箱根温泉に、実は種類があるのをご存知でしたか?その数はなんとなんとの20!!強羅や宮ノ下、芦ノ湯温泉など、一度は聞いたことのある有名どころばかりなのですが、それぞれの場所や泉質などの違いを聞かれると、正直あまり分からないという方も多いかもしれません。そこで今回は、全20湯について、徹底比較しちゃいます!それぞれの特徴を知ってより楽しい充実した旅にしましょう!これまで持っていたイメージが覆るかもしれませんよ。
箱根20湯徹底比較
http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/11011/11011.html
箱根には、歴史の長い温泉や歴史に名を残す有名人と関わりのある温泉などが数多くあります。そんな箱根温泉の20湯それぞれの特徴をご紹介します♪これまでの箱根温泉に対するイメージが変わるかも!?1.箱根湯本温泉
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%B1%E6%A0%B9%E6%B8%A9%E6%B3%89
箱根の玄関口、箱根湯本駅のすぐ近くにある温泉場です。その歴史は箱根温泉の中で最も古く、奈良時代に発見されたと伝えられています。飲食店や旅館、お土産屋も多数存在しており、箱根を代表する温泉街です。湯量も多く、主な泉質は単純泉・ナトリウム性塩化物泉で、神経痛や関節痛に効くと言われています。近くには戦国時代に北条早雲の遺言によって建てられた早雲寺や、明治時代の面影を残す国指定重要文化財など歴史的建造物も所々に点在しています。
■ 基本情報
- ・名称:箱根湯本温泉
- ・住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本698 箱根観光物産館3F(箱根湯本観光協会)
- ・アクセス:電車:新宿駅から箱根湯本駅まで小田急ロマンスカーで約85分
- 名古屋駅から小田原駅まで新幹線「ひかり」乗車後「こだま」に乗継ぎ
- 約3時間25分
- 大阪駅・京都駅から小田原駅まで新幹線「のぞみ」乗車後「こだま」に
- 乗継ぎ約2時間40分~3時間
- 小田原駅から箱根登山線で約15分
- 車:小田原厚木道路小田原西ICから西湘バイパス山崎IC下車、国道1号線沿い
- 高速バス:羽田空港ターミナルから高速バス「箱根湯本エアライナー」乗車
- ・参考サイト:http://www.hakoneyumoto.com/
2.堂ヶ島温泉
http://blog.livedoor.jp/hmdtaiseikan/tag/%E6%97%85%E9%A4%A8?p=33
堂ヶ島温泉と言えば伊豆が有名ですが、箱根にもあるんです!臨済宗の高僧・夢想疎石(1275~1351)がこの温泉を開いたと言われています。泉質は塩化物泉で、冷え性や神経痛、疲労回復に効果があるとされています。堂ヶ島温泉は早川溪谷にあり、宮ノ下のバス停から溪谷に向かって急な坂道や石段を降りて行きます。2013年8月までは『対星館』と『晴遊閣大和屋ホテル』の2つの旅館が営業されていましたが、現在大和屋ホテルは閉館になり、対星館はリニューアルのため休業中となっています。
車では行くことができないため、営業時には各旅館の自家用ケーブルカーとゴンドラが利用されていました。早川の川音と、雄大な自然に癒される温泉場です。
■ 基本情報
- ・名称:堂ヶ島温泉
- ・住所:神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下
- ・アクセス:電車:箱根登山鉄道「宮ノ下駅」下車
- バス:小田原駅から箱根方面バス乗車、「宮ノ下」下車
- ・参考サイト:http://www.hakonenavi.jp/basics/hot-sp/17h-sp/dogashima/
3.塔ノ沢温泉
http://makkurokurosk.blog.so-net.ne.jp/2013-10-17
箱根湯本駅から箱根登山鉄道で約3分、「塔ノ沢駅」付近のエリアに広がる塔ノ沢温泉は、阿弥陀寺を開山した弾誓上人が1605年に発見したと言われ、江戸時代から明治時代には多くの人で賑わいました。主な泉質は湯本温泉と同じ単純温泉・ナトリウム性塩化物泉で、登録有形文化財の宿である「環翠楼」や「福住楼」のほか多くの和風旅館が軒を連ねています。
