅力を紹介したいと思います。
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悲田院とは?
悲田院は仏教の慈悲の思想をもとに貧しい人や孤児を救うために作られた施設で、聖徳太子が始めたと言われています。また真言宗泉涌寺派の総本山で皇室とも縁が深いため御寺(みてら)とも呼ばれています。仏殿は重要文化財です。
御本尊は阿弥陀如来。その他に快慶作といわれている宝冠阿弥陀如来坐禅像や逆手の阿弥陀如来立像があります。
悲田院の魅力
悲田院は現在、京都市東山区の泉涌寺の塔頭の一つで、泉涌寺七福神巡りの一つ毘沙門天は災いを退け福を招く仏像として多くの人に信仰されています。泉涌寺の塔頭のなかで少し離れたところにあるため観光客にはあまり知られていないかもしれません。例年甘酒の接待なども行われています。
境内からは京都市内が一望できます。展望台からの京都タワーや愛宕山、三十三間堂から比叡山の山頂まで京都の市街地中心部から西山、北山方面の眺めなど絶景です。
悲田院周辺の観光スポット
三十三間堂
正式名称は蓮華王院本堂。日本国内だけでなく外国からもたくさんの観光客が訪れています。国宝に指定されている本堂の柱の間数が33あるので三十三間堂と呼ばれています。千体の千手観音立像が有名で、特徴のある姿で自分や知人に似た像が見つかるそうです。常に修復や美術館への貸し出しが行われているため千体すべて揃うのは特別なイベントの時だけといわれています。
洛東遺芳館
京都の豪商で京小間物や扇子などを商った「柏屋」の邸宅を1974年より公開しています。館内展示の美術工芸品は柏原家の江戸時代から伝承の品々や民俗資料で婚礼調度や絵画、調度品など8000点、経営記録や古書など1万冊などが残っていて、毎年春と秋に公開されます。商家の建造物としても状態よく保存されていて、建物内部や庭なども自由に見学できます。
京都国立博物館
1888年に日本各地の寺社等の文化財の調査が行われた結果、京都、奈良に文化財が集中していることが判明したことから、それらを保存したり管理するために京都と奈良に国立の博物館を設置することになったようです。京都国立博物館で収集、保管、管理しているものは平安時代から江戸時代にかけての京都の文化を中心とした文化財です。また保管や展示をするだけでなく文化財に関する研究や普及なども行っています。平常の展示の他、特別展示が年に2~4回ほど行われています。
悲田院を訪れた人の声
I’m at 悲田院展望台 in 京都市, 京都府 https://t.co/MCzlhVqXSL pic.twitter.com/pTb7CShDyp
— Jagar.Mogar (@JagarMogar) 2015, 5月 29
平成23年11月21日 悲田院 京都市。泉涌寺塔頭寺院。聖徳太子が身寄りなき老人や子供を収容する施設として設けられたのが始まり。高台にあり、北東を望めば京都市内が一望できます。 #gosyuinbu http://t.co/JFslgHAM
— nissy (@ohmi_jin) 2011, 12月 7
平成23年11月21日 悲田院 京都市。泉涌寺塔頭寺院。聖徳太子が身寄りなき老人や子供を収容する施設として設けられたのが始まり。高台にあり、北東を望めば京都市内が一望できます。 #gosyuinbu http://t.co/JFslgHAM
— nissy (@ohmi_jin) 2011, 12月 7
悲田院の詳細
■ 基本情報
- ・名称:悲田院
- ・住所:京都市東山区泉涌寺山内町35
- ・アクセス:市バス「泉涌寺道」下車、徒歩10分
- ・営業時間:9:00~16:30
- 但し、12月1日~2月末日までは16:00まで
- ・電話番号:075-561-8781
- ・料金:500円
- ・公式サイトURL:http://www.mitera.org/hida.php
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悲田院や療病院、施薬院は、聖徳太子が建立したと伝えられる大阪の四天王寺にも設けられているようで、仏教の慈悲のこころは全国に広がっているのですね。