那覇市のお隣、島尻郡(しまじりぐん)南風原町(はえばるちょう)は、沖縄で有名な織物、琉球絣(かすり)の産地として知られています。 そんな南風原町宮平(みやひら)に2015年12月20日にオープンした『ゆいまーる沖縄 本店』は、生まれも育ちも琉球・沖縄の工芸品や食品を扱うショップです。
店舗名の一部「ゆいまーる」は沖縄の言葉で、そこには他者との助け合いや絆・繋がり、自然や人に対する感謝の気持ちなど、沖縄が昔から大切にしてきた価値観や目に見えないけれど大事な物、幸せをもたらしてくれるものなど、ひとことでは伝えきれないほどの意味や思いが込められています。 「日本だけでなく世界的に “物質的・経済的な豊かさを求め過ぎている” 時代だからこそ、そうした方向性と対峙できるような価値観や世界観、心の豊かさが必要だと考えています」。 そうお話しされるのは、ゆいまーる沖縄株式会社の代表取締役社長 鈴木 修司(すずき しゅうじ)さん。創業者の故玉城 幹男(たまき みきお)さんの思いを引き継ぎ、現代に合った形で沖縄の思いや文化を発信・提案し続けています。
ここ数年、旅行者や長期滞在者だけでなく、移住者も増えるなど沖縄の注目度は高まっていますが「‘沖縄ブーム’で終わるのではなく、本質的なモノづくりやモノの価値をお客様にお伝えすることで、後世に残すべき技術や生活スタイル、心の持ちようなど精神性を伝えていきたいです」と鈴木さんは言われます。
私たちが伝えたいのは、沖縄が代々受け継いできた思いや精神的な豊かさです。沖縄の価値観と思いを形にして、出来上がった品を通して国内外へ発信していくことが私たちの願いです」と胸の内を語ってくれました。
約20坪の店内には、その他にもメイドイン沖縄のアイテムがお行儀よく並んでいます。その数は250点ほど。流行り廃りのない発売当時から今まで愛され続けているものや、新しいけれどこれからもずっと大切にされ続けるであろうと思うもの、あるいは自分たちも誰かに贈りたいと思えるものをセレクトしているのだそうです。
ゆいまーる沖縄オリジナルブランドの取り扱いも。
例えばこちら、透き通るような白地にコバルトの唐草模様が描かれている『nife(ニーフェ)』の器は表現豊かで華やか。普段使いはもちろん、お祝い事やホームパーティーの際にも活躍すること間違いありません。
藍色には人の精神・健康状態を本来あるべき姿に整えてくれる効果もあるのだそうです。そこでご紹介したいのは、オーガニックコットン100%の生地に花ブロック(目隠しをしながら風通しを良くしてくれる沖縄発祥の建築資材)をモチーフにして藍染をした『aimun(アイムン)』のストール。琉球藍(りゅうきゅうあい)の産地、本部町(もとぶちょう)伊豆味(いずみ)の工房とデザイナーが共に開発したストールは、ゆいまーる沖縄のオリジナルです。
『serumama(セルママ)』の器やグラスもお薦めです。ご飯を食べたり水を飲んだり… 毎日繰り返すことだからこそ、シンプルで使い勝手が良く、しっくり手に馴染むものを選びたいですよね。
ゆいまーる沖縄には、使うたびに「あ、いいな」と幸せな気分になれるものばかりが揃っています。「毎日をもっと丁寧に過ごしたい」と思っている方はぜひ覗いてみてください。
直線的でスタイリッシュながらも温かみを感じられる内装を手がけたのはデザイナーの真喜志 奈美(まきし なみ)さん。開放感を出すため、倉庫との仕切りをガラス面にしたことも大きな特徴です。ガラス越しに働くスタッフの姿が見られることも。
一角に設置されている本棚には、沖縄の工芸や祭事、芸能、歴史などの書籍や資料、そして創業者の玉城さんの愛読書、30年以上前の新聞のスクラップもあります。これは!と感じるものがあれば、ぜひフリースペースでゆっくりとお楽しみください。
沖縄のことが好き、あるいは最近気になり始めたという方、表面的なことだけではなく深いころに関心がある、という人も「メイドイン沖縄の “キレイ” や “可愛い” をキッカケに、沖縄の価値観や考え方に一歩近づいてもらえたら嬉しいです」と鈴木さん。 商品の販売だけではなく、ワークショップやイベントも開催されています。ゆいまーる沖縄が発信するモノやコトが人と人を結び付け、繋がっていけば、人間同士の温かい触れ合いや絆など、普段忘れかけている大切なものを再認識することが出来るかもしれません。
