天皇陛下が暮らす皇居。一般人は入れないイメージがありますが、実はきちんとした手続きを踏めば皇居参観ツアーに参加出来るんです。その方法をご紹介します!
1. 参観手続きはどうする!
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平成28年6月25日から皇居一般参観の手続きや定員、実施日などが変更になりました。これまでは、参観をするにはこれまでは事前手続きのみでしたが、1回の総定員が大幅に増加して、当日受付定員と、事前申請手続きの定員に分けられました。参観が出来る日は、これまでは月曜日から金曜日でしたが、火曜日から土曜日となりました。参観出来ない日は、日曜日、月曜日、国民の祝日に関する法律に規定する休日(土曜日の場合を除く)と、7月21日~8月31日の午後、12月28日~1月4日、行事等で実施に支障が生じる日(回)です。
※ 平成28年7月5日(火)~平成28年10月29日(土)の間は、休所になっている窓明館の改修工事のために、事前申請手続きは休止となり当日受付のみ、各回180人、先着順(整理券配布)となります。
当日受付
皇居一般参観の定員が各回500人程度とされ、そのうちの各回300人程度が当日受付定員となります。受付場所は、皇居桔梗門前の皇居一般参観当日受付場所となります。午前の受付は、9時30分から10時までとなっていて、8時30分から整理券が配布されます。午後の受付は、13時から13時30分までとなり、12時から整理券が配布されます。いずれの回も所定人数に達したら受付は終了となります。
事前申請
事前申請手続きは、①インターネット、②郵便、③参観係窓口の3種類となっていて、合計で各回200人程度の定員となっています。①インターネットでの手続きは、参観希望日の属する月の前月1日午前5時以降から開始となり、参観希望日の4日前までに完了する必要があります。手続き完了後、オンライン参加受付システムから皇居参観許可が通知されます。
②郵便と③参観係窓口での手続きは、あらかじめ電話で予約をする必要があります。電話予約は、参観希望日の属する月の前月1日から、受付時間は参観実施日の8時45分から12時まで13時から17時までとなっています。
②郵便と③参観係窓口の電話予約後の書類の準備、申込期限などの手続きは、宮内庁ホームページにある『皇居 参観要領』に従って行うことになります。
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2. どんな人が参観出来るの?
参観できる人は、原則として18歳以上の人、18歳未満は成年者の同伴が必要です。参観は、個人でもグループ・団体でも可能となっていますが、グループ・団体の場合は50名以内となります。当日受付の人は、桔梗門前で本人確認を行って入門します。運転免許証などの本人確認が出来るもの、外国人旅行者の場合はパスポートの提示が必要となります。
事前申請の人は、参加許可書または参加許可通知を持参して、参観開始30分前頃から10分前までに受付を済ませます。桔梗門での入門の際に本人確認を求められる場合があるので、本人確認が出来るものが必要となります。
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3. いよいよ皇居参観!
http://heritager.com/?p=27422
当日。集合の後は窓明館という場所でビデオや説明を聞きます。この奥に、実は宮内庁生協があるんですね!この生協では…なんとお土産を購入することができちゃいます!この時間、このタイミングしかこの窓明館に入る事はできませんのでお買い忘れなく! オススメの皇居みやげ♪
http://www.sat-mag.net/blog/2011/02/
オススメは、この日本酒。かなり美味しいと評判ですのでお土産にも是非どうぞ。 http://huglog.jp/2014/05/28/460/
これ以外にも、お菓子や財布・お茶碗・風呂敷・下敷きなど…様々なグッズを購入することができます。ショッピングの時間もあまりないので、欲しい!と思ったら迷わないのがポイントですよ~! http://huglog.jp/2014/05/28/460/
本革の気品溢れるお財布に菊のご紋。 http://hoohappy.com/?p=3510
こちらは朱肉入れと印鑑入れ。金の輝きもなんて上品な。ガイドさんと一緒に皇居参観
http://heritager.com/?p=27422
買い物タイムを終えて、説明も聞き終えるといざ皇居の中を見て回ります。ガイドさんが説明をしながら丁寧に周ってくれますのでご安心を!1時間15分程度のコースです。こちらは桔梗門の石垣。薩摩の島津家家紋が入っています。なんだか歴史を感じますよね…。 http://heriager.com/?p=27422
そして、こちらが富士見櫓です。元は江戸城にあったものですが、大火にて消失。この富士見櫓だけはその後、再建されてそのまま現在まで残されています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9A%87%E5%B1%85
こちらは、天皇陛下や皇族の皆さんがお正月に手を振って下さる長和殿です。こんな所まで見る事ができるんですね…凄い!4. 参観経路(見どころ)は?
