Norio NAKAYAMA
嵯峨野の天台宗の寺院で、小倉山二尊院華台寺。本尊が二如来ある事から二尊院と名前をつけたそうです。本尊が二体ある事はとても珍しい!そんな二尊院はどんなお寺なんでしょうか。今回はそんな二尊院の魅力に迫ります。
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1、二尊院とは?
嵯峨野は静かで自然の美しい場所です。特に二尊院は紅葉の馬場と呼ばれるほどに美しい紅葉が門前から広がります。参道を歩くだけでも、穏やかな気持ちにさせてくれるのは美しい紅葉が天井のように広がるからかも知れません。紅葉だけでなく、本尊が二体あるのも珍しいのですがその事が名前の由来にもなっているので一度は訪れて頂きたい場所です。庭には和歌を読んだ木板があるので、それを読みながら散策するのも楽しいと思います。
2、二尊院の魅力
総門を潜れば、そこは紅葉の馬場。勅使門まで延々と続く紅葉のトンネルは、誰もがうっとりとする程に美しい姿を見せてくれます。この二尊院は、嵯峨天皇が創立した華台寺を法然上人が鎌倉時代に再興したもの。その後に、応仁の乱で荒れ果てた姿になりました。江戸時代に復興し今の姿となります。総門は伏見城の医薬門を移築した事も特徴的です。3、二尊院の見どころ・ポイント
1、発遣の釈迦と来迎の阿弥陀の二尊
二尊院の本尊は発遺の釈迦と来迎の釈迦が二体あります。発遺の釈迦如来はは、阿弥陀如来の極楽浄土へ誘い、来迎の阿弥陀如は浄土へ迎える為のもので庭の寂光園は浄土をあらわしたものだそうです。人間の生涯を通して阿弥陀如が側にいて導いてくださる意味を持っているようです。
2、総門
総門を潜れば、そこは紅葉の馬場。勅使門まで延々と続く紅葉のトンネルは、誰もがうっとりとする程に美しい姿を見せてくれます。この二尊院は、嵯峨天皇が創立した華台寺を法然上人が鎌倉時代に再興したもの。その後に、応仁の乱で荒れ果てた姿になりました。江戸時代に復興し今の姿となります。総門は伏見城の医薬門を移築した事も特徴的です。
3、遺された和歌
総門をくぐり左には、西行法師庵の跡があり石碑には「嘆けとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな」の歌があります。石碑の横には木の立て札があり、こちらにも歌が書かれています。
「我かものと 秋の梢を思うかな 小倉の里に 家居せしよ里 軒端の松」 西行法師
「志のばれむ ものともなしに 小倉山 軒端の松ぞ なれて久しき」 藤原定家
「小倉山 峯のもみしは こころあらは いまひとたひのみゆき待たなむ」 藤原忠平
4、紅葉の馬場
紅葉の馬場と名高い総門から真っ直ぐ伸びた道には、秋には美しい紅葉が、春には二尊院普賢以象桜といって1つの花にたくさんの花弁が開く遅咲き桜を見ることも出来ます。秋は紅葉のトンネル、春は桜のトンネルを楽しむことが出来るのも嵯峨野らしいと言えますね。
4、二尊院を訪れた人の声
【8日の京都旅行③】
二尊院は工事中で本堂を拝観することは出来なかったけれど、境内から少し登った所には、藤原定家が百人一首を選定した場所とされる時雨亭跡が。たまらんですわ。
pic.twitter.com/KWXijfWgVQ
— 百音 (@momonet1202) 2015, 3月 9
二尊院の桜✨
朝早く行くと、ゆっくりと眺められます。
pic.twitter.com/bdYNZPulyZ
— たーちゃん 改 Vr.1.7 (@tarchan_c4_4o) 2015, 2月 23
二尊院✨
今月から工事で…残念ながら本堂は入れずでした