また、土木遺産の千歳橋などもあり、温泉だけでなく散策も楽しめます。川端康成や島崎藤村などの有名な文豪にも愛されており、様々な作品に当時の塔ノ沢の様子が描かれています。
■ 基本情報
- ・名称:塔ノ沢温泉
- ・住所:神奈川県足柄下郡箱根町塔ノ沢
- ・アクセス:電車:箱根登山鉄道「塔ノ沢駅」から徒歩約3分
- ・参考サイト:http://www.hakoneyumoto.com/
4.宮ノ下温泉
写真の富士屋ホテル(明治11年創業)をきっかけに、外国人がさらに多く訪れるようになりました。主な泉質は単純温泉・アルカリ性単純温泉で、神経痛などに効くほか、美肌効果が期待できます。
洋風のホテルから和風旅館、レトロな商店街のあるセピア通りを散策した後は、ゆっくり温泉に浸かり一日の疲れを癒してください。
■ 基本情報
- ・名称:宮ノ下温泉
- ・住所:足柄下郡箱根町宮ノ下113-1(宮ノ下観光案内所)
- ・アクセス:電車:箱根登山鉄道「宮ノ下駅」から徒歩約3分
- バス:箱根登山バス湖尻行「宮ノ下」下車
- ・参考サイト:http://www.miyanoshita.com/
5.木賀温泉
http://blog.livedoor.jp/diamond1930/tag/%E6%9C%A8%E8%B3%80%E6%B8%A9%E6%B3%89
宮ノ下温泉にほど近い、標高440m地点にある温泉場です。開湯は平安時代末期から鎌倉時代初期と長い歴史があります。江戸時代には「子宝の湯」として評判が良く、将軍への献上のために江戸まで湯が運ばれたという史実もあります。泉質は単純温泉・アルカリ性単純温泉、ナトリウム塩化物線など。現在は源泉がほぼ枯れ、残念ながら木賀温泉に浸かることのできる宿泊施設は無く、会社の保養所などがあるのみとなっています。
■ 基本情報
- ・名称:木賀温泉
- ・住所:神奈川県足柄下郡箱根町木賀
- ・アクセス:バス:箱根登山バス湖尻行「木賀の里」下車
- ・参考サイト:http://www.hakonenavi.jp/basics/hot-sp/17h-sp/kiga/
6.底倉温泉
http://mimin-myu.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/2-16ae.html
底倉温泉は、宮ノ下駅から徒歩15分ほど、早川と蛇骨川が合流する渓谷の上にある小さな温泉場です。戦国時代から存在し、豊臣秀吉軍の将兵たちも浸かって疲れを癒したとの史実が残されています。写真の『つたや』は、江戸時代から続く老舗旅館。当時から箱根七湯として親しまれてきました。主な泉質は単純温泉・ナトリウム塩化物泉で、旅館はつたやの一軒のみですが、日帰り入浴施設や商店街も近くにありますので気軽に温泉を楽しむことができます。
■ 基本情報
- ・名称:底倉温泉
- ・住所:神奈川県足柄下郡箱根町底倉
- ・アクセス:電車:箱根登山鉄道「宮ノ下駅」から徒歩約15分
- ・参考サイト:http://www.hakonenavi.jp/basics/hot-sp/17h-sp/sokokura/
7.芦之湯温泉
http://onsen.jal.co.jp/kanagawa/sp257/
芦之湯温泉は標高870m、駒ヶ岳の南山麓付近に広がるエリアです。古くから温泉が自然湧出しており、鎌倉時代には既に湯治場として利用されていたという記録が残されています。江戸時代には文人墨客や長逗留の湯治客で賑わい、歌川広重などの浮世絵にもその様子が描かれています。周辺には国の重要文化財に指定されている石仏郡などの史跡もあり、歴史にも触れることができます。
泉質は硫黄温泉でありながらph7.6の弱アルカリ性で、お肌にも優しい温泉です。湯治場として利用されていたとあって、その他にもお肌に潤いを与えると言われる硫酸塩泉など、複数の泉質が楽しめるお湯になっています。
■ 基本情報
- ・名称:芦之湯温泉
- ・住所: 神奈川県足柄下郡箱根町芦之湯
