熱田神宮のススメ。深い歴史が詰まった荘厳な杜を知ろう。

愛知県は沢山の観光地がありますが、是非名古屋に行ったら訪れてほしいのが“熱田神宮”
長い歴史をかけて大切にされてきた場所なだけあって、神秘的な雰囲気が漂う、東海地方を代表する神社です。

熱田神宮の荘厳な雰囲気に包まれるとなんだか心が清められたような気分になります。見どころ満載の境内は豊かな緑に包まれ、散策にもぴったり。そして、周辺にはおいしいグルメがたくさんあります。今回はその魅力に迫りたいと思います。

熱田神宮とは

愛知県名古屋市にある神社。
三種の神器の「草薙剣（くさなぎのつるぎ）」を祀っていることでも有名なこの神社は、 都会の真ん中に位置しながら昔の面影を残す自然豊かな場所です。 年間で70ほどの神事や神典があり、一年中多くの参拝客が訪れます。 今回はそんな熱田神宮についてご紹介します。
大きな鳥居を抜けると空気が変わるような神秘的で不思議な感覚を味わうことができます。

熱田神宮の5つのみどころ

1.本宮

明治26年に尾張造りだった社殿が、伊勢神宮と同等の規模で社殿配置の神明造の社殿へと改造されました。 明治時代に2度の戦火を受けながらも造替され、今なお多くの参拝客がこの本宮を詣りに来ます。本堂には三種の神器「草薙剣」が奉納されており、本殿には「熱田大神」が鎮まっています。

2.境内・境外

熱田神宮には本宮をはじめ境内、境外含め四十五の社がお祀りしてあります。それぞれに歴史があり、本宮を見るだけでなくそれらの社を参拝するのも熱田神宮に行ったら是非したいところです。

■別宮　八剣宮

歴史のある別院は武門の信仰が厚く、織田信長、徳川綱吉等により大切に扱われてきました。本宮に参拝した後に訪れたい場所です。

■摂社　御田神社
天神様として有名な菅原道真公が祀られています。
受験シーズンになると多くの受験生や家族が合格祈願の絵馬を掛けにきます。

■神楽殿
平成21年に記念事業で新しく造営されています。初宮参り・安産・厄除け・家内安全などのご祈祷を奉仕する社殿です。1月1日の「初神楽」はここで奉奏されます。

3.歴史と由来のある宝物

歴史的に貴重な宝物が貯蔵されています。参拝料が大人300円、小中生150円かかります。約6,000点の収蔵品の中から毎月選りすぐりのものが展示されます。
入ってすぐの場所に展示されている刀。重要文化財も貯蔵されています。

4.自然と生き物

■大楠
弘法大師のお手植えと伝えられている楠。樹齢は約1000年と言われています。

■ならずの梅
花は付くのに実がならない木。、江戸時代の模写にも出てくる古木。

■太郎庵椿
江戸中期の茶人、高田太郎庵が愛好したことからこの名前がついたと言われています。

■ニワトリ
大きいニワトリに少し驚きますが、近寄ってきたり攻撃してくることは殆どありません。

5.祭りと催し物

熱田神宮では70を超える祭典や神事が行われます。

■初詣
三が日はもちろん、初えびすの5日までは本宮までたどり着くのにかなり時間がかかるほど混み合います。

■初えびす
1月5日の初えびすは午前0時に行われる祭り。
商売繁盛・家内安全・漁業豊漁を祈る祭りで、深夜にも関わらず毎年多くの参拝客が訪れます。

■七五三
七五三の時期は着飾った子供たちが手を引かれ参拝します。

■熱田神宮での結婚式
熱田神宮での神前式はとても大人気。大安吉日は1年前から予約でいっぱいだそうです。

神宮の例祭「熱田まつり」

毎年6月5日に行われるお祭り。
天皇陛下のおつかいの勅使が参向される熱田神宮の祭事のなかでも特に重要なお祭りです。
武道や献茶、献花等の数々の行事が行われます。特に夜に行われる花火は大人気で夕方からは交通規制がかかるほど混み合います。
夕刻からは各門で「献灯まきわら」を奉飾点灯します。
昔からこのお祭りで浴衣を着る習わしがあります。地元では熱田祭りは夏の訪れを感じさせてくれるイベントです。
ホテルやビルには花火を見る人で賑わいます。
1000発の花火が観客を楽しませてくれます。

地図

基本情報

熱田神宮周辺グルメ

参拝あとにおすすめなグルメスポットをご紹介。

宮きしめん 熱田神宮店

名古屋名物の絶品きしめんをいただける「宮きしめん 熱田神宮店」。ここは熱田神宮境内にあり、参拝の後に立ち寄るのにぴったり！深い緑に包まれた荘厳な雰囲気の中でお食事ができますよ。毎日たくさんの観光客で賑わいます。

選び抜かれた特選の小麦を使用し、独自の製法で作った麺はもっちりとした仕上がり。さっぱりとしてつるっとしたのど越しです。さらにメニューが豊富なのも魅力のひとつ。

定番の「宮きしめん」をはじめ、おすましきしめん、とろろきしめん、白エえびかき揚げきしめんなど8種類の中から選べます。地元民み愛され続けてきた味をぜひご堪能ください。

