Emy Lam
京都といえば、世界屈指の観光スポットでもあり、外国人観光客からの人気も絶大な場所です。そんな京都は季節ごとに様々な表情をみせてくれるのをご存知ですか?その時々によってガラリと違った風景が楽しめるので、京都観光は飽きることはありません。
今回は京都で行われている年間のイベントを四季ごとに分けてご紹介していきます。
京都観光にこれから行こうと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
■京都の町が最も活気づく夏(6~8月)のイベント
1.6月1日 京都薪能(岡崎・平安神宮)
http://www.kyoto-kanze.jp/takiginoh/takiginoh65.html
毎年6月の一番初めに京都市の平安神宮で行われている京都薪能。毎年平安神宮の大極殿前にりっぱな部隊が特設され、能や狂言が上演されます。社殿や特設ステージはライトアップされ、京都のまちが幻想的な世界に広がります。
日本の古来から伝わる文化を普段よりも身近に感じることができ、改めて日本の芸事の面白さを感じさせてくれます。
2.6月中旬 京都五花街 合同伝統芸能特別公演
https://occhidaorientale.wordpress.com/2010/06/19/%E7%AC%AC17%E5%9B%9E%E4%BA%AC%…
京都を代表する5つの花街「祇園甲部、宮川街、先斗町、上七軒、祇園東」集う合同公演です。五花街の芸子さんや舞妓さんあ一堂に集い、舞台上で舞を披露する姿は優美可憐で観客を魅了します。
京都ならではの芸舞妓の文化を身近で感じることができる歴史ある行事です。またそれぞれの花街の舞がみられるのも大きな魅力の一つです。
毎年大変な賑わいを見せ、すぐに予約でいっぱいになりますので、お早目の予約がおすすめです。
3.7月中 祇園祭(八坂神社)
http://community.travel.yahoo.co.jp/mymemo/tapia/blog/117974.html
日本三大祭の一つ京都の祇園祭。祇園祭は975年に当時の天皇が走馬や勅楽などを祇園社に奉納したことから、毎年八坂神社をシンボルとして開催されるようになりました。京都を代表するお祭りであり、祇園祭の時には四条の街が歩行者天国になり、山鉾巡行や花傘巡行などが行われ、京都の優美さを感じられるお祭りです。
花傘巡行では子供神輿や祇園太鼓、花傘や芸舞妓さんなどさまざまな行列を見ることができます。・公式サ
4.8月中旬 ドッコイセ福知山花火大会
http://blogs.yahoo.co.jp/kouda_ken2/30963638.html
織田信長を討伐したことでも有名な明智光秀が福知山城の改修を行った際に、石などを運ぶ人々が「どっこいせどっこいせ」と唄いながら仕事をしていたことが起源となり、お祭りの名前が付けられました。お祭りの日には福知山市の広小路いっぱいにやぐらや露店が建ち並び、祭一色となります。なかでも花火大会が人気で6000発上がる花火大会は北近畿最大級と言われています。メインは開花直系約480mの2尺玉で、大きな花火が夜空を彩ります。
■ 基本情報
- ・名称: 福知山花火大会
- ・開催場所:由良川河畔、音無瀬橋下流堤防と河川敷
- ・アクセス: JR福知山駅北口から徒歩20分、舞鶴若狭道福知山ICから国道9号経由で車で15分
- ・電話番号: 0773-22-2108
- ・公式サイトURL: http://www.fukuchiyama.or.jp/modules/feas/index.php?content_id=2
5.8月中旬 納涼古本まつり(下鴨・下鴨神社)
http://koshoken.seesaa.net/article/411600113.html
京都古書研究会が主催している京の三大古本まつりの一つである下鴨納涼古本まつり。京都の下鴨に文芸書やコミック、実用書、児童書など様々なジャンルの古書が沢山並ぶお祭りです。普通の本屋さんでは中々取り扱われていないレアな本や、インテリアとしても飾っても素敵な古書があり、一日楽しめる場所です。
更にはイベントでは読み語りのライブが行われていたり、街頭紙芝居などもあり、本との触れ合いがたのしめるイベントです。
■ 基本情報
- ・名称: 下鴨納涼古本まつり
- ・住所: 京都市左京区下鴨泉川町59
- ・アクセス: 出町柳駅下車、北へ徒歩10分
- ・電話番号: 075-231-2971
- ・公式サイトURL: http://www1.kcn.ne.jp/~kosho/koshoken/
6.8月16日 大文字送り火(市内各所)