- ・アクセス:バス:箱根湯本駅から箱根登山バス・伊豆箱根バス箱根町行きで26分
- 東芦の湯下車すぐ
- ・参考サイト:http://www.hakonenavi.jp/basics/hot-sp/17h-sp/ashinoyu/
8.大平台温泉
http://onsen.nifty.com/hakone-onsen/onsen001521/kuchikomi/
大平台温泉は、昭和24年に地元の有志たちで温泉を掘り当て、開湯した歴史の新しい温泉場です。箱根登山鉄道では宮ノ下と塔ノ沢の中間地点に大平台駅があります。写真の姫の湯は、開湯当時に開設され現在では大平台温泉のシンボルとなっています。その他の旅館なども家庭的でアットホームなおもてなしをしてくれます。泉質はアルカリ性単純温泉、ナトリウム塩化物泉などです。
また、大平台は水が良いことも有名で、その昔、北条氏の姫君が化粧水として使用していたと伝えられ「姫の水」と呼ばれています。この姫の水は、「大平台の名水」として道路脇に流れており、ペットボトルなどに汲むことができます。個人で管理しているため、汲む際には綺麗に利用してください。
■ 基本情報
- ・名称:大平台温泉
- ・住所:神奈川県足柄下郡箱根町大平台
- ・アクセス:電車:箱根湯本駅から箱根登山鉄道「大平台」下車
- ・参考サイト:http://www.ohiradai.com/
9.宮城野温泉
http://furonavi.blog.jp/tag/%E7%AE%B1%E6%A0%B9%E5%AE%AE%E5%9F%8E%E9%87%8E%E6%B8%…
宮城野温泉が箱根温泉として数えられるようになったのは昭和30年代で、箱根では新しい温泉場と言えます。それまでは農業を中心とした地域でしたが、現在では温泉場や観光地として人気が出てきています。木賀温泉エリアを少し上った集落に広がる宮城野温泉は明星ヶ岳と明神ヶ岳の麓に位置し、ハイキングの登山口としても有名です。春には早川沿いの桜が美しく咲き誇ります。
泉質はアルカリ性単純温泉・カルシウム、ナトリウム塩化物泉など。町営の宮城野温泉会館や写真の勘太郎の湯など手頃な価格の日帰り温泉もあり、ハイキングの後など気軽に箱根の温泉を楽しむことができます。
■ 基本情報
- ・名称:宮城野温泉
- ・住所:神奈川県足柄下郡箱根町宮城野
- ・アクセス:バス:箱根湯本駅から箱根登山バス「宮城野橋」下車
- ・参考サイト:http://www.hakonenavi.jp/basics/hot-sp/17h-sp/miyagino/
10.強羅温泉
https://e-yado.odakyu-travel.co.jp/detail_plan.asp?faci_cd=4641016410
強羅温泉は、早雲山の東側斜面、標高600mに広がるエリアです。当初は早雲山からの引き湯で温泉開発が始まり、その後温泉付別荘の分譲、大正8年に箱根登山鉄道が強羅まで開通したことにより開発が進んでいきました。強羅の地から温泉が出たのは昭和24年。現在では46か所の源泉を持ち、箱根では箱根湯本に次ぐ温泉場となっています。泉質は硫酸塩泉・単純硫黄泉・単純温泉・塩化物泉・炭酸水素塩泉など様々な種類があり、施設により異なった泉質の温泉を楽しめます。
■ 基本情報
- ・名称:強羅温泉
- ・住所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅
- ・アクセス:電車:箱根湯本駅から箱根登山鉄道「強羅駅」下車
- ・参考サイト:http://goura-kanko.jp/spa/
11.二ノ平温泉
http://furonavi.blog.jp/archives/51089788.html
二ノ平温泉は、標高550m、小涌谷と強羅の中間の県道沿いに広がるエリアにあります。昭和38年に温泉が湧いた歴史の新しい温泉場です。付近には彫刻の森美術館があり、箱根登山鉄道の駅名も、昭和47年に「二ノ平駅」から「彫刻の森駅」へと改称されています。泉質は単純温泉・アルカリ性単純温泉・ナトリウム塩化物泉など。大きな温泉街ではなく住宅地の中に旅館や浴場が点在するため、二ノ平温泉は本格的な温泉をリーズナブルに楽しめる穴場の温泉場と言えそうです。
