TANAKA Juuyoh (田中十洋)
盛岡は岩手県の県庁所在地であり、自然と史跡が多くある街です。そんな盛岡市の歴史と自然が感じられるスポットをご紹介します。
1.五百羅漢
曹洞宗報恩寺は、南部藩の藩政時代からの古刹で、広大な禅堂と五百羅漢で有名です。中でも羅漢堂に納められている五百羅漢は寄せ木造りで現在499体が現存し、盛岡市の文化財に指定されています。 http://ayano.hatenablog.jp/entry/20070113/1168700354
享保年代に9人の仏師により京都で作られた尊像は、盛岡に運ばれました。それぞれの尊者には名はありませんが、マルコ・ポーロやフビライ・ハンの像もあります。
■ 基本情報
- ・名称:五百羅漢
- ・場所: 〒020-0016 盛岡市名須川町31-5 報恩寺内
- ・開館時間: 9:00~16:00
- ・定休日: 無休
- ・入場料金: 大人 300円、小学生 100円
- ・ 電話番号: 019-651-4415
2.盛岡市動物公園
盛岡市内の「岩山」南斜面にある動物公園で、中学生以下は無料で入ることができます。広い園内では、100種類、700頭の動物たちがおり、アフリカ園、鳥類、日本生態園、子ども動物園、ビクトリアコーナーなどのゾーンわけがされています。 http://sp.walkerplus.com/tohokuwalker/detail/s0257032/
わんぱく広場や資料館もあり、ピクニック気分で楽しみながら学ぶことができます。
■ 基本情報
- ・名称: 盛岡市動物公園
- ・住所:岩手県盛岡市新庄字下八木田60-18
- ・営業時間: 9時30分~16時30分(入園は~16時)
- ・定休日: 期間中水曜、祝日の場合は翌日(12月~3月中旬は休園)
- ・料金: 大人500円(20名以上団体400円)、中学生以下無料
- ・電話番号:019-654-8266
- ・公式サイトURL: http://moriokazoo.org/
3.盛岡市先人記念館
明治期以降に活躍した盛岡市ゆかりの先人たちを顕彰し、遺徳を偲び、偉大な人間形成の過程を学ぶことができます。新渡戸稲造、金田一京助、野村胡堂など政治、経済、学問、芸術、文芸など幅広い領域で活躍した130人の先人たちが盛岡市顕彰者として紹介されています。 http://www.iwatetabi.jp/cp/stamp.php?id=24&area=&city=
■ 基本情報
- ・名称: 盛岡市先人記念館
- ・住所: 岩手県盛岡市本宮字蛇屋敷2-2
- ・営業時間: 9:00~17:00 入館は午後4時30分まで
- ・定休日: 月, 12月29日~1月3日 毎月最終火曜日※臨時休館あり
- ・料金: 大人:300円 団体30人以上で240円
高校生:200円 団体30人以上で160円 - 中学生:100円 団体30人以上で80円
- 小学生:100円 団体30人以上で80円
- 毎月第2・第4土曜日 市内小・中学生5人で入館料半額
- ・電話番号:019-659-3338
- ・公式サイトURL:http://www.mfca.jp/senjin/
4.盛岡城跡公園(岩手公園)
春には桜の名所、夏は緑や色とりどりの花、秋には紅葉、冬は雪景色と季節によって表情が変わる様子は、市民の憩いの場として愛されています。
■ 基本情報
- ・名称: 盛岡城跡公園(岩手公園)
- ・住所: 盛岡市内丸
- ・定休日: 無休
- ・公式サイトURL: http://www.moriokashiroato.jp/
5.旧第九十銀行(もりおか啄木・賢治青春館)
1910年に第九十銀行本店本館として、盛岡出身の横濱勉の設計によって建てられたものです。ロマネスクリバイバル式、その他の諸室をセセッション式として当時としては先進的でかつ斬新な様式でデザインされていました。その価値が認められ、国の重要文化財指定を受けています。 http://www.bs-asahi.co.jp/tatemonoisan/prg_056.html
もりおか啄木・青春館では、この歴史的な建物を活用し、明治から大正にかけて旧制盛岡中学で学び、盛岡で青春時代を過ごした石川啄木と宮沢賢治について紹介しています。
■ 基本情報
- ・名称: 旧第九十銀行(もりおか啄木・賢治青春館)
- ・住所: 岩手県盛岡市中ノ橋通1-1-25 旧第九十銀行
- ・定休日: 毎月第2火曜, 12月29日~1月3日
- ・料金: 無料(2F展示ホールの企画展は有料の場合有)
- ・公式サイトURL: http://www.odette.or.jp/seishunkan/
6.もりおか歴史文化館
