首里城へ続く石畳の道のごく近く、5メートルほどの古い石の壁が残っています。昔、ここには涸れることのない、わき水をたたえる井戸がありました。この石の壁は、井戸を囲んでいたもの。豊富な水を求めて、人々が集まってきたというこの場所は「仲之川」、沖縄の言葉で「ナーカヌカー」と呼ばれています。
首里には、仲之川のように、少し路地に入れば、今も史跡がかくれています。ずっと、そこにあっただけのような史跡にも、沖縄の人たちの心が宿っています。
首里には、何か所か水に関する史跡がありますが、仲之川もその1つです。石畳や石積みの見事さ、ひっそりした雰囲気など、往時の首里を感じられるようでした。
沖縄は島なので、雨が降らなければ、水不足になってしまいます。そんな深刻な状況を仲之川は何度も救ってきたのでしょう。今はここでわき水を見ることはできません。ですが、今も涸れているわけではないそうです。ここに立つと、どこからともなく、水の音が聞こえてきますよ。
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1.「仲之川」とは?
金城大桶川と寒水川桶川、2つの川の間にあることから、仲之川(ナーカヌカー)と言われています。どんな日照りにも涸れず、雨が降っても濁ることのなかった仲之川は、付近の住民だけでなく、琉球王朝の御用水にも用いられたといいます。那覇市の指定文化財。2. どんな魅力が?
仲之川のある那覇市、首里のあたりは、古き良き沖縄の風景がところどころに残っています。沖縄の石灰石を敷きつめた石畳、緑のつたがはっている石垣、赤瓦など、それを知らないわたしたちに、琉球の面影を投げかけてくれます。首里には、仲之川のように、少し路地に入れば、今も史跡がかくれています。ずっと、そこにあっただけのような史跡にも、沖縄の人たちの心が宿っています。
3.見どころ・お勧めポイント
首里金城石畳道
首里城から南西に続く、琉球石灰石で敷きつめられた石畳道は、人気の観光スポットです。NHKの「ちゅらさん」のロケが行われたことでも知られています。かつて、このような石畳道は首里城に向かって、多く見られましたが、現在のこっているのはここだけ。沖縄の原風景のような一帯です。首里金城の大アカギ
戦災を奇跡的にまぬがれた、推定200年以上とも言われる6本の大木がのこっています。首里金城の大アカギは、1972年、沖縄返還と同じ年、国の天然記念物に指定されました。今では、神秘的なパワースポットとして、人気を集めています。うちなー茶屋 ぶくぶく
散策につかれたら、沖縄に伝わるぶくぶく茶で、一休みしませんか。ぶくぶく茶は、お茶の上に、ふわふわとした泡をたっぷりのせたもので、琉球王朝時代のころから、お祝い事のときに飲まれた縁起のよいお茶だと言われています。ここは沖縄の古民家で、風情がある茶屋。ポーポーとのセットがおすすめです。4.口コミ
http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReview-g298224-d7704779-r253746843-Nakanuka-Naha_Okinawa_Prefecture_Kyushu_Okinawa.html
5.詳細
■ 基本情報
- ・名 称: 仲之川
- ・住 所: 沖縄県那覇市金城2丁目11
- ・アクセス: ゆいレール 首里駅より徒歩15分ほど
- ・営業時間: いつでも
- ・定 休 日: なし
- ・電話番号:
- ・料 金: 無料
- ・所要時間:
- ・オススメの時期: いつでも
- ・公式サイトURL:
沖縄は島なので、雨が降らなければ、水不足になってしまいます。そんな深刻な状況を仲之川は何度も救ってきたのでしょう。今はここでわき水を見ることはできません。ですが、今も涸れているわけではないそうです。ここに立つと、どこからともなく、水の音が聞こえてきますよ。