旅館は2軒のみですが、共同浴場や日帰り風呂もあります。共同浴場の「亀の湯」は民家のような佇まいの小さな浴場ですが、源泉かけ流しのお湯に浸かることができます。
■ 基本情報
- ・名称:二ノ平温泉
- ・住所:神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平
- ・アクセス:電車:箱根湯本駅から箱根登山鉄道「彫刻の森駅」、「小涌谷駅」下車
- ・参考サイト:http://www.hakonenavi.jp/basics/hot-sp/17h-sp/ninotaira/
12.仙石原温泉
本格的に温泉が利用されるようになったのは明治時代から。泉質はカルシウム硫酸塩泉・単純硫黄泉などで、白濁した温泉を楽しむことができます。宿泊施設も豊富にあり、美術館などの観光スポットも多いことから人気のリゾート地となっています。
■ 基本情報
- ・名称:仙石原温泉
- ・住所: 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原
- ・アクセス: バス:箱根湯本駅から箱根登山バス「仙石原温泉」下車
- ・参考サイト:http://www.hakonenavi.jp/basics/hot-sp/17h-sp/sengokuhara/
13.姥子温泉
http://onsen.nifty.com/hakone-onsen/onsen007201/
古くから目に良いとされる温泉で知られる姥子温泉。坂田公時こと、金太郎(幼少時の名前)が目を負傷し見えなくなった際、姥がこの温泉で目を洗ったところ全快したと伝えられています。標高885mの扇状地上にあり、かつては岩場から自然に湧き出る温泉を利用していましたが、昭和40年から温泉が開発され、現在は5つの源泉を持っています。
泉質は単純温泉・カルシウム硫酸塩泉など。写真の秀明館は大正時代に建てられた旅館で、現在は改築され日帰り施設となっていますが改築前は湯治場の雰囲気を残す旅館として親しまれていました。
■ 基本情報
- ・名称:姥子温泉
- ・住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原・元箱根
- ・アクセス:箱根ロープウェイ:「姥子駅」下車
- バス:箱根湯本駅から箱根登山バス「姥子温泉入口」下車
- ・参考サイト:http://www.hakonenavi.jp/basics/hot-sp/17h-sp/ubako/
14.湖尻温泉
http://furonavi.blog.jp/archives/51810494.html
箱根ロープウェイの終点である桃源台駅の周辺に位置するエリアが湖尻温泉です。温泉場としての歴史は浅く、1960年代以降に開発されました。湖尻から南側にぬけるハイキングコースやパワースポットとして注目を集める九頭竜神社、芦ノ湖の遊覧船などレジャーも充実しています。
泉質はカルシウム硫酸塩泉、カルシウム・ナトリウム炭酸水素塩・硫酸塩泉で、写真の箱根高原ホテルは二種類の泉質を楽しめることで人気です。そのうちの一種類は、箱根温泉では珍しい炭酸を含んだお湯になっています。
■ 基本情報
- ・名称:湖尻温泉
- ・住所: 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根・仙石原
- ・アクセス:バス:箱根湯本駅から箱根登山バス「湖尻」下車/伊豆箱根バス「湖尻」下車
- ・参考サイト:http://www.hakone-ryokan.or.jp/hakopedia/?p=2811
15.大涌谷温泉
http://blogs.yahoo.co.jp/almi2356/18103349.html
大涌谷温泉は、箱根火山と冠ヶ岳の火山堆積物と火山砕屑物の間にあるエリアです。箱根二十湯の中に入ってはいますが、このエリアに入浴できる施設はありません。しかし、立ち上る白煙や水蒸気を見るために多くの観光客が訪れる箱根屈指の観光スポットです。大涌谷温泉はあくまで泉源地であり、ここから自噴する温泉水と、水蒸気を当てて造成した湯を混合して各地に供給しています。泉質は酸性の硫酸塩・塩化物泉で卵が腐ったような硫黄の匂いがします。
