日本最大規模の博物館！ 至宝あふれる東京国立博物館の魅力まとめ

東京国立博物館は、上野の敷地内に６棟の建物が建っている、日本最大規模の施設です。明治時代から長く続いている歴史があり、国宝や重要文化財に指定されている多数の美術品、絵画、彫刻が展示されています。常設展を見て回るだけでも１日かかってしまうほどの見ごたえです。また、お洒落な内装のお土産屋さんや、美味しい料理を提供してくれるレストランがあるので、休日にちょっと時間があり、目の保養をしたいと思った方に訪れてほしいスポットです！

東京国立博物館とは

東京国立博物館は、明治5年に日本で初めて行われた「博覧会」の開催の為に作られたものが当初。明治14年には本館・二号館が作られ、明治33年には大正天皇の御成婚を祝福して表慶館が作られました。ところが、関東大震災で本館・二号館は大破。暫くは表慶館のみで運営が行われました。
その後、本館は現在の形に作り直され重要文化財として残されています。

この他に、法隆寺宝物館や東洋館が作られたほか、資料館・平成館も建設されました。敷地内には現在6つの建物があり、それぞれの館で特色ある展示や企画を行っています。

収蔵品の総数は2015年3月31日時点で116,268件で、国宝87件、重要文化財634件が含まれています。それとは別に国宝56件、重要文化財256件を含む総数3,064件の寄託品を収蔵していて、まさしく日本で最大規模の収蔵数となっています。年間190万人を超す来館者があり、子供から大人まで多くの人が訪れます。特に企画展は興味深い物ものが多く、夏休みなどの長期の休みには大規模な企画展が開かれ、多くの家族連れが訪れます。

東京国立博物館のみどころ５つ

本館二階国宝室

なによりも見逃して欲しくない必見のポイントは国宝室です。月ごとに様々な国宝を一つ選りすぐりで展示し、皆さんに見てもらうもの。
どのような国宝が展示されるかは、月によって変化しますが一室に一点だけを展示してそれをゆっくり見るという贅沢な展示のスタイルです。国宝の魅力にしっかり浸ることができますね！

本館の第１～第10室は「日本の美術」をテーマに、仏教、茶道、武道、能の古典芸能などについての展示がされています。第11～19室はジャンル別の展示となり、アイヌや琉球の民族芸術、彫刻、漆、刀、陶磁器などの展示がされています。その他、特別室が1～5室あり、特に５室は吹き抜けのある大広間で、「モナリザ」ツタンカーメン、興福寺の「仏頭」、にはレオナルド・ダ・ヴィンチの『受胎告知』などが著名な作品が展示されました。

本館の建物

実は建物そのものが重要文化財なのもポイント。公募で選ばれたデザインは明治神宮の宝物殿と同じく、日本古来の建築技術に鉄筋コンクリート等を活用した和洋折衷の建築様式。立派な建物をみるだけでも美術の鑑賞になります。晴れた日は、お庭のベンチから少し本館を眺めてみるのも良いですね。ドラマのロケなどで使われる事もあるそうですよ！

現在の建物は1932年に着工し、1938年に開館となったものです。2001年に「旧東京帝室博物館本館」の名称で重要文化財に指定されました。これ以前の1881年に建てられた建物は、イギリス人建築家ジョサイア・コンドルが設計した木造レンガ造りの２階建てでした。翌1882年には附属動物園（恩賜上野動物園の前身）も開園しました。この建物は惜しくも関東大震災で損傷し、1928年になり新しい建物の建設計画が始まりました。

東洋館

朝鮮半島からエジプトまでのアジアの国々の至宝を網羅しています。寄贈されたものや、独自に収集したものが沢山あります。インドの細密画や、中国の仏像・朝鮮王朝の王冠などみどころはたっぷり。東洋館は2013年にリニューアルオープンしたばかりの館です。ぜひ一日かけてゆっくり巡って欲しい館です。

東洋館は1968年に開館しました。地下1階から地上5階まで、13室の展示室にアジアのアートが集まっています。中国の陶磁器、インド・ガンダーラの美術、シルクロードの美術、古代エジプトや中国文明、朝鮮半島の陶磁器、クメールの彫刻など充実した展示が並び、ここでアジアの歴史を一気に学ぶことができます！　オアシスルームでは2016年12月23日までアジアの占い体験ができますよ。人々の暮らしに根付いた占いをちょっと覗いてみて下さい。　

ミュージアムショップ

やはり博物館に来たら寄って欲しいのがミュージアムショップ。特に本館のミュージアムショップはリニューアルオープンされ、一際目を引く作りになっています。高級感溢れる店内のインテリアは、館内の展示物にも引けをとりません。また、様々なアイテムや特別展にちなんだグッズも出ているので要チェックですよ！

ミュージアムショップは本館1階と東洋館1階、正門プラザにあります。約4500種類にも及ぶ美術、考古、歴史に関係する図書を販売しています。一般書店では手に入り難い過去の特別展のカタログやパンフレットも販売されています。所蔵品を元にした葉書き、アクセサリー、文具、Tシャツなどオリジナル商品もたくさんあるので、是非ご覧ください。お土産にも最適ですね。じっくりと見ていると、あっという間に時間が過ぎてしまいそうです。

ホテルオークラ・ガーデンテラス

東京国立博物館に行ったら、絶対に訪れて欲しいポイントがこちらのガーデンテラス。ホテルオークラが提供しているだけあって、サービスや味はピカイチです。入館料を払わなければ利用できない、という点でマイナス評価になっている点はありますが、それでもサービスや味は一流です。お昼には一時間待ちになることも…並んで食べるだけの価値はあります！

ホテルオークラ・ガーデンテラスは法隆寺宝物館の環境整備工事による休館にともない、休業しています。東洋館別棟1階に「ホテルオークラレストラン ゆりの木」があり、こちらはご利用いただけます。朝10:30～オープンしていて、ラストオーダーは閉館の40分前です。「ゆりの木膳」などの和食、葱とチャーシューの細切りつゆそばなどの中華、パンケーキ フレッシュソース添えなどの軽食があり、博物館を歩き回って疲れた時に一息いれて下さいね。特別展の開催がない期間は、ご予約もできます。（TEL：03-5685-5125）

クチコミから見る東京国立博物館

毎年沢山の人が訪れる東京国立博物館。そんな訪問した人のクチコミを少し集めてみました。参考にしてみてくださいね！
年間パスポートがあるのは有難いですね！近くにお住まいの方は購入を検討してみる価値も、あるのではないでしょうか？
子供さんでも、展示物に興味があれば一日楽しむことができるんですね！特別展だけでなく、常設展でも良い物を取り扱っていますので、子供さんを連れて行っても良いかもしれません。
確かに、敷地内に6つの館を所有している点からも広さは伺い知ることができますよね…。
訪れる時にはかなりの時間的余裕が必要のスポットです！

マップ

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東京国立博物館は、本当に大規模な施設ですね。建物自体も年季が入っていて、荘厳な雰囲気をかもし出しています。その中で展示されている、貴重な美術品の数々も、ぜひこの目で見ておきたいものばかりですし、休憩に有名ホテルの料理をいただくことができるのも魅力です。毎年、たくさんの人が足を運んでやって来るのも頷けますが、何度も訪れたい方には、年間パスポートが用意されていますから、その購入を検討してみるとお得に時間を気にせずゆっくり鑑賞していただけると思います。