Nick Turner – A Blue Million Miles
日本の国技といえば、何を思い浮かべるでしょうか?国技とは、その国特有の技芸や競技のことです。人によって色々な国技のイメージがあるでしょうが、中でも、相撲が国技というイメージを持たれる方は多いのではないかと思います。しかし、相撲といっても実際詳しくことはなんとなくしかわかりませんよね。魅力ある相撲を知り、楽しむための博物館が実はあるんです。
相撲博物館とは?
酒井忠正初代相撲博物館館長が長年にわたって収集した資料を基礎にした、国技としての相撲資料を収集した博物館です。昭和29年(1954)9月、蔵前国技館の完成と同時に開館しました。昭和60年(1985)1月、両国国技館の開館に伴い移転し、現在に至っています。様々なテーマに基づき、年6回の展示を実施しています。また、相撲にまつわる日本文化の歴史などの調査・研究を行っています。相撲博物館の魅力
国技といわれ相撲は、日本文化の影響を色濃く受けています。古くから身分に関係なく親しまれてきた相撲ですが、その起源、源流をたどっていくと、神話の時代にまでさかのぼる必要があります。相撲博物館では、そんな歴史ある相撲と日本文化について広く知ることができます。相撲博物館の見どころ
貴重な資料が展示
展示品の多くは初代館長の酒井忠正氏が長年にわたって収集した資料が中心となっています。錦絵や番付、化粧廻しなどその資料は多岐にわたっています。どれも普段見ることができないので、解説を読みながら興味深く眺めることができます。また、2カ月に1度のペースでその時のテーマで展示替えが行われ、何度訪れても相撲ファンにはたまらない場所になっています。歴代の横綱たち
常設展示として、歴代横綱の写真が飾られています。初代から現在までの横綱たちが並んでいる姿を見ることは、ここでしかないでしょう。初めて横綱土俵入りを行った第4代谷風梶之助がいたのは、江戸後期の寛政年間のことですから今からなんと今から約220年前なんですね。栃錦、若乃花、朝潮など、戦後の相撲を支えた顔ぶれに懐かしさを憶えます。海外の方にも!
日本文化を色濃く映し出している相撲は、海外、特に欧米諸国への人気が高くなっています。琴欧州といったヨーロッパ出身の力士も多くなっていますから、相撲博物館は相撲に興味がある海外の方には興味深い施設だと思います。英文のパンフレットも販売しておりますから、見るだけではなく、知って楽しむこともできますよ。口コミ
2013/03/06 両国国技館は大相撲の聖地であり、1984年に完成したが日本相撲協会が総工費150億円を無借金で建てた。国技館の完成以後、東京ドームなどの開発が次々と進み、バブル期の到来を告げるエポックメイキングな建物の一つに位置付けられる。相撲見物は言うまでもないが、お薦めは「相撲博物館」である。先に亡くなった元横綱大鵬も館長をしていたことがある。入場は無料だが、休館日が土・日・祝日なのが玉にきず。大きな施設ではないが、相撲の歴史に触れ、貴重な展示物を目にすることができる。相撲ファンにはたまらないが、化粧まわしや相撲絵、行事の装束などは美術的要素も高く、相撲ファン以外の人も結構楽しめる。平日に開いているのでさほど混んでもいない。ゆっくり見ることができるので有給休暇を取得して行ってみてはいかがか。
■ 基本情報
- ・名称:相撲博物館
- ・住所:東京都墨田区横網1-3-28(国技館1階)
- ・アクセス:交通JR総武線 両国駅 西口より徒歩1分 都営地下鉄大江戸線 両国駅 A4出口より徒歩5分 (駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください)
- ・営業時間:開館時間10:00~16:30(最終入館16:00)
- ・定休日:土曜・日曜・祝日(一部開館あり)、年末年始 展示替など臨時で休館する場合あり
- ・電話番号:03-3622-0366
- ・料金:入館料無料(東京本場所中は大相撲の観覧券が必要)
- ・公式サイトURL:http://www.sumo.or.jp/sumo_museum/index
老若男女から海外の方まで、相撲に少しでも興味がある方には是非一度訪れることをおススメします。ここで相撲の歴史を知れば、実際の相撲をもっと楽しむことができますよ。