http://tokoyonoiori.blog110.fc2.com/blog-entry-251.html
京都の夏の風物詩の一つといえば、やはり大文字の送り火です。京都の街をぐるりと取り囲む5つの山にりに火がついていく様は京都の風情としても大変有名です。まずは左京区東山の「大文字送り火」に火がともると、松ヶ崎の「妙法」、西賀茂の「船形」、大北山の「左大文字」、そして鳥居本の「鳥居形」と送り火がされていきます。
京都の夏のお盆といえば「五山の送り火」といわれ、街のネオンが一斉に消され山に火がともる姿はとても情緒が溢れています。
落ち着いた京都の雰囲気が楽しめる秋(9月~10月)のイベント
7.8月~9月中 ファンタジックナイトアクアリウム(京都水族館)
2015年から京都水族館で夜限定に行われた「ファンタジックナイトアクアリウム」。今話題の3Dプロジェクションマッピングをウォータービジョンへ投影した水族館ならではの演出です。
2015年のテーマはペンギンズドリーム。夜の水族館に浮かび上がるイルカやペンギンのかわいいストーリーが楽しめます。
暑い夏の夜にぴったりなイベントです。
■ 基本情報
- ・名称: 京都水族館
- ・住所: 京都府京都市 下京区観喜寺町35-1
- ・アクセス:JR京都駅中央口より徒歩15分
- ・営業時間: 9:00~17:00(時期により営業時間が異なる)
- ・定休日: 無し
- ・電話番号: 075-354-3130
- ・料金: 大人2000円、高校生1500円、中学生1000円、小学生1000円、幼児600円(3歳以上)
- ・公式サイトURL: http://www.kyoto-aquarium.com
8.9月下旬 長岡京ソングライン(長岡天満宮)
http://lasso-labo.blogspot.jp/2014/09/2014-2.html
長岡京で2008年から毎年開催されている野外フェスです。人と人との繋がり、地域の活性化、文化発展を目指していて、入場無料で誰でも気軽に参加できる音楽フェスティバルです。普段は音楽になじみのない方でも気軽に楽しむことができ、年をおうごとにその規模も拡大していき、今では長岡京を代表する秋のイベントとしても認知されてきました。
また音楽フェスには屋台なども出店されていて、音楽を楽しみながら食も楽しめます。
■ 基本情報
- ・名称: 長岡京ソングライン
- ・住所:京都府長岡京市天神2-15-13
- ・アクセス: JR東海道線長岡京駅西口より徒歩20分
- ・料金: 無料
- ・公式サイトURL: http://songline.jp/index
9.9月下旬 観月の夕べ(大覚寺・大沢池)
http://yasu733.exblog.jp/23345035/
京都を代表する有名な寺院、大覚寺の大沢池では毎年中秋の名月の時期である9月下旬、観月の夕べという行事が行われます。この行事は嵯峨天皇が大沢池にて中秋の名月に船を浮かべ、文化人や貴族の方と遊ばれた事が発祥となっています。
大沢池に浮かぶ満月と、屋形船の姿はとても優雅で美しいです。
■ 基本情報
- ・名称: 観月に夕べ(大覚寺)
- ・住所: 京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
- ・アクセス: 嵯峨嵐山駅より徒歩17分
- ・電話番号: 075-871-0071
- ・公式サイトURL: https://www.daikakuji.or.jp
10.10月上旬~秋の特別展・特別公開(相国寺、真如院他)
http://blog.goo.ne.jp/teinengoseikatukyoto/e/78cc234164f1a1375d1d725e5d716a9c
京都では秋の特別拝観や公開を行っている寺院が多くあります。普段見ることができない法堂であったり、枯山水庭園などが公開され、紅葉との美しいコントラストが楽しめます。相国寺には「鳴き龍」という有名な絵が描かれた天井のある報道や、開山堂、方丈が楽しめます。いつもはみることができない景色を、秋の紅葉とともに楽しみましょう。その他にも織田信長・足利義明の旧跡である真如院では枯山水庭園が公開されるなど、市内のあちこちで行われています。
■ 基本情報
- ・名称: 京都特別公開
- ・市内の様々なところで開催
- ・アクセス: 場所により異なる
- ・料金: 一か所大人800円、中高生400円
- ・公式サイトURL: http://www.kobunka.com/
11.10月22日 時代まつり(御所・平安神宮)
http://hikarijournal.com/jidaimatsuri/