駅から続く遊歩道を登ると、地獄地帯という所に辿り着きます。ここでは山肌から自噴する熱水を利用し、卵を茹でています。殻と温泉の硫化水素が化学反応を起こし、黒くなることから『黒卵』と呼ばれています。この黒卵は1個食べると7年、2個食べると寿命が14年延びるという言い伝えがあり観光客にとても人気があります。
■ 基本情報
- ・名称:大涌谷温泉
- ・住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原
- ・アクセス:電車・ケーブルカー:箱根湯本駅から箱根登山鉄道「強羅駅」下車、箱根登山
- ケーブルカー「強羅駅」から「早雲山」下車、箱根ロープ
- ウェイ「早雲山」から「大涌谷」下車
- バス:箱根湯本駅から箱根登山バス(T路線)「桃源台」下車、箱根ロープウェイ
- 「桃源台」から「大涌谷」下車
- ・参考サイト:http://www.owakudani.com/know_hotsp
16.蛸川温泉
http://furonavi.blog.jp/archives/51707867.html
蛸川温泉は、駒ヶ岳西麓に位置する温泉場です。戦前から開発は行われていたものの実用化せず、実際に温泉が噴出したのは昭和62年のことです。蛸川温泉の中心部には、芦ノ湖畔の箱根神社北側から九頭龍神社近くまでに広がる一大リゾート、箱根園があります。敷地内には「箱根園水族館」や「駒ヶ岳ロープウェイ」、「芦ノ湖遊覧船」などメジャー施設が多くあり、一日中楽しむことができます。
泉質は単純温泉・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉で、神経痛などの痛みの緩和のほか、疲労回復や皮膚疾患にも効くとされています。
■ 基本情報
- ・名称:蛸川温泉
- ・住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根
- ・アクセス:バス:箱根湯本駅から伊豆箱根バス箱根園行き「箱根園」下車すぐ
- ・参考サイト:http://www.hakonenavi.jp/basics/hot-sp/17h-sp/takogawa/
17.早雲山温泉
案内などが無く、知る人ぞ知る秘境の温泉で、内湯の一つに早雲山温泉からの自家源泉を使用しています。泉質はカルシウム・マグネシウム-硫酸塩・塩化物泉です。
■ 基本情報
- ・名称:早雲山温泉
- ・住所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅
- ・アクセス:桃源台駅からロープウェイで約30分
- 小田原駅から箱根登山電車・ケーブルカーで約70分
- 車:小田原厚木道路小田原西ICから国道1号線・県道で約40分
- バス:箱根湯本駅から伊豆箱根鉄道湖尻行路線バスで約30分、早雲山駅下車
- ・参考サイト:http://www.hakone-ryokan.or.jp/hakopedia/?p=2827
18.小涌谷温泉
戦後の昭和30年代になると大型ホテルが建ち始め、アミューズメントスパのあるホテルなどレジャー施設としても充実しています。写真の『箱根ホテル小涌園』は大型ホテル第1号のホテルで、現在も小涌谷を代表するホテルの一つとなっています。
泉質はアルカリ性単純温泉。源泉数も22か所と豊富で、各施設に自家源泉があるほど湯量も多い温泉場です。
■ 基本情報
- ・名称:小涌谷温泉
- ・住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷
- ・アクセス:バス:箱根湯本駅から箱根登山バス・伊豆箱根バス箱根町行き「小涌谷駅」下車
- ・参考サイト:http://www.hakonenavi.jp/basics/hot-sp/17h-sp/kowakidani/
19.湯ノ花沢温泉
標高950mと高い位置にある温泉場なため、温泉に入りながら芦ノ湯や箱根外輪山の山並みを見渡せます。
