美しい海や草花に山、温和な人々の多い沖縄県といえば行ってみたいと思う人は多いのでは?!そんな沖縄県の那覇市に航海の守り神<天妃>を祀る【上天妃宮】その史跡があります。この<天妃>は中国で<媽祖・マソ>と呼ばれていた女性。沖縄の上天妃宮跡の石門との関係はどの様なものなのでしょう。
中国と行き来のあった沖縄の船も<天妃>を祀り、出発する時や着いた時にはその地の<天妃宮>(天妃廟とも)に詣でていたという事です。現在では天妃宮自体は残っておらず、その入り口である石門だけが残っています。石を積み上げた外壁に木材で作られた扉は、どこか中国を想わせる雰囲気。立派な石門の前には石積みと石段が琉球石灰岩で造られ、石積みの上に「天妃宮跡」の石碑が建っています。沖縄独特の石積みの用法が素敵です♪
更に周辺には「対馬丸記念館」もありますので、是非一度訪れてみてください。
詳しくはこちら>>総務省・一般戦災死没者の追悼ページ
日本に居ながらにして、中国を味わうことのできる沖縄。琉球の暖かく和やかな空気と共に普段は気がつかない新しい発見が貴方にもあるかもしれません♪
1.「上天妃宮跡の石門」とは?
【上天妃宮】(カミテンピグウ)と読みます。ちなみに【下天妃宮】(シムヌティンピ)という同じく航海の守護神を祀っている場所もあった様です。前者よりも後者の方が古いのですが、後に関連した神像などは【上天妃宮】に移されました。14世紀の終わり頃、中国福建省の人々が沖縄に来るのと同時に<天妃>を祀る信仰が伝わり、沖縄県に【上天妃宮】と【下天妃宮】が作られたという事です。現在は【上天妃宮】の石門とそこに続く石垣がだけが残っています。2. 「上天妃宮跡の石門」の魅力
中国との繋がりが濃く、独特な文化が魅力の沖縄で【上天妃宮跡の石門】もその歴史を感じられる一つではないでしょうか?航海の守護神として祀られている<天妃>は10世紀後半の中国福建省の一部で<媽祖(マソ)>と言って崇められていた女性の事です。中国南部の沿岸地方で広く信仰されていました。明の皇帝が<媽祖>に<天妃(テンピ)>という称号を贈った事でそう呼ばれるようになります。中国と行き来のあった沖縄の船も<天妃>を祀り、出発する時や着いた時にはその地の<天妃宮>(天妃廟とも)に詣でていたという事です。現在では天妃宮自体は残っておらず、その入り口である石門だけが残っています。石を積み上げた外壁に木材で作られた扉は、どこか中国を想わせる雰囲気。立派な石門の前には石積みと石段が琉球石灰岩で造られ、石積みの上に「天妃宮跡」の石碑が建っています。沖縄独特の石積みの用法が素敵です♪
3.周辺おすすめスポット
福州園
那覇市と中国・福州市の友好都市10周年を記念して建設された中国式庭園です。中国・福州市にある公園を模して建設されたそうで、見事な石の彫刻や中国様式の建築物など、水墨画の様な世界が楽しめます♪入口には沖縄名物のシーサーならぬ石獅子が魔除けとして置かれ、日本の狛犬や沖縄のシーサーとはまた違った発見があるので是非見てみてください♪入場無料でお気軽に散策にいけます。海鳴りの像
幾多の歴史の中でも忘れてはならない戦争の記憶、沖縄も壮絶な戦争の歴史が刻まれています。戦時中、沖縄県民が乗船し撃沈された船舶25隻の犠牲者1927名が祀られている海鳴りの像。旭ヶ丘公園の中に戦時遭難船舶遺族会の手によって建立されました。戦時中の雷撃により沈没し、犠牲になった沖縄市民の慰霊を目的としてたてられています。今、まさに再び戦争の悲惨さや平和への願い、意識を再確認するいい機会です。更に周辺には「対馬丸記念館」もありますので、是非一度訪れてみてください。
詳しくはこちら>>総務省・一般戦災死没者の追悼ページ
久茂地川
那覇市内の中心部を流れる代表的な川です。海水も入っており潮の満ち引きで水位が変わります。都市化が進むにつれて美しさは満点とまではいきませんが、現在浄化にも力を注いでおられます。モノレールの高架が川沿いを走行しているので駅からも川の眺めを楽しむ事ができます。遊歩道が整備され石橋が架かっていたり、夜にはネオンが川に映りロマンチックな様子も見られ、散策にはもってこいではないでしょうか。4.口コミ
近所をぶらぶら散歩していると、ガイドブックにも載っていない史跡に出くわします 天妃宮跡 pic.twitter.com/HtA9JTQ0Xw
— 吉田 朔 (@haha_sakutaro) 2015, 8月 5
天妃宮跡、旧那覇に戦前から残る数少ない建造物 #沖縄電気軌道跡を歩く #開通100周年 http://t.co/2uFv9NDZBn
— やなぎ一 (@yanagi1) 2014, 5月 3
天妃宮跡。今は小学校の隅。 http://t.co/DlGXIaPh
— 森の人 (@mountainhermitt) 2013, 2月 8
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称: 上天妃宮跡の石門
- ・住所: 沖縄県那覇市久米1-3-8
日本に居ながらにして、中国を味わうことのできる沖縄。琉球の暖かく和やかな空気と共に普段は気がつかない新しい発見が貴方にもあるかもしれません♪