Sugawara / yuma
気仙沼の観光スポットから注目の場所を17か所ピックアップしてご紹介します。漁業の町として有名な地域ですが見どころもたくさんありますよ!宮城県は仙台だけではありません。美味しい海の幸に美しい景色、史跡もビーチもあります♪そして震災の脅威を知ることのできるモニュメントも随所に建てられています。こちらへ旅行を考えている方は無事でいられることに感謝しつつ、あちこち足を伸ばしてたくさんの魅力を発見してくださいね。
1.巨釜(おおがま)、折石(おれいし)、半造(はんぞう)
前田浜から沖合を見た時に、大きな釜が沸騰しているように見えたことから巨釜という名前がついたそうです。その巨釜には折石という観光シンボルもあります。明治期の大津波で上の2m程度が折れたことからこう呼ばれています。http://plaza.rakuten.co.jp/
また、あわびの繁昌をしていた場所がなまって半造になったとか、釜が半分だけのように見えるからという理由で半造とつけられたスポットは、海水と触れながら自然が作り出した景観が魅力的な場所です。このスポットは宮城県の名勝に指定されています。2mほど折れたという折石ですが、それでも16mもある巨大な岩なんですよ。勢い良く押し寄せてくる激しい波と、それに打たれ続ける壮大な岩の風景は圧巻です。
【オススメスポット】巨釜から半造への遊歩道
駐車場から前田浜方面に歩いて行く遊歩道では、太平洋の雄大さを感じることができます。ゆったり夫婦でデートなどもいいかもしれませんね♪ちなみに、巨釜と半造は6550万年前から2億8000万年前に石灰岩地帯に発生した隕石落下により、熱や反動で形成されたと言われています。途方も無い数字なのであまりピンときませんが、自然の偉大さを感じられます。
■ 基本情報
- ・名称:巨釜・折石・半造
- ・住所:宮城県気仙沼市唐桑町
- ・アクセス:JR気仙沼駅より車で30分
- 東北自動車道一関ICより車で90分
- ・電話番号:0226-32-4527(気仙合市唐桑総合支所)
- ・駐車場:巨釜:普通車30台 大型車5台
- 半造:普通車30台 大型車1台
- ・公式サイトURL:http://www.karakuwa.com/view/
2.大理石海岸
http://blog.livedoor.jp/lrt_morioka/
岩手県との県境に位置し、かつては大理石の産地として削りだされていたのですが、今はその美しい景観が守られています。広田湾に面する入江です。ここで採掘された大理石は東京の三越百貨店にも使用されていたそうです。穏やかな青い海と白亜の大理石のコントラストが神秘的な風景を作り出しています。大理石の中には魚や貝の化石も見つかるそうです。
【オススメポイント】小鯖神止り七福神舞
http://kikigaki-pj-memokko.blogspot.jp/
地区の婦人が集まって行う伝統芸能です。大漁や、航海の安全、無病息災などを祈って舞う踊りです。イベントや祭事などで披露されることが多いようです。この「小鯖神止り七福神舞」は気仙沼市の無形民俗文化財に指定されています。大黒天は豊年万作・子孫繁栄・万世平和、恵比寿は大漁、福禄寿は家内和合、弁財天は無病息災、寿老人と布袋は仲良く長寿を願い、毘沙門天は四方八方の厄を払うのだそうです。
■ 基本情報
- ・名称:大理石海岸
- ・住所:気仙沼市唐桑町岩井沢地内
- ・アクセス:JR気仙沼駅より車で20分
- 東北自動車道一関ICより車で90分
- ・公式サイトURL:http://www.karakuwa.com/view/
3.龍舞崎
http://yokohamabaron.blog.shinobi.jp/Entry/1668/
太平洋の荒波が打ち寄せる様子が龍が舞っているように見えることからこの名前がついたそうです。ゴツゴツとした雄大な景観、ダイナミクスな風景が圧巻です。また、乙姫様がこの岩に流れ着いたという言い伝えから、別名”乙姫窟(おとひめいわや)”とも言われます。気仙沼の最南端に位置する名勝です。「乙姫窟」のほかにも入江の形状からその名が付いたという「馬の背」や洞窟など見所が目白押しですよ。浦島太郎にまつわる伝説が残されているとだけあって神秘的な雰囲気が漂います。
【オススメポイント】黒松と荒波のコントラスト
気仙沼大島を代表する景勝地である龍舞崎は、遊歩道に続く黒松と、海、そして荒波が岩にぶつかる白い色のコントラストが素晴らしいです。この壮大さは見てみないとわからないです。是非、遊歩道を散策しながら海を眺めて見て下さい。遊歩道は小田の浜海水浴場との間に設置されています。そこをずっと歩いていくと岬の先端に龍舞崎灯台がひっそりと佇んでいます。こちらから臨む荒々しい太平洋の波や座礁の景観も圧巻の迫力を見せてくれますよ。
■ 基本情報
- ・名称:龍舞崎
- ・住所:気仙沼市横沼地内
- ・アクセス:観光船桟橋から旅客船で約25分、大島浦の浜港からタクシーで10分
- ・公式サイトURL:http://www.city.kesennuma.lg.jp/www/contents/1230093377755/
