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加茂水族館は山形県の鶴岡市に位置し、いま高い注目を集めています。その理由は、ひっそりとブームになっている『クラゲ』。ふわふわと重力を感じさせない自由な泳ぎ方のその姿を見ていると、日ごろの疲れもちょっぴり癒されちゃいますよ。その動きの愛らしさや姿の美しさを楽しむことに特化した展示室が、こちらにはあるんです。その名も「クラネタリウム」。誤字じゃないですよ。今回は、そんな魅力的な施設の見どころをご説明します。
1.今大人気!加茂水族館の魅力とは?
山形県内で唯一の水族館、また古くからの歴史ある水族館でもあります。 クラゲ以外の海洋生物ももちろん展示されていますが、しかしなんといっても加茂水族館を一躍有名にしたのはクラゲのみを集めて作った、クラゲ専用展示室『クラネタリウム』。http://minkara.carview.co.jp/userid/239169/spot/687109/
実は以前、加茂水族館は存続すら危ぶまれている状態でした。しかしクラゲの育成・展示を水族館のメインに据えることで、今や日本中から人々が訪れる人気の観光スポットとなったのです。そんな加茂水族館自体のサクセスストーリーからもなんだか勇気をもらえますよね。
http://www.jalan.net/kankou/060000/061400/spt_06203cc3320040667/kuchikomi/
クラネタリウムを見つめるだけでなく、クラゲの餌やりといった日常ではなかなか体験できないことも加茂水族館ならチャレンジできちゃいます。クラゲ好きにも、クラゲの魅力をまだご存知ないと言う方にもどちらにもイチオシしたい水族館です。
加茂水族館がある鶴岡市加茂は山が海に迫る地形の場所ですが、小さな入り江にある加茂漁港に隣接する水族館です。また、この辺りは幹線道路から外れていますが、同じ鶴岡市の湯の浜温泉 や温海温泉にも近い場所です。実は設立は古く、1930年に元になる施設が設立されました。しかし1990年代、隣の新潟県に日本海沿岸では最大の水族館ができてから入場者が激減し、存立が危ぶまれます。1999年から始めたクラゲの展示が好評となり、人気の水族館に生まれ変わりました。そして、2014年には新館が完成して、 さらに多くの入場者を迎えています。
2.もうあなたは知っている?クラゲが持つ不思議な魅力!
http://kamo-kurage.jp/annai/floorkurage/
ふわりと空中に浮かび上がるような自由な泳ぎ方、そして半透明な美しいカラダ…クラゲに詳しくなくても、加茂水族館を訪れるとクラゲの美しさにうっとりと目を奪われるものです。
最近はクラゲが持つ癒し効果について科学的にも解明されてきています。
- クラゲの癒し効果を測定する試みでも、クラゲを鑑賞することにより、ストレスが低下する可能性が指摘されている
-
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B2
3.加茂水族館でクラゲを隅から隅まで知ってしまおう!
加茂水族館ではクラゲをただ見ることができるだけではありません。なんと館内には『クラゲレストラン』なるものがあり、クラゲアイス・クラゲソフトやクラゲラーメンといった独自メニューを味わうことができるんです。 泳いでいたクラゲを見つめるだけでなく、食べて食感や味まで楽しめるとは驚きです。まさにクラゲを一から十まで知ることができる、クラゲ水族館ならではの工夫ですよね!ちなみにクラゲ入りのおまんじゅうなどが揃っているお土産売り場も要チェックです。 レストランは、入り口を入って右側、ちょうど土産物売場の奥にあります。このレストランは、海が見渡せるロケーションにあり、通常のメニューでは旬の庄内浜の海の幸を使った料理が頂けます。でも、せっかくですからクラゲが入ったメニューを食べてみてください。クラゲは中華料理の食材として有名で、昔から食べられていまが、クラゲの入ったアイスやラーメンが食べられるのは、ここだけですよ。お土産売り場では、クラゲを描いた様々なグッズも売られています。かわいい物もあるので、ぜひ、チェックしてみてください。http://gemba-sembonknock.com/2012/04/04/0900.html
思わずクラゲを好きになる、明日からの元気をもらえる水族館です。
冬は、日本海の荒波を鑑賞することができます。波の華がアザラシくんたちにも!!
■ 基本情報
- ・名称:加茂水族館
- ・住所:山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
- ・アクセス:JR鶴岡駅より約30分「加茂水族館」下車すぐ
- ・開館時間:9:00~17:00(夏休み期間 9:00~18:00)
- ・休館日:なし
- ・電話番号:0235-33-3036
- ・入館料:大人→1000円、小・中学生→500円、未就学児→無料(各種割引有り)
- ・公式サイトURL:http://kamo-kurage.jp/
4.加茂水族館以外にもある!?人気の高い『クラゲ水族館』をご紹介!