泉質は単純硫黄温泉など。湯ノ花沢温泉唯一の旅館である写真の湯の花プリンスホテルでは、露天風呂で白濁色のお湯を楽しむことができます。
■ 基本情報
- ・名称:湯ノ花沢温泉
- ・住所:神奈川県足柄下郡箱根町芦之湯
- ・アクセス:バス:箱根湯本駅から伊豆箱根バス関所跡行き「湯の花ホテル」下車
- ・参考サイト:http://www.hakonenavi.jp/basics/hot-sp/17h-sp/yunohanazawa/
20.芦ノ湖温泉
しかし平成18年にそのジンクスは破られ、地下1,000mから温泉を掘り当てることに成功。現在は写真の「山のホテル」で芦ノ湖温泉唯一の自家源泉を楽しむことができます。
泉質は単純温泉、単純硫黄温泉。箱根神社、恩賜箱根公園などの史跡を楽しんだ後に、芦ノ湖や富士山を眺めながらゆったりと温泉に浸かれば癒されること間違いなしです。
■ 基本情報
- ・名称:芦ノ湖温泉
- ・住所:神奈川県足柄下郡箱根町箱根
- ・アクセス:バス:箱根湯本駅から箱根登山バス・伊豆箱根バス箱根町行きまたは関所跡行き
- 終点下車
- ・参考サイト:http://www.hakonenavi.jp/basics/hot-sp/17h-sp/ashinoko/
憧れのお宿
富士屋ホテル
明治26年から大正元年までは外国人専用のホテルとして営業されており、現在も本館や西洋館などの洋風の建物や館内の彫刻、絵画などに、当時の面影を感じることができます。その他にも敷地内には大きな庭園や屋外プールなど、ゆったりとした時間を過ごせる設備が充実しています。
さらに宿泊客限定で、富士屋ホテルの歴史をスタッフが紹介する館内案内ツアーを毎日開催しています。宿泊する機会があればぜひ参加してみてください。
■ 基本情報
- ・名称:富士屋ホテル
- ・住所:神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359
- ・アクセス:電車:箱根湯本駅から箱根登山鉄道「宮ノ下駅」下車徒歩7分
- バス:箱根湯本駅から伊豆箱根バス「宮ノ下温泉」下車徒歩2分
- ・営業時間:チェックイン 15:00/アウト 11:00
- ・電話番号:0460-82-2211
- ・公式サイトURL:http://www.fujiyahotel.jp/index.html
三河屋旅館
http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/30899/CUSTOM/GW3089991005172119.html
こちらも明治16年創業の老舗、三河屋旅館です。小涌谷温泉の自家源泉があり、泉質は単純温泉弱アルカリ性低張性高温泉で竹久夢二や孫文もこの温泉で鋭気を養った歴史があります。客室は5タイプに分けられ、予算や雰囲気に合わせてお部屋を選ぶことができます。源泉かけ流しのテラス露店風呂付きのお部屋や、和洋混合のお部屋など種類は様々。快適な空間でのんびり過ごすにはもってこいのお宿です。
敷地内にある2万坪の庭園は季節ごとに異なる花が綺麗に咲き、秋には紅葉も楽しめる絶景スポットになっています。2015年8月1日にリニューアルオープンし、また新たな魅力に出会えそうです。
■ 基本情報
- ・名称:三河屋旅館
- ・住所:神奈川県足柄下郡箱根小涌谷503
- ・アクセス:バス:箱根湯本駅から箱根登山バス箱根町線「蓬莱園」下車すぐ
- ・営業時間:チェックイン 15:00/アウト 10:00
- ・電話番号:0460-82-2231
- ・公式サイトURL:http://www.hakone-mikawaya.com/index.html
箱根温泉20湯、それぞれの特徴を徹底比較してみました。川端康成や島崎藤村などの有名な文豪にも愛され様々な作品にも登場する塔ノ沢や、富士谷ホテルなど異国情緒あふれる洋風のレトロな建物が多い宮ノ下、周辺には国の重要文化財に指定されている石仏郡などの史跡もある歴史豊かな芦之湯温泉など、それぞれに個性的でしたね。神経痛や関節痛に効く、疲労回復、美肌効果など、泉質にも違いがありました。お気に入りのお湯につかって、旅をより楽しいものとしてください。
素材提供:トリップアドバイザー