2011年7月に盛岡城跡公演(岩手公園)の中に開館した盛岡の文化と歴史を紹介する施設です。1階は、「観光交流ゾーン」で祭りで使用する山車、チャグチャグ馬コ、さんさ踊りなどの祭り関連の常設展示、観光情報などもある町なか情報センターなどで構成されています。 http://www.morireki.jp/about/index.php
2階は「歴史と文化の回廊」というテーマで、城下町成立から近代化までの盛岡の歩みや文化、南部家の資料などを展示、紹介しています。 ■ 基本情報
- ・名称: もりおか歴史文化館
- ・住所:岩岩手県盛岡市内丸1番50号
- ・営業時間:4月~10月 9:00~19:00 2階歴史常設展示室への入場は18:30まで
11月~3月 9:00~18:00 2階歴史常設展示室への入場は17:30まで - ・定休日: 毎月第3火曜日(祝・休日の場合は翌日)12/31~1/1
- ・料金: 大人:300円 団体(20人以上)240円
- 高校生:200円 団体(20人以上)160円
- 中学生:100円 団体(20人以上)80円
- 小学生:100円 団体(20人以上)80円
- ・電話番号:019-681-2100
- ・公式サイトURL: http://www.morireki.jp/
7.光原社
光原社は宮沢賢治が生前に刊行した童話集「注文の多い料理店」の出版をした会社の流れをくむ喫茶と伝統工芸のお店です。中庭には、出版の地の碑があり、喫茶の「可否館」は、北上川に面しており、名物のくるみクッキーとともにコーヒーを楽しむことができます。また、材木町の本店の無料ギャラリー「マヂエル館」で「注文の多い料理店」に関する展示を行っています。宮澤賢治ファンであれば是非行っておきたいお店です。
■ 基本情報
- ・名称: 光原社
- ・住所: 岩手県盛岡市材木町2-18
- ・営業時間: 10:00~18:00 ※1~3月は17時半まで
- ・定休日: 毎月15日休業(祝祭日の場合は営業し翌日休)
- ・電話番号:019-622-2894
8.啄木新婚の家
明治38年に処女詩集「あこがれ」を出版後の石川啄木が盛岡市内に戻り、妻の節子との新婚生活を始めた時期に、啄木の父母、妹とともに3週間ほど生活した家がこの「啄木新婚の家」です。啄木の随筆「我が四畳半」にこの時期のことが記されています。 http://www.its-mo.com/season/autumn/detail/30606/%E5%91%A8%E8%BE%BA%E3%81%AE%E5%90%8D%E6%89%80%E3%83%BB%E8%A6%B3%E5%85%89/
■ 基本情報
- ・名称: 啄木新婚の家
- ・住所: 岩手県盛岡市中央通3丁目17-18
- ・営業時間: 8:30~18:00(閉館、時期により異なる)
- ・定休日: 通年 無休(12~翌3月は火曜休)
- ・電話番号:019-624-2193
9.盛岡市中央公民館/御薬園跡
盛岡中央公民館は、敷地内に移築した国指定重要文化財の盛岡の商家「旧中村家住宅」と国登録有形文化財の藩主「旧南部家別邸」という2つの文化財を有しています。 http://blogs.yahoo.co.jp/kfuji_taxi/52007820.html
公民館が建設されるまで
もともとこの公民館は、第4代盛岡藩主南部重信治世時代に城中で使用する薬草の栽培を行う「御薬園(おやくえん)」が、その後藩主の別邸となった跡に作られたものです。原敬の別邸から移築された「白芳庵」などの歴史的な建物や庭園を移築し、現在の形になりました。■ 基本情報
- ・名称: 盛岡市中央公民館/御薬園跡
- ・住所: 岩手県盛岡市愛宕町14-1
- ・営業時間: 9:00~16:30(閉館17:00)
- ・定休日: 月曜(祝日の場合は翌日休、12月29日~翌1月3日休)
- ・電話番号:019-654-5366
- ・公式サイトURL: http://www.city.morioka.iwate.jp/kokyoshisetsu/kominkan/chuo/003884.html
10.昭和旭蔵
昭和旭蔵は、昭和63年完成の盛岡の老舗蔵元「あさ開」の酒蔵で、日本酒の「手作り工程」と新鋭設備による「近代工程」を見学することができます。南部杜氏による伝統の技術と、コンピュータによる近代工程をガイドの説明付で1つの蔵で見学でき、「大人の社会科見学」として楽しめます。 http://www.asabiraki-net.jp/cgi-bin/osake_news.cgi?f1=1335428022&f2=admin
■ 基本情報
- ・名称: 昭和旭蔵
- ・住所: 岩手県盛岡市大慈寺町10-34
- ・営業時間: 9~16時
- ・定休日: 無休
- ・電話番号:019-624-7200
- ・公式サイトURL: http://www.asabiraki-net.jp/