4.十八鳴浜(くぐなりはま)
http://www.fukkou-ouendan.com/archives/2573
砂を踏むと、キュッキュッという音がなることから、9+9=18で、十八鳴浜と名付けられた浜です。石英がこすれる音がこの招待で、汚れがあると鳴らなくなってしまうため、人の手があまり加えられていないので、駐車場から15分くらい山道を歩いて浜へ向かいます。国内で一番最初に「鳴き砂の浜」として認定されたスポットなんですよ。国の天然記念物に指定されているほか、「日本の渚百選」にも選定されています。ほとんど整備されておらず、自然の景勝がそのまま残されています。
■ 基本情報
- ・名称:十八鳴浜(くぐなりはま)
- ・住所:気仙沼市大初平地内
- ・アクセス:観光船桟橋から旅客船で約25分、大島浦の浜港へ大島浦の浜港から車で5分、
- 駐車場から徒歩15分
- ・駐車場:有り(10台 500円)
- ・公式サイトURL:http://www.oshima-kanko.jp/see/kugunarihama.html
5.気仙沼魚市場
http://blog.livedoor.jp/kz44/
多くの魚介類の水揚げ量で有名な気仙沼漁港。とくにメカジキは日本一と言われており、そのほかカツオ・サンマ・サメ・なども全国でも指折りと言われているんですよ。水揚げから入札まで風景を2階の大きなデッキから見学することもできます。活気に溢れた風景は迫力があります。
フカヒレなども有名ですが、他にも多くの魚介類が水揚げされています。
【オススメポイント】お魚いちば
漁師の方の威勢のいい声を聞きながら、その土地の新鮮なものを食べるのもいいです。中でもフカヒレスープなどは身体も温まって、絶品です!毎日旬の魚たちが水揚げされるこのスポットならではの逸品ですよ。新鮮な魚は生臭さがなく、魚が苦手な人でも生で食べられること間違いありません。豪華な海の幸をリーズナブルに頂けるのも魅力のひとつですね。
■ 基本情報
- ・名称:気仙沼魚市場
- ・住所:宮城県気仙沼市魚市場前8-25
- ・アクセス:JR気仙沼駅より車で5分
- 東北自動車道一関ICより車で70分
- ・営業時間:7:00~12:00
- ・定休日:日曜日、年末年始
- ・電話番号:0226-22-7110
- ・駐車場:有り 約280台
- ・公式サイトURL:http://www.city.kesennuma.lg.jp/www/contents/1230268203656/
6.気仙沼復興商店街
仮設ながら、一生懸命に復興に向けて頑張っている店舗が集まった気仙沼復興商店街。飲食店から様々な専門店まで豊富。気仙沼駅から近くですし、一度立ち寄ってみては?2011年に発生した東日本大震災により大きな被害を受けた気仙沼市ですが、その悲劇を乗り越えるべく立ち上げられました。お酒が楽しめるお店からサメ関連商品を取り扱った風変わりなお店まで、さまざまなお店が軒を連ねます。
■ 基本情報
- ・名称:気仙沼復興商店街
- ・住所:宮城県気仙沼市南町2丁目2
- ・アクセス:JR気仙沼駅から徒歩15分
- ・電話番号:0226-25-9756
- ・公式サイトURL:http://kesennumafs.com/
7.復興屋台村 気仙沼横丁
気仙沼南町の飲食店は、東日本大震災の影響でほぼ全て津波に流されてしまいました。その地域復興の一巻としてマスメディアでも取り上げられている屋台村です。またこちらのスポットで必見なのはきずな広場に建てられた「きずなの塔」です。8mほどもある巨大な塔ですが、東日本大震災時の気仙沼にはこれと同じ高さの大きな津波が到達したそうです。自然の脅威を知ることが出来ます。
http://blog.livedoor.jp/saemoussa-frieden/
人情あふれる人の温かさと、美味しい料理を堪能できる屋台村です。漁業の気仙沼も有名ですが、元気な飲食店も気仙沼の顔です。■ 基本情報
- ・名称:復興屋台村 気仙沼横丁
- ・住所:宮城県気仙沼市南町4丁目2-19
- ・アクセス:地図参照
- ・営業時間:店舗による
- ・定休日:店舗による
- ・電話番号:080-1692-8000
- ・公式サイトURL:http://www.fukko-yatai.com/
8.気仙沼湾
http://www.kkanyo.jp/information/21862/
かつては遠洋漁業の基地として多くの船が行きかい、風光明美な海岸線が特徴だった気仙沼湾。東日本大震災の影響でいまだ復興の途中ですが確実に復興が進んでいるのが伺えるでしょう。夏の一部期間、湾内クルーズも再開。爽やかな潮風を感じながらウミネコにエサやり体験も楽しめますよ。夕方の気仙沼湾。穏やかな海がキラキラと輝いて心が奪われます。
■ 基本情報
- ・名称:気仙沼湾
- ・住所:宮城県気仙沼市
- ・アクセス:東北自動車道一関ICから車で70分
- ・参考サイトURL:http://pc.kesennuma-kankomap.jp/topics/detail/4924(気仙沼観光プラス!)