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店舗名の一部「ゆいまーる」は沖縄の言葉で、そこには他者との助け合いや絆・繋がり、自然や人に対する感謝の気持ちなど、沖縄が昔から大切にしてきた価値観や目に見えないけれど大事な物、幸せをもたらしてくれるものなど、ひとことでは伝えきれないほどの意味や思いが込められています。 「日本だけでなく世界的に “物質的・経済的な豊かさを求め過ぎている” 時代だからこそ、そうした方向性と対峙できるような価値観や世界観、心の豊かさが必要だと考えています」。 そうお話しされるのは、ゆいまーる沖縄株式会社の代表取締役社長 鈴木 修司(すずき しゅうじ)さん。創業者の故玉城 幹男(たまき みきお)さんの思いを引き継ぎ、現代に合った形で沖縄の思いや文化を発信・提案し続けています。
ここ数年、旅行者や長期滞在者だけでなく、移住者も増えるなど沖縄の注目度は高まっていますが「‘沖縄ブーム’で終わるのではなく、本質的なモノづくりやモノの価値をお客様にお伝えすることで、後世に残すべき技術や生活スタイル、心の持ちようなど精神性を伝えていきたいです」と鈴木さんは言われます。
私たちが伝えたいのは、沖縄が代々受け継いできた思いや精神的な豊かさです。沖縄の価値観と思いを形にして、出来上がった品を通して国内外へ発信していくことが私たちの願いです」と胸の内を語ってくれました。
約20坪の店内には、その他にもメイドイン沖縄のアイテムがお行儀よく並んでいます。その数は250点ほど。流行り廃りのない発売当時から今まで愛され続けているものや、新しいけれどこれからもずっと大切にされ続けるであろうと思うもの、あるいは自分たちも誰かに贈りたいと思えるものをセレクトしているのだそうです。
ゆいまーる沖縄オリジナルブランドの取り扱いも。
例えばこちら、透き通るような白地にコバルトの唐草模様が描かれている『nife(ニーフェ)』の器は表現豊かで華やか。普段使いはもちろん、お祝い事やホームパーティーの際にも活躍すること間違いありません。
藍色には人の精神・健康状態を本来あるべき姿に整えてくれる効果もあるのだそうです。そこでご紹介したいのは、オーガニックコットン100%の生地に花ブロック(目隠しをしながら風通しを良くしてくれる沖縄発祥の建築資材)をモチーフにして藍染をした『aimun(アイムン)』のストール。琉球藍(りゅうきゅうあい)の産地、本部町(もとぶちょう)伊豆味(いずみ)の工房とデザイナーが共に開発したストールは、ゆいまーる沖縄のオリジナルです。
『serumama(セルママ)』の器やグラスもお薦めです。ご飯を食べたり水を飲んだり… 毎日繰り返すことだからこそ、シンプルで使い勝手が良く、しっくり手に馴染むものを選びたいですよね。
ゆいまーる沖縄には、使うたびに「あ、いいな」と幸せな気分になれるものばかりが揃っています。「毎日をもっと丁寧に過ごしたい」と思っている方はぜひ覗いてみてください。
直線的でスタイリッシュながらも温かみを感じられる内装を手がけたのはデザイナーの真喜志 奈美(まきし なみ)さん。開放感を出すため、倉庫との仕切りをガラス面にしたことも大きな特徴です。ガラス越しに働くスタッフの姿が見られることも。
一角に設置されている本棚には、沖縄の工芸や祭事、芸能、歴史などの書籍や資料、そして創業者の玉城さんの愛読書、30年以上前の新聞のスクラップもあります。これは!と感じるものがあれば、ぜひフリースペースでゆっくりとお楽しみください。
沖縄のことが好き、あるいは最近気になり始めたという方、表面的なことだけではなく深いころに関心がある、という人も「メイドイン沖縄の “キレイ” や “可愛い” をキッカケに、沖縄の価値観や考え方に一歩近づいてもらえたら嬉しいです」と鈴木さん。 商品の販売だけではなく、ワークショップやイベントも開催されています。ゆいまーる沖縄が発信するモノやコトが人と人を結び付け、繋がっていけば、人間同士の温かい触れ合いや絆など、普段忘れかけている大切なものを再認識することが出来るかもしれません。
ゆいまーる沖縄 本店
- 住所/沖縄県島尻郡南風原町宮平652
- 電話/098-882-6995
- 営業時間/11:00~20:00
- 定休日/木曜日
- HP/http://www.utaki.co.jp
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