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日光東照宮は人気観光スポットとして知っている方も多いと思います。いろは坂や中禅寺湖、華厳の滝なども近くにありますし、今では国内のみならず、海外からのお客様でも連日賑わっています。修学旅行生も多く訪れ、世界遺産にも登録されている歴史のある建物なので、日本人としてここはおさえておきたいという場所ですよね。有名な「見ざる聞かざる言わざる」を見に行ってみませんか?今回は、見所を全てまとめてみました。暖かくなってきたので、ご家族でお出かけして、たくさんの思い出を作ってみてください!
1.日光東照宮とは?
http://yama-tabi-hana.seesaa.net/article/371670802.html
日光東照宮は、日本で10番目に世界遺産に登録された日光の社寺のうち最も有名なお寺。1617年に創建され、徳川家康を祀っているのは有名な話ですよね!徳川家光により大造換られた内外装は、華麗で細かい装飾と豪華な造りが特徴です。 場所は関東の栃木県日光市に位置します。最近では外国人にも人気で、その観光客数は年々増加中。きらびやかな装飾の数々は5000点以上あると言われているんですよ!
2.東照宮ってどんなところ?
shiori.k
東照宮は、一ノ鳥居をスタートし、五重塔や神厩舎、陽明門などを巡り本地堂に向かう順番が一般的。ちなみに、このコースだけで2時間ほどかかります。表門からは拝観料がかかり、陽明門からは混雑緩和のために一方通行となるので、注意しましょう。 Kentaro Ohno
東照宮内は階段が多いので歩きやすい靴が良いですね。また、三猿や眠り猫、本地堂の鳴龍など見どころが多いので、一日かけてゆっくりと見て周りるのがオススメ! 3.東照宮の見どころ
石鳥居
http://oilmore.blog.jp/archives/29836829.html
1618年に黒田官兵衛(戦国時代から江戸時代前期にかけての武将・大名)の息子、黒田長政が奉納しました。鳥居に使われた石は九州から船で運び、小山からは陸路で運んだそう。江戸時代に建てられた石鳥居の中では最大で、鎌倉八幡宮と京都八坂神社と並んで日本三大石鳥居と呼ばれているんですよ!真ん中にある「東照大権現」は、畳一枚分という巨大な大きさ。平成になってから西側の柱の方が10cmほど太いということがわかり、密かな謎を呼んでいるとか…。
五重塔
http://jupitas.blogspot.jp/2012/05/uki.html
1650年に建立され、焼失のため1818年に再建されました。五重塔はそこまで大きくはありませんが、木々に囲まれ華麗な色使いで、誰もが目を奪われます。この建物は耐震・耐風のため心柱が4層から吊るされ、地面についていません。スカイツリーにもこの応用が使われているほど!
http://blogs.yahoo.co.jp/kassy1946/52894010.html
また1層周囲には、方角を表す十二支が描かれています。4面に3種ずつあるこの彫刻は、正面から見える「寅・卯・辰」が「徳川家将軍の家康・家忠・家光」に対応していると言われています。 表門
Kentaro Ohno
左右に仁王像があるので、仁王門と呼ばれることも。正面には寺院で見られる仁王像、背面には神社で見られる狛犬が配置されています。これは国内でも珍しく、神仏習合の流れで東照宮に建造されたと言われています。 http://blogs.yahoo.co.jp/kassy1946/52985061.html
獏(バク)や麒麟などの彫刻が施され、繊細で見ごたえがあります。虎の中に混じっている豹は、当時は虎の雄と考えられていたようです。一匹だけ水玉模様となっているので、注目してみましょう! 三神庫・想像の像
http://makkurokurosk.blog.so-net.ne.jp/2013-12-07
三神庫は上神庫・中神庫・下神庫の3棟のことを指します。これは奈良時代の正倉院の造りを模しており、例祭に使う道具などを納めています。上神庫の想像の像は、作者の狩野探幽作が実際の像を見たことがなく、想像で造ったため実際の像とは少し違うと言われているんですよ!神厩舎・三猿
http://ktmkt8089.at.webry.info/201309/article_3.html
神厩舎は神に使える神馬の勤務場。この建物は、東照宮の中で唯一の素木造りで漆が塗られていません。そのためとても質素な印象になりますが、見事な彫刻はとても素晴らしいです。中でも三猿は有名ですが、猿を彫刻した理由として、猿が馬を守ると信じられてきたからです。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E5%85%89%E6%9D%B1%E7%85%A7%E5%AE%AE