9.早馬神社
http://kesennumaoshima.blog62.fc2.com/blog-entry-401.html
古くから「早馬さん」「権現様」と称されて信仰されてきた早馬神社。秋に行なわれる年に一度のお祭りは神輿を担ぐだけでなく、神輿が船にも乗る、唐桑ならではの行事として有名です。また、安産祈願だけでなく、出産予定日を暦に照らし合わせ、産まれてくる赤ちゃんの性別を占ってくれる神社としても知られています。東日本大震災で津波の被害を受けましたが、1年の歳月をかけて神社は復興。ただ、拝殿には当時津波が達した位置が柱に示されていて、津波の怖さを感じます。
■ 基本情報
- ・名称:早馬神社
- ・住所:宮城県気仙沼市唐桑町宿浦75
- ・アクセス:JR「鹿折唐桑駅」より車で20分
- 東北自動車道一関ICから車で80分
- ・受付時間:8:00~17:00
- ・電話番号:0226-32-2321
- ・公式サイトURL:http://hayama.jinja.jp/
10.安波山
http://www.kesennuma-kankomap.jp/modelcourse
”航海の安全と大漁を祈願する”港まち・気仙沼のシンボルとして親しまれている安波山。標高239m。山頂から内湾の眺めは絶景。特に夜景は素晴らしく「夜景100選」に選ばれているほどです。5合目・6合目・8合目に展望台がそれぞれあります。駐車場から展望台までの登山道にフットライトが整備されているので、夜間でも安心ですね。
■ 基本情報
- ・名称:安波山
- ・住所:宮城県気仙沼市町裏
- ・アクセス:JR気仙沼駅より車で10分
- ・電話番号:0266-22-6600(気仙沼市観光課)
- ・公式サイトURL:http://www.city.kesennuma.lg.jp/www/contents/1225851354760/
11.漁火パーク
http://senndai-tabi.seesaa.net/category/6269976-1.html
唐桑半島の中央にそびえる早馬山の中腹に位置する半島と海を見渡せるビュースポット。東日本大震災の影響で展望台の一部とレストランの営業のみとなっています。クチコミによると海鮮丼やみそラーメンが人気のようですね。そんなレストランからは、夜は漁火を眺めることもできますよ♪ベストシーズンはイカ釣り漁の盛んな冬場だそう。
■ 基本情報
- ・名称:漁火パーク
- ・住所:宮城県気仙沼市唐桑町北中98-18
- ・アクセス:JR気仙沼駅より車で30分
- 東北自動車道一関ICより車で90分
- ・営業時間:10:00~22:00
- レストラン 昼の部11:00~14:00 夜の部17:00~21:00
- ・定休日:レストラン 水曜日の夜の部、木曜日(夏季は無休)
- ・電話番号:0226-32-4340
- ・参考サイトURL:http://tohoku-monogatari.org/spot/?lid=67008(東北物語)
12.南三陸直売所みなさん館
http://kokoropress.blogspot.jp/2012/11/blog-post_512.html
南三陸の復興に向け、住民が立ち上げ、みんなが手を取り合いながら自慢の品を出している直売所。地元の新鮮な地農産物や海産物を販売しています。飲食スペースや、毎月第3日曜日に駐車場にあるイベント広場で開催される青空市も人気。カキ・ホタテ・イカ焼きなどの浜焼き美味しいですよ~♪■ 基本情報
- ・名称:南三陸直売所みなさん館
- ・住所:宮城県本吉郡南三陸町歌津字管の浜57-1
- ・営業時間:9:00~18:00 毎月第3日曜日はイベント開催!
