街並みの随所に城下町の風情を感じさせる、山口県萩市。その萩の特産品といえば夏蜜柑です。
明治の初め、政変により困窮した士族を救うために始まったという萩の夏蜜柑栽培は大正時代になる頃には、全国でも最大の規模を誇っていたそう。
夏蜜柑の生産量はピーク時に比べてかなり減少したものの、現在も武家屋敷の土塀から夏蜜柑の木がのぞく光景や夏蜜柑菓子は、 萩の名物として愛され続けています。
今回ご紹介するのはそんな夏蜜柑菓子の代表ともいえるお菓子『夏蜜柑丸漬』。
名前の通り、夏蜜柑の皮を丸ごと使った見た目のインパクトは一度見たら忘れられません。
『夏蜜柑丸漬』を作っているのは、創業安政5年の老舗『光國(みつくに)本店』。
初代・光國作右衛門氏は、萩で夏蜜柑の栽培が始まったとほぼ同時に夏蜜柑を素材にしたお菓子作りの研究を始めたという先見の明の持ち主。
『夏蜜柑丸漬』は大正5年に、3代目・光國義太郎氏が考案し、誕生したそうです。
現在は女将の良子さんと夫で4代目の仁志さん、5代目の義仁さんを中心に、誕生当時と変わらない製法と伝統を守っています。
1個入り1188円と決してお安くはないですが、製造工程は5日。2晩かけて糖蜜で皮を煮込み、 実をくり抜いた穴から夏蜜柑風味の羊羹を流し込みます。
なんと皮を煮込む糖蜜は、大正5年から継ぎ足しで使っているとか。
これらの工程をすべて手作業で行う手間暇を考えれば、その価値は十分あまりあるほどです。
さっそくいただいてみます。ひと口いれると、口いっぱいに夏蜜柑のいい香りが広がります。
糖蜜が染み込んだ皮は甘さの中に、皮のほろ苦さもちょっぴり感じる大人の味。
お茶はもちろん、ワインや日本酒とも合いそうです。
お店にお伺いしたのは、のどかさを感じる金曜日の午後。
お店の外では、夏蜜柑が入ったコンテナがいっぱい詰まれていました。
こんな何気ない風景も絵になるのが城下町、萩の魅力ですね。
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明治の初め、政変により困窮した士族を救うために始まったという萩の夏蜜柑栽培は大正時代になる頃には、全国でも最大の規模を誇っていたそう。
夏蜜柑の生産量はピーク時に比べてかなり減少したものの、現在も武家屋敷の土塀から夏蜜柑の木がのぞく光景や夏蜜柑菓子は、 萩の名物として愛され続けています。
今回ご紹介するのはそんな夏蜜柑菓子の代表ともいえるお菓子『夏蜜柑丸漬』。
名前の通り、夏蜜柑の皮を丸ごと使った見た目のインパクトは一度見たら忘れられません。
『夏蜜柑丸漬』を作っているのは、創業安政5年の老舗『光國(みつくに)本店』。
初代・光國作右衛門氏は、萩で夏蜜柑の栽培が始まったとほぼ同時に夏蜜柑を素材にしたお菓子作りの研究を始めたという先見の明の持ち主。
『夏蜜柑丸漬』は大正5年に、3代目・光國義太郎氏が考案し、誕生したそうです。
現在は女将の良子さんと夫で4代目の仁志さん、5代目の義仁さんを中心に、誕生当時と変わらない製法と伝統を守っています。
1個入り1188円と決してお安くはないですが、製造工程は5日。2晩かけて糖蜜で皮を煮込み、 実をくり抜いた穴から夏蜜柑風味の羊羹を流し込みます。
なんと皮を煮込む糖蜜は、大正5年から継ぎ足しで使っているとか。
これらの工程をすべて手作業で行う手間暇を考えれば、その価値は十分あまりあるほどです。
さっそくいただいてみます。ひと口いれると、口いっぱいに夏蜜柑のいい香りが広がります。
糖蜜が染み込んだ皮は甘さの中に、皮のほろ苦さもちょっぴり感じる大人の味。
お茶はもちろん、ワインや日本酒とも合いそうです。
お店にお伺いしたのは、のどかさを感じる金曜日の午後。
お店の外では、夏蜜柑が入ったコンテナがいっぱい詰まれていました。
こんな何気ない風景も絵になるのが城下町、萩の魅力ですね。
光國(みつくに)本店
- 所在地/山口県萩市熊谷町41
- 電話/0838-22-0239
- 営業時間/9:00~18:00
- 定休日/不定休
- URL/http://www.mitsukuni-honten.com/
- P/3台
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