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今ではリサイクルショップで買い取りをする時代ですが、昔は質屋に品物を預けてお金を借りるというシステムでした。樋口一葉も生活が苦しくなると質屋を利用していたそうです。旧伊勢屋質店は、一葉が生前利用した質屋で、一葉が生きていた当時を思い起こさせてくれる。そんな場所なのです。
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1、旧伊勢屋質店とは?
『たけくらべ』等の有名な女流作家樋口一葉が当時住んでいた本郷界隈にあったのが伊勢屋質店です。今ではベストセラーと本も売れれば印税で生活も出来ますが、明治時代はそう簡単なものではありませんでした晩年は生活も苦しく亡くなる間際まで伊勢屋質店に通い続けたそうです。
2、旧伊勢屋質店の魅力
明治の町屋らしい建物で、落ち着いた雰囲気があります。国の有形文化財として存在し、一葉の命日に室内が公開され見ることができます。外観だけは何時でもみれますし、歴史を感じさせてくれる良い建物で一見の価値は充分あります。最近は日本文学の再発見が言われるようになったことから、多くの作家の史跡などが話題になっています。一葉が足繁く通い、住居を構えていたこともあるこの界隈に足を運ぶだけでも、当時にタイムスリップした気持ちになれるのは多くの人が一葉を愛していたからではないでしょうか。
3、旧伊勢屋質店の見どころ
1、 当時のままに残る古い町家
江戸末期の建築で、二階建ての木造平屋の座敷棟と古い町屋の姿がそのままに残されています。伊勢屋質店とは馴染みも深く、香典が届けられた程だったそうで店と客を越えた繋がりを感じさせます。
2、一葉忌で伊勢屋質店公開
11月23日は樋口一葉の命日となります。旧伊勢屋質店は、1年に1回のみ店の公開をしていました。昭和57年に廃業してからは、建物だけが残されて一周忌に公開されていました。現在は跡見学園女子大学所有となった為に公開の形も変わるかも知れません。
3、過去の公開について
平成26年度 樋口一葉ゆかりの旧伊勢屋質店公開
【期間】平成26年11月23日(祝・日曜日) 11時00分~16時00分(入館は15時30分まで)
【会場】旧伊勢屋質店(文京区本郷5-9-4
【主催】文京の文化環境を活かす会・たてもの応援団
昨年度も、地主の好意により公開がされました。今年は跡見学園女子大学が所有となったので、公開時期などは未定だそうです。
4、旧伊勢屋質店を訪ねた人の声
旧伊勢屋質店 pic.twitter.com/okU93YsxsR
— nameless_endless (@nameless_endles) 2015, 1月 28
取り壊しが危懼されていた本郷菊坂の旧「伊勢屋質店」建物、跡見学園女子大への譲渡による保存が決まる(その2)@東京新聞朝刊 http://t.co/xWXg5lVwLK pic.twitter.com/nVVONE7Rvq
— 店主みすゞにゃん (@misuzu_nyan) 2015, 3月 14
5、旧伊勢屋質店の詳細
基本情報
- ・名称:旧伊勢屋質店
- ・住所:文京区本郷5-9-4
- ・アクセス:都営地下鉄三田線・大江戸線「春日」駅より徒歩約5分 /東京メトロ丸ノ内線・都営地下鉄大江戸線「本郷三丁目」駅より徒歩約5分
- ・営業時間:公開時発表
- ・定休日:内部は非公開
- ・電話番号:03-5803-1174(アカデミー推進課観光担当)
- ・オススメの時期:公開時期のみ(平成27年4月現在)
- ・公式サイトURL: