wakame0112(写真提供)
京都を一望できる山の上にガラスの茶室があるのをご存知ですか?構想から5年と言う月日を経て、昨年4月に京都・山科の青蓮院・将軍塚青龍殿に展示されました。このガラスの茶室は今年までの期間限定で展示されています。今回は今しか観れない、世界に一つだけの「ガラスの茶室-光庵」を紹介します。京都の「ガラスの茶室」が話題!
http://jp.hypebeast.com/2015/4/tokujin-yoshiokas-kou-an-glass-tea-house-reinterp…
「ガラスの茶室」は、2002年に構想された「透明な日本家屋」の建築計画として始まりました。2011年に開催されたヴェネツィア ビエンナーレ国際美術展にて発表されたデザインから5年の構想期間を経て、2015年春に京都の将軍塚青龍殿の大舞台にて展示されることになりました。「光庵」と呼ばれるガラス張りの茶室は、その名前のように光りの煌きをまとっており、時間帯によっては茶室のガラスが太陽光に反射して、プリズムを織りなす様がとても美しいです。七色に輝くプリズムを両手で受け止めれば、手のひらに7色の虹が映ります。美しく神秘的で感動すること間違いなしです。
作ったのは「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれた方
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この「ガラスの茶室」を手がけたデザイナー吉岡徳仁氏は、SWAROVSKIをはじめ、HermèsやBMW、CartierやLEXUSなどの有名ブランドのプロジェクトも手がけています。「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれているので、実力は折り紙付きですね。デザイナー吉岡徳仁氏の作品は、ニューヨーク近代美術館、サンフランシスコ近代美術館、パリ・オルセー美術館などに展示されているんです。そんな実力者の造った物がこの目で見られるのは貴重な体験だと思いませんか。
時間によって美しさが変化します
ガラスの茶室は、その日の天候や見る時間帯、季節により表情を変えてくれます。茶室はガラスとステンレスミラーのみで構成されており、ステンレスミラーのフレームは、光を反射しガラスと同じように透明に見えてきます。茶室はガラスなので、どの角度からも見ても自然が映り込むデザインなんですよ。
一番美しいのは晴れた日。晴れた日には、天井から太陽の光がガラスに反射して虹色の光が現れます。これが見れたらあなたはラッキー!
おすすめは夕日が沈む頃。夕日がガラスと反射して、幻想的な光景を目の当たりにすることができます。昼間とは違って、夕日に照らされれ黄金色に輝く茶室にパワーすら感じられます。
今の時期なら夕日が沈んだ後のガラスの茶室も観ることができます。京都の街の明かりがぽつぽつと灯され、夜景が映し出された茶室はまさに息をのむ美しさです。ゆっくり観たければ、夜間ライトアップがある日などを狙っていくのもいいかもしれませんね。
実は建っている場所もスゴイ!
http://jp.hypebeast.com/2015/4/tokujin-yoshiokas-kou-an-glass-tea-house-reinterp…
「将軍塚清龍殿」は、京都東山の山頂に2014年10月にできたばかりの京都東山の新名所で、清水寺の4.6倍という広大な大舞台があります。標高220mの高さにある大舞台からは、京都や大阪の街並みまでを観ることができるパノラマの大絶景が楽しめます。「将軍塚清龍殿」からの京都の景色を見ながら、行ったことがある観光スポット、鴨川や清水寺、御所や平安神宮などをみんなで探すのも楽しいかもしれませんね。
パノラマ×ガラスの茶室の絶景が美し過ぎる
http://chnstz.net/2015/07/hikarian_kyoto/
京都が一望できる大パノラマの景色と非常に透明度が高いガラスを通して見えるまわりの景色は、まさに絶景。清水の舞台の4.6倍、1千平方メートル超の広さを持つ将軍塚青龍殿の大舞台の中心に建つ「ガラスの茶室-光庵」の美しさには圧倒されてしまいます。晴れていれば、京都の市内だけではなく、ガラスの向こうに青空まで見えてしまうなんて、想像しただけでワクワクしそうです。
ガラスの茶室を訪れた人の声
京都の将軍塚青龍殿ガラスの茶室を見に行ってきました!! 晴れていたらもっとキレイだったけど良かったよー(^ω^) pic.twitter.com/k0WTig0iGP
— 胃袋をつかめ (@love_1296) 2016, 1月 10
運動不足解消とか思って将軍塚の青龍殿までサイクリングしたけど坂えぐ過ぎて普通に筋肉痛なるわ笑ガラスの茶室は綺麗やった pic.twitter.com/VnItN2u6cF
— 若山 哲也 (@wtetuyaw1) 2016, 1月 3
ガラスの茶室-光庵 詳細
■ 基本情報
- ・名称:将軍塚青龍殿 ガラスの茶室-光庵
- ・住所:京都 将軍塚青龍殿 京都府京都市山科区厨子奥花鳥町28
- ・アクセス:土・日・祝日は市内を循環する京阪バスの運行あり
- ・展覧会期間:2015年4月9日(木)~2016年(未定) ※終了日の3ヶ月前に吉岡徳仁デザイン事務所ホームページにて告知
- ・定休日:会期中無休
- ・拝観時間:9:00~17:00
- ・電話番号:075-771-0390
- ・拝観料: 大人500円、中高生400円、小学生200円
- ・公式サイトURL:http://www.tokujin.com/
このガラスの茶室が観れるのは2016年までの予定なので、是非春休みの計画に入れてみてください。
素材提供:トリップアドバイザー