皇居参観の一番の見どころは、なんと言っても国賓等の接伴や国の公の儀式・行事が行われる宮殿であります。参観では正殿を眺めることは出来ませんが、宮殿のうち一番長い建物の長和殿や、宮殿の中で最も広い部屋となっている豊明殿を、解説を受けながら外から眺めることが出来ます。
元枢密院庁舎
枢密院は明治憲法の下で、天皇の最高諮問機関と位置づけられていた機関で、元枢密院庁舎は1921年に完成したネオ・ルネッサンス様式の鉄筋コンクリート2階建ての建物です。正面に古代ギリシャ風の円柱が4本ある建物は、国会議事堂のモデルになったとも言われています。元枢密院庁舎は、昭和22年の枢密院廃止後、最高裁や総理府の仮庁舎として使われて、昭和37年から皇宮警察が使用するようになりました。昭和59年に皇宮警察本部は隣接地に移りましたが、平成25年に改修工事を終えて皇宮警察本部に再びなっています。
富士見櫓
江戸城旧本丸の東南隅にある富士見櫓は、明暦3年(1657)の大火で焼失した後、万治2年(1659)に再建された高さ約16mの三重の櫓です。明暦の大火後、江戸城天守は再建されず、富士見櫓は天守の代わりを果たして、将軍が両国の花火や品川の海、富士山などを眺めたと云われています。富士見櫓の石垣は、主に伊豆から運ばれた自然石の割石が用いられていて、初期の打ち込みはぎの技法によって造られ、高さは約14.5mとなっています。
正門鉄橋
誰もが呼び親しんでいる皇居の二重橋は、名前の由来となった二重橋が架かっていた場所にある、現在は正門鉄橋という名の橋です。二重橋の名の起こりとなった橋は、慶長19年(1614)に架けられた二重構造の木橋で、その姿から二重橋と呼ばれるようになりました。元の二重橋は、明治21年(1988)に鉄橋に架け替えられ、昭和39年(1964)に現在の橋となったものです。正門鉄橋の上からは、皇居で最も美しい櫓と云われている伏見櫓や、皇居外苑を背景に眼鏡橋の正門石橋を眺めることが出来ます。
伏見櫓
皇居で最も美しい櫓と称されている伏見櫓は、二重橋とペアで皇居外苑を訪れた人達の、絶好の被写体となっており、皇居のシンボルのひとつにもなっています。伏見櫓は、江戸城で19あったとされる櫓のうちのひとつで、現存している櫓は、富士見櫓、桜田巽櫓と伏見櫓の三櫓となっています。伏見櫓は、徳川3代将軍家光が伏見城から移築したと伝えられており、二重櫓の両側に多門櫓を備えている唯一の遺構となってます。
富士見多聞
季節にはその名のとおり、大輪の蓮の花が美しく咲く蓮池堀の石垣の上には、江戸城本丸の武器庫だった富士見多聞があります。江戸城には15棟の多聞がありましたが、現存しているのは富士見多聞だけとなっています。蓮池堀と富士見多聞との間にある石垣の高さは、水面から約20mもあります。城内に敵の侵入があった場合には、多聞から鉄砲や弓矢を用いて防御する役割も担っていました。
5. クチコミ・感想など
ajari
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1066443-d320050-Reviews-Imperial_P…
Richard, enjoy my life!
Dakiny
4.おわりに
■ 基本情報
- ・名称:皇居
- ・住所:東京都千代田区千代田1‐1
- ・アクセス:【坂下門】地下鉄千代田線「二重橋前駅」6番出口
- 地下鉄三田線「大手町駅」D2出口から徒歩15分
- JR「東京駅」丸の内中央口から徒歩20分
- 【桔梗門】地下鉄千代田線「二重橋前駅」6番出口
- 地下鉄三田線「大手町駅」D2出口から徒歩10分
- JR「東京駅」丸の内中央口から徒歩15分
- 【大手門】地下鉄「大手町駅」C13a出口から徒歩5分
- 地下鉄千代田線「二重橋前駅」6番出口から徒歩10分
- JR「東京駅」丸の内北口から徒歩15分
- 【平川門】地下鉄東西線「竹橋駅」1a出口から徒歩5分
- 【北桔橋】地下鉄東西線「竹橋駅」1a出口から徒歩約5分
- ・参観時間:1日2回 10:00~/13:30~
- ・参観不可日:(1)7月21日から8月31日までの午後
- (2)年末年始(12月28日~翌年1月4日)
(3)行事等の実施のため支障のある日
(4)土日祝日 - ・電話番号:宮内庁管理部管理課参観係 03-3213-1111(代)
- 宮内庁京都事務所参観係 075-211-1215(直)
- ・料金:無料
- ・所要時間:約1時間15分
- ・参観希望申込手順(web):http://sankan.kunaicho.go.jp/order/order_simple_flow.html
- ・公式サイトURL:http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/koukyo.html
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素材提供:トリップアドバイザー