「見ざる・聞かざる・言わざる」で有名な三猿ですが、実は8面に渡って彫刻が施されています。小猿を通して人の一生を表しているとされています。 http://qt-yoshimoto.ai-plus.com/blog/?p=11536
ここは参拝者が自分の口や手を清めて参拝をする手水所。サイフォンの原理(隙間のない管を利用して、液体をある地点から目的地まで運ぶ方法)で水盤から水が出るようになっています。また屋根下にある、水にちなんで装飾された飛龍は、東照宮の中に43ある飛龍の中でも最高傑作と言われています! 陽明門
Kentaro Ohno
総朱塗りの鮮やかさに目を奪われてしまう、陽明門からコの字に本社を取り囲む220mの長い回廊は注目ポイント!また見事な彫刻たちも、ぜひじっくりと眺めたいものです。外側の彫刻は、1枚板の透かし彫りになっていて、「天・地・水」にちなんだものが彫られています。 http://www.sr-aijimusho.co.jp/blog/2013/07/post-487.html
本社の正門であり、朱色が多い東照宮の建築物の中では金と白のコントラストが特徴。正面の上に舜帝朝見の儀の彫刻があり、この人が残した古代の言葉「内平外成」から平成という元号が選ばれました。唐門
http://ibg-kodomo.blogspot.jp/2010/12/blog-post_13.html
陽明門を通って正面に見えてくるのが、唐門。東照宮の中で最も重要な門とされていて、江戸時代には将軍に会える立場である一部の人達しか通ることができないとされていました。御本社
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本殿・石の間・拝殿のことで、一年の祭典はここで斎行されます。拝殿の天井にある狩野探幽らが描いたとされる約100頭の龍には、圧倒されるので必見です!また本殿には平和の願いを込めた54頭の獏の彫刻があります。眠り猫
http://s.webry.info/sp/ktmkt8089.at.webry.info/201310/article_2.html
億社の参道入り口にある眠り猫は国宝に指定されています!長押の牡丹の上で眠っている猫で、意外と小さいのでしっかりと見ないと見逃してしまうかもしれません。江戸の名匠・左甚五郎の作品と言われています。また向かって左に寄って見ると猫が獲物を狙っているように見えるんですよ!平和を壊す者には制裁を加えるという徳川家の力をこの眠り猫に表していると伝えられています。
奥宮
http://blog.livedoor.jp/kenyos/archives/2014-01.html
石段を207段上ると、拝殿・鋳抜門(いぬきもん)・御宝塔があります。杉に囲まれた静かな地に家康公の墓所があり、他の場所とは違い神秘的な場所。坂下門から上は将軍の参拝時以外は通り抜けられなかったそうですよ!宝塔
木造だった宝塔は、後に石造りになり、5代目将軍の徳川綱吉の時に金・銀・銅の合金造りとなりました。宝塔の前にある香炉は、朝鮮王国から朝鮮通信使によって贈られた物。高さは5m、8角9段の石の上にあります。建立以来一度も開けられたことがないそう。叶杉
http://altar.jp/~hiro/?p=4565
宝塔のすぐ横にある樹齢600年以上とも言われる大きい杉の木。この杉は真ん中が空洞になっていて、そのほこらに向かってお願いをすると、願いが叶うと話題になっています!近年はパワースポットとして人気で、混雑時には行列になることも。さまざまな願い事に効くというのでぜひお願いしてみたいですね♪ 4.東照宮のパワースポット
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日光東照宮は山々に囲まれ、最近では多くのパワースポットがあるということで注目を浴びています。メディアでも取り扱われているパワースポットのうち、特に強力な場所を3カ所ご紹介!少しでも良い気を吸収して過ごしたいですね。 北辰の道の起点
http://loveneko0525.blog64.fc2.com/blog-entry-1355.html
唐銅鳥居と御水舎の手前にある曲がり角のことです。鳥居越しに陽明門が直線でとてもきれいに見える場所です。三猿のある神厩舎を過ぎ、御水舎の石畳を右へ曲がるこの曲がり角は、奥宮から発する生気を東京へ送るエネルギーが集中する場所とされています。徳川家康公の墓所(奥宮宝塔)
http://blog.livedoor.jp/kuroihana/archives/1123546.html