京都三大祭の一つである時代祭り。京都が今まで歩んできた歴史の時代装束をまとった人々約2,000人が約2キロにわたって行列をなし歩く姿は豪華絢爛です。
日本国内からの観光客はもちろん、海外からもその行列を見に来るほどのお祭りです。
日本の歴史を感じることができるお祭りは必見です。
■ 基本情報
- ・名称: 時代祭り
- ・住所: 京都市左京区岡崎西天王町97(平安神宮)
- ・公式サイトURL: https://www.kyokanko.or.jp/jidai/index.html
12.10月22日 鞍馬の火祭(鞍馬)
http://regex.info/blog/2012-10-22/2119
毎年10月22日に由岐神社で行われている鞍馬の火祭。もともとは鞍馬の住民が由岐明神の霊験と儀式を後世に残そうとして伝えられてきたお祭りです。お祭りでは各所に焚かれたかがり火の中を氏子が松明を持って神社の三門を目指すお祭りです。呼び声も独特で「サイレイヤ、(祭礼や)サイリョウ(祭礼を意味)」といった大きな声で掛け声をしなから練り歩いていきます。
幼少の子供から大きな大人まで参加する姿は見ものです。
■ 基本情報
- ・名称: 鞍馬の火祭
- ・住所: 京都市左京区鞍馬本町1073(由岐神社)
- ・アクセス:叡山電鉄「出町柳駅」より鞍馬線「鞍馬駅」下車 徒歩5分
- ・電話番号: 075-741-1670
- ・公式サイトURL: http://www.yukijinjya.jp/
もみじ祭りにえびす、節分など催しの多い冬(11月~2月)のイベント
13.10月下旬~11月下旬 もみじ祭り(三千院)
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紅葉が見ごろになってきた10月下旬から11月上旬にかけて、三千院ではもみじ祭りが開催されます。この期間中はお茶席が設けられたり、秘仏の金色不動明王がお開扉されたりと普段ではみることができないものも拝観することができます。
秋の真っ赤な紅葉に染まる三千院は紅葉の名所としても有名で、時を忘れて日本の文化を肌で感じてみてはいかがでしょうか。
■ 基本情報
- ・名称: もみじ祭り
- ・住所: 京都市左京区大原来迎院町540
- ・アクセス:国際会館駅前3番乗り場から京都バス「大原、小出石」行、23分
- 大原バス停より徒歩約10分
- ・電話番号: 075-744-2531
- ・公式サイトURL: http://www.sanzenin.or.jp/event/detail/15
14.11月下旬 顔見世(祇園・南座)
https://ehime-bus.co.jp/sys/tour_page/?p=2791
歌舞伎の中では一年に一度、役者の交代があります。その後に、新規の顔ぶれで行う最初の興行が顔見世です。これは江戸時代に役者の雇用契約が一年でなされていたことが関係し、今もなお歌舞伎の世界ではその歴史を受け継いでいるのです。顔見世に合わせ、出演する役者の名前を書いた「まねき」看板が南座の正面に上げられますが、これも京都の冬の風物詩の一つといえます。
■ 基本情報
- ・名称: 顔見世(南座)
- ・住所: 京都府京都市 東山区四条大橋東詰
- ・アクセス: 京阪電鉄「祇園四条駅」6番出口よりすぐ
- ・電話番号: 075-561-1155
- ・公式サイトURL: http://www.shochiku.co.jp/play/minamiza/
15.12月上旬 嵐山花灯路(嵐山)
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京都の観光名所である嵐山では12月になると、小倉山や渡月橋、竹林、大沢池などの嵯峨嵐山の景勝地がライトアップされ幻想的な姿を見せてくれます。灯りをテーマに様々なライトアップが楽しめ、昼とはまた違った嵐山の景色が眺めることができます。またいっけばな作品の花もメインであり、寺院や神社に飾られているいけばなも見ものです。ライトアップで使われる電気は太陽光発電を利用しており、環境にも優しいイベントなのです。
■ 基本情報
- ・名称: 嵐山花灯路
- ・場所: 嵐山、嵯峨野、竹林など
- ・アクセス: 嵐電嵐山本線「嵐山駅」下車、阪急嵐山線「嵐山駅」下車
- ・電話番号: 075-212-8173(京都・花灯路推進協議会事務局)
- ・公式サイトURL: 嵐電嵐山本線「嵐山駅」下車、阪急嵐山線「嵐山駅」下車
16.12月25日 終い天神(北野・北野天満宮)
http://kioto-syokai.at.webry.info/201212/article_29.html