あつた蓬莱軒神宮店

創業明治6年！140年以上守られ続けてきた伝統の味を楽しめる「あつた蓬莱軒神宮店」。ここではもう一つの名古屋名物「ひつまぶし」をいただけます。熱田神宮から徒歩4分ほどの距離にあり、参拝のあとの立ち寄りに便利です。

最高級の備長炭でじっくりと香ばしく焼きあがったうなぎと創業以来継ぎ足してきた秘伝のタレの相性は抜群！さらに甘辛いタレがごはんとよく絡みどんどん食がすすみます。一膳目はそのまま、二膳目は薬味と一緒に、三膳目はお茶漬けで楽しむのがツウないただき方。

一杯で二度三度美味しい伝統の味。これは食べなきゃ損ですよ♪

ちかさんの手料理

ほっこりする家庭の味が魅力の「ちかさんの手料理」。茶色を基調とした落ち着いた外観とアットホームな店内。ここは特に「とんかつ」が美味しいと評判の隠れた名店。

チキンカツやソースがおいしいジューシーなハンバーグなど大人から子供まで大好きな洋食メニューがズラリ。数あるメニューの中でもここへ来たなら「ホタテとヒレカツのミックスカツ」をおすすめします。ヒレカツはこんがりきつね色の絶妙な揚げ加減。一口食べると肉汁があふれてきます。

相棒のホタテは生ホタテを使用！肉厚でしっかりとした食感を楽しむことができます。一口食べたら、うんうまい！また、行きたくなるお店です。

橘

お寿司が食べたくなったらここ！新鮮なネタと豊富なメニューが魅力の「橘」。熱田神宮の北の角に位置するこちらのお店は握りずしはもちろん、ボリューム満点の巻きずしも美味しいと評判です。その味を求めてランチタイムは多くの人が訪れます。

ここを訪れるならランチタイムがねらい目！お得なお値段でお寿司を堪能できますよ。「海鮮巻きずし」は彩り豊か。新鮮で活きの良いお魚とお野菜、玉子焼きのバランスはＧＯＯＤ。一皿でかなりの食べごたえあり。そのほか、赤身がたっぷりと乗った鉄火丼もおすすめですよ。

タビカフェ

「旅」がテーマのくつろぎ空間！有機焙煎のドリップコーヒーをゆったりとした店内でいただける「羇カフェ」。座り心地抜群のソファやセンスの光るインテリアに加え、ガイドブックがズラリと並ぶ店内は居心地がよく、ついつい時間を忘れて長居してしまいそうな予感。

コーヒーはもちろんのこと、お食事メニューにもこだわりあり。「プレートランチ」には天然酵母の自家製パンと香ばしい香りがおいしいハーブチキンなどをを楽しめます。さらにディナーはパスタに丼びり、カレーにうどんなどバラエティー豊富。

食後はやっぱりコーヒーがおすすめ。優しい香りに包まれて、至極のリラックスタイムをお過ごしください♪

お休み処 清め茶屋

熱田神宮内の甘味処「お休み処 清め茶屋」。名物の「きよめ餅」をはじめ、ぜんざいやあんみつなどの和スイーツからアイスまで幅広い甘味をいただけます。また、こちらは甘味以外にも、天丼やカレー、お茶漬けなどもあるので、小腹がすいたあなたにもあすすめですよ。

そして、夏の風物詩といえばかき氷！定番のいちごやメロンから金時、宇治、せんじなどもそろえています。さらにお好みで白玉やミルク、アイスなどもトッピング可能。あなた好みにカスタマイズできちゃいます。

スイーツをたっぷりといただけば、元気いっぱい！幸せな気分になりますよ♪

喜与女茶寮

熱田神宮から徒歩5分！和菓子屋さんらしい外観から中根入るとゆったりとした落ち着いた雰囲気の店内。お友達同士はもちろんのこと、一人でもふらっと入りやすいムード。ここ「喜与女茶寮」ではぜんざいやわらびもちなどからパフェまで幅広い甘味を堪能できます。

ここを訪れたなら「小倉抹茶パフェ」はいかがでしょうか？北海道産の小豆を使用し、上品な甘さのあんに仕上がりました。このあんとほろ苦い抹茶が奏でるハーモニーは抜群！一口で、甘さとほろ苦さを一度に味わうことができます。

また、「きよめ餅」も定評あり。手間ひまかけて丁寧に炊き上げたこしあんをやわらかな羽二重餅で優しく包みました。こちらも上品な甘さを楽しめます♪

---

熱田神宮の見どころと周辺グルメのお伝えしました。いかがでしたか？熱田さんと呼ばれ親しまれている熱田神宮が少しわかっていただけたと思います。女性には嬉しい、美肌や美人になれるといわれている湧き水にふれてお願い事してみるのもおすすめです。

この由緒正しい神社には国内はもちろんのこと海外からの観光客も多く、訪れます。見どころ満載なので、あっという間に時間が過ぎてしまいますよ。この他にもみどころがたくさんあるので、ゆっくり回って、美味しいひつまぶしを食べてパワーを満タンにしてみてはいかがでしょうか？