ドライブ旅行中「あっ！しまった！」とならないために・・国道だけど避けて通りたい「酷道」5選

先日、筆者（りさじん）は旅行先で車を運転していて「あっ！しまった！この道来なければよかった・・」と思うことがありました。酷い道路状況で運転が困難なんです。国道だから大丈夫だと思ったんですが・・・実はそこは「酷道」として有名な場所でした。

知らない土地ではなるべく良い道を走るため「国道」を優先して選びますよね。でも、「国道」なのに「酷道」という場所が全国にはあります。皆さんが「酷道」を選んでしまわないように・・5つ選んでご紹介します。

1. 国道157号線　【福井県大野市～岐阜県本巣市付近】

「危険　落ちたら死ぬ！！」の看板！これは怖い・・・。国道157号線は石川県金沢市から福井県を経由し、岐阜県岐阜市までの199.6kmを結んでいます。福井・岐阜県境の温見峠は冬期閉鎖となりますが、福井県大野市熊河から岐阜県本巣市根尾能郷までの区間は、乗用車でもすれ違い困難な狭路。ゆえ、このような看板が建てられています。

狭いだけじゃない・・断崖絶壁！

すれ違い困難な狭い道というだけでなく、倉見渓谷沿いは、断崖絶壁の道。ハンドル操作を誤ると谷底に落ちるのではないかという恐怖感が伴います。まさに、看板どおり「落ちると死ぬ！」道なんです。


■地図はこちら

2. 国道352号線　【新潟県魚沼市～福島県檜枝岐村付近】

上記写真は「洗い越し」といわれる川に橋が架けられていない道。車が通行するには水の中を入ってこの川を越えていかなければなりません。国道352号線は新潟県柏崎市から栃木県上三川町までの333.1kmの国道。途中、魚沼市から奥只見湖付近へ向かう道は大変険しく、このような「洗い越し」が何箇所も登場します。

70kmにも渡る「酷道」

県境付近では、急カーブの連続で断崖絶壁に沿った狭道が続きます。枝折峠と奥只見湖畔の谷越えの屈曲は険しく、迂回を重ねます。この険しい区間は合計70 km以上！また、「洗い越し」は水量の多い場所も・・・。バイクの方は大変ですよねえ・・。

■地図はこちら

3. 国道324号線　【長崎県長崎市】

国道324号線は長崎県長崎市から熊本県宇城市に至る86.6kmの区間。そのうち、長崎市浜町付近は、「浜町アーケード」商店街となっていて、歩行者専用道路になるため、1日5時間しか通行できません。国道なのに歩行者専用道路になっちゃうんです！！

迂回するか、お買い物するしかありません！（笑）

ここまで楽しそうな商店街なら車を降りてお買い物しちゃうしかありませんね！（笑）目的地にお急ぎの方は迂回してください。


■地図はこちら

4. 国道166号線　【大阪府羽曳野市～奈良県大和高田市付近】

国道166号線は大阪府羽曳野市から三重県松阪市に至る132kmの区間です。羽曳野市内から奈良県大和高田市の区間は、住宅街を縫うように国道が走っており、路地のような狭い生活道路や一方通行などがあり、車がスピードを出せないようになっています。

国道なのに進入禁止の標識が…

国道を直進していたら、突然進入禁止の標識が・・・！！ドライバーは何かの間違いかと焦る瞬間です。道幅がこの先狭いため、一方通行路にしているのです。166号線は国道をまっすぐ走破できないしくみになっています。


■地図はこちら

5. 国道339号線　【青森県外ヶ浜町付近】

国道339号線は青森県弘前市から東津軽郡外ヶ浜町を結ぶ108.4kmの国道です。竜飛岬にあるのは「階段国道」。そう、階段になっているので車はもちろん、自転車やバイクも通行できないのです。竜飛岬の上と港が階段で結ばれています。

観光名所として有名になっています

「酷道」を逆手に、車が通れない国道「階段国道」として、地元では観光名所と化していて、記念写真を撮影したり、旅行時に立ち寄る人たちも大勢います。竜飛岬からの美しい津軽海峡の景色を望む公園のように整備されています。
■地図はこちら