京都の年末の風物詩ともいえるのが、北野天満宮で行われている終い天神です。北野天満宮では、祭紙の菅原道真公の誕生日と命日が25日であるため、毎月25日には縁日が行われており、年の納めである12月が終い天神となりました。
北野天満宮の境内へと続く道には両脇に縁日が多く並びます。
年始に向けての準備品も多く並び、一気に師走のムードが漂います。
■ 基本情報
- ・名称:終い天神(北野天満宮)
- ・住所: 京都府京都市 上京区馬喰町
- ・アクセス: 京都駅から京都市営バス50, 101号系統「北野天満宮前」下車
- ・電話番号: 075-461-0005
- ・公式サイトURL: http://kitanotenmangu.or.jp/index.php
17.1月8日~12日まで 十日えびす(祇園・えびす神社)
http://blogs.yahoo.co.jp/inouet75tanba/64421272.html
京都ゑびす神社で行われる京都十日ゑびす大祭。5日間にわたり、商売繁盛や家運隆昌を祈願するお祭りです。お祭りでは福笹を頂き縁起物とされる大宝、福俵、福熊手、宝船、宝来を授与されます。神社へ向かう道までには多くの店が建ち並び多くの人でにぎわいます。
本殿を参拝した後には横の戸を叩いてからお参りをすると願い事が叶うといわれているので、是非試してみてください。
■ 基本情報
- ・名称: 十日えびす(ゑびす神社)
- ・住所: 京都府京都市東山区大和大路通四条下る四丁目小松町125
- ・アクセス: 四条京阪前バス停徒歩約5分
- ・電話番号: 075-525-0005
- ・公式サイトURL: http://www.kyoto-ebisu.jp/tooka.html
18.2月3日 節分祭り(吉田神社)
http://mptfk.exblog.jp/4587182/
節分の日を中心に前後三日間にわたり行われる京都の節分祭り。室町時代から執行されている歴史ある行事です。境内には厄除け祈願や御神札を求める人々が詰めかけ、露店も多く軒を連ねているので毎年約50万人ほどの多くの参拝者が訪れます。
また赤鬼、青鬼、黄鬼が大きな声をあげながら登場し、方相氏との戦いの姿である鬼やらい神事がおこなわれたり、2月3日には火炉祭り、4日には福豆抽選会などが行われています。
■ 基本情報
- ・名称: 節分祭り
- ・住所: 京都府京都市左京区吉田神楽岡町30
- ・アクセス:JR「京都駅」から206系統市バス「京大正門前」下車、徒歩5分
- ・電話番号: 075-771-3788
- ・公式サイトURL: http://www.yoshidajinja.com/
都をどりに人形店華やぐ春(3~5月)のイベント
19.3月15日 お松明式(嵐山・清凉寺)
http://blogs.yahoo.co.jp/ka_tsuji1289/8861184.html
お松明式は松明けを早稲、中稲、晩稲に見立てて、その火の燃え方によって次の年の米の豊凶を占う儀式です。松明は12本の輪からできており、12カ月を意味していて、更には天狗の顔を表し、天狗に天気と方策物の豊作を願う意味があります。火が松明につき、勢いよく天に向かって火が立ち上る姿は圧巻です。京都の鞍馬に火祭、大文字の送り火と京都三大火祭の一つと称される松明式も見ものです。
■ 基本情報
- ・名称: 松明式(清凉寺)
- ・住所: 京都府京都市 右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
- ・アクセス: JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅より徒歩15分
- ・電話番号: 075-861-0343
- ・公式サイトURL: http://jodo.or.jp/footprint/07/index.html
20.3月上旬 春の人形展(上京・宝鏡寺)
http://blogs.yahoo.co.jp/morinomiya_tamazou/24116609.html
人形供養のお寺として有名な宝鏡寺。そんな宝鏡寺は歴代天皇の皇女が住職を務める尼門跡寺院です。その為、皇室からも貴重な人形が送られ、普段は中々見ることができない人形が沢山奉納されています。
そんな人形を春の節句に合わせ一般公開するのが春の人形展です。
各回ごとにテーマを設けていて、京人形を中心に各地で作られた新旧人形の名品がずらりと並びます。古い人形に興味があるという方にもおすすめです。
■ 基本情報
- ・名称: 春の人形展(宝鏡寺)
- ・住所: 京都府京都市上京区寺之内通堀川東入百々町547
- ・アクセス: 市バス「堀川寺ノ内」バス停から徒歩で1分
- ・電話番号: 075-451-1550