- ・定休日:月曜日、年末年始
- ・電話番号:0226-36-2816
- ・公式サイトURL:http://minasankan.com/
13.大谷海岸
http://kokoropress.blogspot.jp/2012/06/blog-post_3868.html
”日本一海水浴場に近い駅”として夏には多くの海水浴客でにぎわっていた大谷海岸駅目の前の大谷海岸。快水浴場百選にも選定されるほど緑の松原と遠浅な砂浜が続くとても美しい海岸でした。震災以降、遊泳禁止になっています。今現在、かつての大谷海岸の美しさを取り戻しつつあり、散歩道を兼ねた防波堤には、潮風を感じながら歩いている人の姿も見られます。
■ 基本情報
- ・名称:大谷海岸
- ・住所:宮城県気仙沼市本吉町三島
- ・アクセス:JR気仙沼駅より車で30分
- 三陸縦貫自動車道 登米東和ICより車で40分
- ・電話番号:0226-44-3183(道の駅大谷海岸)
- ・参考サイトURL:http://tohoku-monogatari.org/spot/?lid=62463(東北物語)
14.シャークミュージアム
サメの生態系や実物大のサメの標本から本物のサメの歯まで展示されています。ホホジロザメ、ジンベエザメのリアルオブジェは圧巻です!
■ 基本情報
- ・名称:シャークミュージアム
・住所:宮城県気仙沼市魚市場前7番13号 - ・アクセス:南気仙沼駅から徒歩約18分
- ・営業時間:気仙沼 海の市8:00~18:00
- シャークミュージアム9:00〜17:00
- ・定休日:不定休
- ・電話番号:0226-24-5755
- ・料金:中学生以上 500円/小学生 200円(シャークミュージアムのみ)
- ・公式サイトURL: http://www.uminoichi.com/#container
15.カーフェリー「ドリーム大島」
震災後は、カーフェリー”亀山”、東北初のバリアフリー船”海来”に加え、平成24年7月から新型の両頭型旅客兼カーフェリー”ドリーム大島”が就航。市民の足として、また観光で訪れる人たちの快適なクルージング
船として大活躍です。
■ 基本情報
- ・名称:カーフェリー「ドリーム大島」
- ・電話番号:0226-23-3315
- 予約受付/8:00〜18:00
- ・時刻表&料金:公式サイト参照
- ・公式サイトURL:http://www.oshimakisen.com/index.html
16.大島神社
http://kameyamaso.com/activities
1000年以上前の文献に名前が出てくるほど歴史を誇る神社。金華山より北では最古であり、格式の高い神社として信仰されています。海上安全、大漁満足を祈願する海の人々の参拝が多いです。昔、巨石の上に田植えの時期になるとタニシが上がり青い光を放っていたという言い伝えがあり、その巨石を祀ったことから別名「御田の神様(おだのかみさま)」と言われています。御神体として巨石が祀られています。
■ 基本情報
- ・名称:大島神社
- ・住所:宮城県気仙沼市字亀山1
- ・電話番号:0226-28-2966
- ・参考サイトURL:http://www.oshima-kanko.jp/see/ooshimajinjya.html(気仙沼大島観光協会)
17.三陸復興国立公園
宮城県内では、巨釜半造が有名な唐桑半島、気仙沼市大島、岩井崎と美しい景観が続き、金華山とその周辺の島々には様々な自然にあふれています。
■ 基本情報
- ・名称:三陸復興国立公園
- ・住所:青森県南部から宮城県牡鹿半島までの太平洋岸約250kmにわたる地域
- ・問い合わせ:022-211-2672 (宮城県自然保護課)
- ・公式サイトURL:http://www.env.go.jp/park/sanriku/index.html(環境省)
- http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/sizenhogo/rikucyu.html(宮城県)
気仙沼の観光情報をお届けしましたがいかがでしたか?荒波が打ち寄せる海岸沿いのダイナミックな自然の美しさに触れる一方で、2011年3月11日に起きた東日本大震災の脅威を知ることの出来る、いまだ爪痕の残るスポットもいくつかご紹介しました。復興に向けて一歩一歩前を向いて進んでいるこの地の今を、みなさんの目で見て感じてください。もちろん牡蠣やふかひれなど豊かな海の幸も忘れずにたっぷり満喫してきてくださいね!
素材提供:トリップアドバイザー