新江の島水族館
長年クラゲ飼育の第一線をキープしている、新江ノ島水族館です。こちらには『クラゲファンタジーホール』という半ドーム式の空間が作られています。中央に据えられた球型水槽『クラゲプラネット~海月の惑星~』もとっても綺麗です。宇宙を漂うかのような、幻想的な雰囲気に浸ることができます。 江の島水族館の開業は昭和29年と古く、日本における近代的水族館の第一号として誕生しました。その後、高い飼育技術を持つ水族館として、多く生き物のの飼育を成功させています。そんな江の島水族館におけるクラゲファンタジーホールは、1988年に開設しています。これは世界初のクラゲ展示館で、独自に培ってきたクラゲ飼育技術により、10種類以上のクラゲを飼育展示することができるようになりました。平成16年からは、新江ノ島水族館としてグランドオープンしており、今も多くの入場者が訪れています。■ 基本情報
- ・名称:新江の島水族館
- ・住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1
- ・アクセス:小田急江ノ島線の片瀬江ノ島駅から徒歩3分
- ・開館時間:9:00~17:00(季節によって変動有り)
- ・休館日:なし(臨時休業有り)
- ・電話番号:0466-29-9960
- ・入館料:大人→2100円、高校生→1500円、小・中学校→1000円、3歳以上~→600円
- ・公式サイトURL:http://www.enosui.com/
しながわ水族館
http://inoue.seikatsusha.me/blog/2008/07/28/6522/
東京都品川区にあるので、非常にアクセス良好な水族館です。クラゲの種類自体は少ないものの、約百匹のクラゲが独特な形の四つの水槽でゆらゆらと泳ぐ姿は見ものです!ちょっとお疲れ気味な時、気軽に立ち寄れる水族館です。
しながわ水族館は、しながわ区民公園の中にあり、京浜急行「大森海岸駅」からは歩いていける距離で、JRの大井町駅からは無料送迎バスが出ています。1991年の開館で、水槽の中の透明なトンネルから魚たちを観察できるトンネル水槽など多くのユニークな水槽のある水族館です。クラゲの水槽は、そんなしながわ水族館の人気スポットの一つ。ここでは、LED調光装置を用いた演出を行っており、水中を漂う幻想的なクラゲの姿を楽しむことができます。
■ 基本情報
- ・名称:しながわ水族館
- ・住所:東京都品川区勝島3-2-1
- ・アクセス:京浜急行「大森海岸駅」下車 徒歩約8分、JR京浜東北線「大井町駅 中央改札(アトレ口)・東口6番乗場」より無料送迎バス 約15分
- ・開館時間:10:00~17:00(季節によって変動有り)
- ・休館日:毎週火曜日、元旦
- ・電話番号:03-3762-3433
- ・入場料:大人→1350円、小・中学生→600円、4歳以上~→300円、シルバー割引有り
- ・公式サイトURL: http://www.aquarium.gr.jp/index.html
下田海中水族館
2013年オープンしたばかりの新しい『クラリウム』がある水族館です。クラゲの世界に音と香りを組み合わせた、究極の癒し空間が広がっています。所要時間は一時間ほどですが、ちょっと時間に余裕を持ってのんびりと見て回ることをおススメします。 下田海中水族館のある場所は、伊豆半島の先端部に近い下田市で、東京からは電車で3時間かからずにで行けるところです。天然の入り江を利用した水族館で、自然に囲まれたきれいな海をそにまま生かした水族館です。ここの見所は、入り江に浮かんだアクアドームペリー号。円形の船の中に巨大な水槽があり、ここで伊豆の海を再現しています。クラリウムは、マリンスタジアムの入り口にあり、慢性的なストレスを軽減する「アロバランス」の香りや音楽とともに、伊豆周辺に生息するクラゲを展示しています。■ 基本情報
- ・名称:下田海中水族館
- ・住所:静岡県下田市3−22−31
- ・アクセス:伊豆急行下田駅より 定期バス/7分・タクシー/5分・徒歩/25分
- ・開館時間:9:00~16:30(季節によって変動有り)
- ・休館日:平成26年12月16日(火)~19日(金)
- ・電話番号:0558-22-3567
- ・入場料:大人→2000円、子供→1000円
- ・公式サイトURL: http://shimoda-aquarium.com/
加茂水族館のご紹介でした。いかがでしたか?ふわふわ漂うクラゲたちがさまざまな色の光で彩られる「クラネタリウム」の美しさは、画像でも十分伝わったのではないでしょうか?様々な種類のものを鑑賞できたり、その生態を勉強できたり、しまいには食べることまで出来てしまうので、こちらで一日たっぷり楽しめばあなたもすっかり博士の仲間入りです!山形まで行くのは遠い!という方は、江ノ島、品川、下田などへ行ってみてくださいね!