伊豆・熱川温泉。伊豆七島を眺めつつ、ゆったりと入浴できる波打ち際の露天風呂、「高磯の湯」をご紹介します。
伊豆熱川駅を下車して海まで。
伊豆急行線、伊豆熱川駅を下車し、坂道を下り、海に向かって歩くこと約12,3分。
海が見えたら、左へ曲がってすぐの所に、「高磯の湯」があります。
(お車の場合は、国道135号線から伊豆熱川駅方面へ下り、温泉場を通り抜け、海岸までさらに坂を下り左折。駐車場は特にありませんが、近くに駐車可。)
あまりの解放感に、この場所にお風呂があることが信じられない入り口です。
早速入ってみましょう!
入り口わきにある券売機で入浴券を買います。
営業時間は9時半から17時。 大人(中学生以上)600円、小人(4才~小学生)300円 、となっています。
夏季のみ営業のプール脇を通り抜けた先に、
いよいよ、露天風呂の入り口が見えてきました。
「高磯の湯」は男女別の露天風呂なので、女性も安心して利用できそうです。
まずは、奥の「男湯」から。
お邪魔した時には、たまたま入浴中のお客様がどなたもいらっしゃらなかったので、撮影させていただくことができました。
(通常、見学だけのお客様は入場できません。)
入り口の木戸を開けると、いきなり正面にどか~~んと太平洋!
真ん中に見える島は伊豆大島です。
岩風呂はゆったりと20人位は入れそうな大きさ。
そして周りは、もったいないほどの広いスペースが取られています。
十分すぎるほどの解放感に加え、この余裕の作り、さらに気持ちがゆったりすること、間違いなしです。
シャワーの施設も付いていますが、石鹸・シャンプーの使用は、環境に配慮し禁止ですのでご注意を!
「女湯」にも行ってみましょう。
次に、手前の「女湯」も見せて頂きました。
「男湯」に比べ少し小さめの湯船ですが、それでも10人以上は入れそうな大きさ。そして眺望はこの通り!
左に見えている小さな三角形の島は、伊豆七島の一つ、利島、その横の小さい島が鵜渡根島、平たく塊のように見えているのが、三宅島(遠くかすんで見えます)、新島、式根島、右の方にうっすらと神津島です。
「女湯」には手すりもあり、使いやすそう。柔らかな岩肌にもたれかかり、ほてった頬に海風を浴びたら・・・。ふぅぅ。すべての毒気が抜けそうです。
(「女湯」も石鹸・シャンプーの使用は禁止です。)
そして、手すりの向こうは・・・・・。
荒々しく波がうちつける岩場です。
その昔、熱川海岸はすべてこんな雰囲気だったそうです。
ところがある時、熱川海岸の端に一本堤防を建設したところ、砂が集まり始め、海水浴もできるビーチとなりました。それが、現在の熱川YOU湯ビーチです。
「高磯の湯」は、かつて海水浴ができる砂浜がなかった頃、熱川温泉に来てくださったお客様のために建設されたプールを、一部改装して作られた露天風呂です。
今も夏の間は、残されたプール施設部分の営業を行っており、温泉とプール遊び、両方を楽しんで何とお得な一日700円!!冬だけでなく、夏も来てみたい!
良質な熱川の湯で、身体の芯まで温まったら、
ビーチ沿いの遊歩道に腰掛けて、地元のニャンコと海を見つめる午後。そんなのんびりとした一日の過ごし方、いかがですか?
- ことりっぷ読者ブロガー:荻嶋留美
家を一歩出れば旅の始まり。旅好きが高じ、 2002年、東伊豆の山頂でペンションエルブルズを 開業。人、動物、虫、植物・生き物大好き。 伊豆各地を写真で巡る旅を楽しんでいる日々。 - ブログ
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