- ・公式サイトURL: http://www.hokyoji.net/
21.4月1日 都をどり(祇園甲部歌舞練場)
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明治維新はこれまで都であった京都の人々にとって非常に衝撃的な出来事の一つでした。このままでは衰退していってしまうという心配の中、京都の人々は京都再建に奔走しました。その政策の一つが京都の伝統を保持しながら新時代に合わせた近代都市の建設です。そこで開催されたのが芸舞妓のお茶と歌舞を公開するこの都をどりです。祇園にある新歌舞練場にて、開催される都をどりでは、多くの芸舞妓が踊る姿は大変美しく綺麗です。
■ 基本情報
- ・名称: 都をどり(祇園歌舞練場)
- ・住所: 京都府京都市 東山区祇園町南側570-2
- ・アクセス:京阪祇園四条駅・阪急河原町駅より徒歩約10分
- ・電話番号: 075-541-3391
- ・公式サイトURL: http://www.miyako-odori.jp/
22.4月29日 曲水の宴(伏見・城南宮)
http://ao0757082007.hatenablog.com/entry/2014/11/03/183812
奈良時代から平安時代にかけて、宮中で催されていた歌会を再現した行事で、実際に当時の平安時代の装束を着た人々が舞をひろうしたり、川上から盃を流したり、和歌を詠みあげます。側では琴の音が鳴り響き、昔の京都の都にタイムスリップしたような感覚が味わえる行事です。
拝観も自由におこなうことができ、神苑楽水苑もこの行事の時は無料で公開されます。拝観者が多く集まり大変混み合うの行事の一つです。
■ 基本情報
- ・名称: 曲水の宴(城南宮)
- ・住所: 京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
- ・アクセス:近鉄「竹田駅」より徒歩15分
- ・電話番号: 075-623-0846
- ・公式サイトURL: http://www.jonangu.com/
23.5月15日 葵祭(京都御所~下鴨神社)
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祇園祭、時代まつりと共に京都三大祭の一つといわれる葵祭。京都御所から下鴨神社にかけて、総勢500名の平安時代の装束を着た人々が練り歩きます。京都の最も古いお祭りと言われ、全ての行列に葵の葉が付けられていることから葵祭とも言われています。また葵祭の中でも有名なのが流鏑馬神事で、葵祭の道中の無事を祈り、公家の装束を着た射手が的を馬に乗りながら弓をひく姿は圧巻です。また矢が的に的中すると、五穀が実り、諸願が成就するとも言われています。
■ 基本情報
- ・名称: 葵祭(御所~下鴨神社)
- ・住所: 上京区京都御苑内
- ・アクセス:今出川駅より徒歩5分
- ・電話番号: 075-211-1215
- ・公式サイトURL: https://www.kyokanko.or.jp/aoi/enkaku.html
24.5月第3日曜 三船祭(太秦・車折神社)
http://tencame.exblog.jp/24116593
嵐山の大堰川において、御祭神である清原頼業公が活躍していた平安時代の船遊びを再現したものです。船の上では、平安装束をまとった人々が、平安時代に楽しまれた様々な伝統芸能を披露します。またこの日の為に公募を行い、選ばれた女性が枕草子で有名な清少納言に扮し、お祭りに華やかさを与えます。
河の側からの観覧も可能ですが、ボートや遊覧船で、より身近に見ることも可能です。京都の春を彩る行事としてとても優美なお祭りです。
■ 基本情報
- ・名称: 三船祭(車折神社)
- ・住所: 京都市右京区嵯峨朝日町23
- ・アクセス: 京福電車「車折神社駅」下車より徒歩約1分
- ・電話番号: 075-861-0039
- ・公式サイトURL: http://www.kurumazakijinja.or.jp/
色々な季節の京都を楽しんでみませんか?
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京都では季節ごとに様々な行事が行われています。お祭りの歴史も、昔の京の景色を再現したものや歴史が深いものが多く、ただ楽しむだけでなく、京都の歴史を肌で身近に感じることができます。また京都の景色と四季折々の自然が重なる姿はとても美しいです。
京都は普段観光するだけでも素敵な街ですが、こういった行事に着目して、旅行の計画を立ててみてもいつもとは違った京都の姿が見れて楽しいかもしれませんね。