日光東照宮の生気の発生源がこの奥宮エリアです。ここへ向かう途中の眠り猫のある坂下門からの階段も、龍道と呼ばれ生気の通り道として、神聖な場とされています。宝塔では特に真横と真後ろが一番強いパワーがあるとされていますので、少しそこでゆっくりしても良いですね♪叶杉
http://blogs.yahoo.co.jp/dmmbr714/folder/1175899.html?m=lc&p=3
宝塔のすぐ横にあるのが大きい杉の木の叶杉。このほこらに願い事を唱えると叶うと言われています。願いを言う時には「どうせ叶わない」ではなく、「この叶杉のおかげできっと叶う」という気持ちを込めることが大切ですよ! 5.立ち寄ってみませんか
東照宮宝物館
http://crt-radio-nikko.blog.jp/archives/23992443.html
徳川家康公の遺愛品や将軍や大名のみならず、朝廷から贈られた奉納品などを展示しています。徳川家康公と日光東照宮をテーマに、数多くの歴史的に貴重な展示品も必見!その中でも家康公を初め多くの将軍の自筆の書描や実際に使用した剣などがあります。 ■ 基本情報
- ・名称: 東照宮宝物館
- ・住所:栃木県日光市山内2301
- ・アクセス: 東北自動車道宇都宮ICから日光宇都宮道路を経て、日光ICで下りる。日光ICから2km。
- ・営業時間: 4/1~10/31 8:00~17:00(その他は~16:00)
- ・定休日: 年中無休(臨時休業有)
- ・電話番号: 0288-54-2558
- ・料金: 大人1,000円、小中学生400円
- ・所要時間: 2時間
- ・公式サイトURL: http://www.toshogu.jp/shisetsu/houmotsu.html
東照宮美術館
http://blog.moonflower.jp/200510/article_2.html
1995年から旧社務所・朝陽閣が美術館として公開。ここには有名な横山大観をはじめさまざまな日本を代表する画伯の作品を展示しています。建物も杉並木の古材を利用し、近代和風建築物として建てられていつので、建築好きな方にはぜひ見てほしいです!
基本情報
- ・名称:日光東照宮美術館
- ・住所:栃木県日光市山内2301
- ・アクセス:JR東武日光駅から東武バス中禅寺湖方面行「神橋」下車、徒歩10分
- ・営業時間:4/1~10/31 8:00~17:00(その他は~16:00)
- ・定休日:年中無休
- ・電話番号:0288-54-0560(代)
- ・料金:大人800円、高校生600円、小中学生400円
- ・所要時間:1時間
- ・公式サイトURL:http://www.toshogu.jp/shisetsu/bijutsu.html
日光東照宮の不思議
陽明門の坂柱
http://blog.livedoor.jp/digicame_papa/archives/51849634.html
陽明門は12本の渦巻き模様が描かれた白い柱で支えられています。この模様をグリ紋と呼びます。11本は上向きの模様となっていますが、背面の右から2本目の柱は模様が下向きとなっているんです!これには魔よけの意味と、完成された建物はいつか崩壊するという言い伝えから来ていると考えられているからだそう。眠り猫と裏側の雀
http://s.webry.info/sp/ktmkt8089.at.webry.info/201309/article_17.html
眠り猫が有名ですが、その後ろ側には雀が竹の中で遊んでいる彫刻があります。これは、雀で平和を表しています。具体的な意味としては、猫が寝ているからこそ、雀は猫に狙われない(食べられる心配がない)から、平和だということだそうですよ!東照宮にはこのように動物を平和の象徴とする箇所が数多くあるんですよ♪
■ 基本情報
- ・名称:日光東照宮
- ・住所:栃木県日光市山内2301
- ・アクセス:JR東武日光駅から東武バス中禅寺湖方面行「神橋」下車、徒歩10分
- ・営業時間:4月1日 ~ 10月31日8:00~17:00(その他~16:00)
- ・定休日:年中無休
- ・電話番号:0288-54-0560
- ・料金:高校生以上1,300円、小中学生450円
- ・公式URL:http://www.toshogu.jp/
日光東照宮は、社寺の中でも数々のすばらしい建物や彫刻、謎や不思議があり、そしてたくさんの自然に囲まれている場所です。それを知ってから訪れると、もっと楽しい発見ができるかもしれませんね。世界遺産としても有名なので、週末は観光客で賑わっています。平日に行く方は、昼間訪れて、ぜひゆったりとした時間を過ごしてみてください。緑の多い場所へ行くからには、パワースポットが欠かせませんね。エネルギーをいっぱいもらって、癒されてください!
素材提供:トリップアドバイザー