そびえる巨岩に海が見える！海中から反り立った古川岳とは？

長崎県北松浦にある佐々町には、佐々谷に沿ってゆったりと流れる笹川の西に古川岳連峰が聳え立っています。古川岳には遊歩道が整備されていますが、高さは200m前後の山々ですがその成り立ちから、体力が必要な山歩きとなります。

Ⅰ．古川岳 とは？

古川岳は佐々川衝上断層によって出来た山塊で、遊歩道で見る事が出来る巨岩は佐々川の地下800m下のものと同じ地層で、何万年も前に海の底に巨大な力が加わって断層が生じたために、海底が隆起して出来たものと考えられます。

Ⅱ．古川岳 の見どころ

i . 古川岳の巨岩

何万年も前に隆起した佐々川衝上断層の浸食景観には、海の底にあるはずの景観が高さ200mの山の上に広がり、砂岩の浸食によって黄金色に輝く岩、人面岩や無数の穴や岩の間の貝殻など、神秘的な岩が連なって屹立しています。

ii . 古川岳展望所

古川岳連峰で一番の眺望が得られる古川岳展望所には、十体の古川岳観音像のうち文殊菩薩が、切り立つ崖のほぼ先端に祀られています。

展望所からの眺め

iii . 古川岳遊歩道の仏像

古川岳展望所の他にも村人達が古川岳に担いで登り祀った仏像が、古川岳遊歩道の城辻山近くの観世音菩薩から展望所の文殊菩薩まで10体が祀られています。

iv . 三柱神社

古川岳連峰の三尊岳に貞享２年（977年）に創建された三尊大明神は、参詣の便を図るために麓に遷座されて、その後、文化２年（1805年）に現在の場所（佐々駅から徒歩８分）に祀られ、文化14年（1817年）に三柱神社と改称されました。

iv . 河津桜

松浦鉄道佐々駅から徒歩５分の佐々川のほとり1.5ｋｍにわたって、約300本の河津桜と大島桜が交互に植えられている桜並木があり、２月下旬から３月上旬にかけて早咲きの約150本の河津桜が見頃になります。

v . 真竹谷のしだれ桜

山に囲まれた真竹谷にある公園には、全国から集められたという約30本の枝垂れ桜があり、３月下旬から４月上旬にかけて、様々な桜色が咲き競います。

vi . 皿山公園の花菖蒲園

古川岳遊歩道の鴨川登り口近くにある皿山公園には、５月末から６月中旬にかけて約２万株のハナショウブが満開になる菖蒲園があります。

皿山公園には、ハナショウブだけでなくソメイヨシノ、シャクヤク、アジサイ、10月桜など、四季折々の花が楽しめます。

Ⅲ．古川岳 を訪れた人の声

念願の古川岳に登りました。足下は、サクサクと腐葉土がいっぱい。空と周りを見上げると、木々が私のいる空間を囲んでいました。とっても静かで、不思議な世界でした。沢山の観音様や菩薩様が佐々の全てを見守って下さっていました。大切な友達をお守りください、と祈りました。エスコートありがとう。

— はなはなみんみ (@1Yushiko) 2013, 2月 17

古川岳遊歩道、頂上付近の桜はまだ５分咲きくらい。ゆっくり登って汗とアルコールが流れた。 http://t.co/lwLR5aPsuh
— まさこ (@kiyopyon43) 2013, 3月 23

@1Yushiko 古川岳良かったね。佐々クラブのウォーキングで、世話役で展望台に行った事があるよ(^_^)春になったら真竹谷の垂れ桜が咲くから、それを見ながら歩きたいなヾ(=^▽^=)ﾉ（杉花粉が多いのが心配だけどね）

— わがままママ (@FumikoSp9u65m9) 2013, 2月 17

Ⅳ．古川岳 場所と基本情報