日本屈指のパワースポット、 高野山!
約1200年前に弘法大師・空海によって開山した聖地です。
標高およそ985mの盆地に総本山金剛峯寺や根本大塔などの様々なお堂や塔などが並び
「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されました。
今でも高野山に観光に来られる方が多いでしょう、和歌山の霊場スポットなんですね、そして女人禁制の山だった為に色々な悲しい伝説も残ってます、現代社会では考えられないですね!高野山に入った瞬間にキーンと空気が変わります、多くの建物も見て回る価値がいっぱいです。
今回は、 高野山を巡るおすすめ観光スポットを30選してご紹介いたします。
■ 高野山へのアクセス情報
- ・所在地:和歌山県伊都郡高野町高野山550
- ・開門6:00~16:30(閉門17:30)
- ・問合せ:高野山観光協会 0736–56–2616
- ・参考サイトURL:一般社団法人高野山宿坊協会 http://www.shukubo.net/contents/
- 【アクセス】
- 関西国際空港:南海空港線で天下茶屋駅で乗りかえ、南海高野線へ 。
- 南海高野線 :極楽橋駅下車、南海高野山ケーブル(極楽橋駅から高野山駅まで約5分)で
- 高野山駅へ。高野山駅前から各名所へ山内路線バス(南海りんかんバス)。
- 車:橋本市から国道370号線で九度山方面に向かいます。九度山から花坂交差点(三叉路)を 国道480号線(西高野街道)に向かうと高野山へ入ります。
- 橋本市からの所要時間は約1時間です。
1.一の橋
一の橋は正式には大渡橋(おおばし)と言い、弘法大師御廟に向かう参道入口の最初に渡る橋です。
昔からお大師様が人々をここまで送り迎えしてくれると言い伝えられています。 その為、多くの人が橋の前で合掌一礼してからお参りします。 近くには「一の橋観光センター」があります。
奥の院へは、この一の橋から参拝するのが正式なルートとされています。「一の橋観光センター」では、精進料理をベースした創作御膳をいただける食事処や、特産品・名産品が揃うお土産屋、高野山観光についてのアドバイスもしてもらえますよ。
■ 基本情報
- ・名称: 一の橋
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町高野山
- ・電話番号: 高野山観光協会 0736–56–2616
2.総本山金剛峯寺(こんごうぶじてら)
金剛峯寺の名称は、弘法大師が高野山一山の総称として命名されたものです。
明治初年、興山寺と秀吉が建てた青厳寺と合併して金剛峯寺と改称し、 全国3,600に及ぶ末寺を代表する高野山真言宗の総本山となりました。 歴史に名を残す絵師の襖絵、日本最大の石庭などが拝観できます。
石庭としては国内最大級の広さ(2340平方メートル)を誇る蟠龍庭。天に昇らずに地上でとぐろを巻いている龍のことを”蟠龍”といいます。奥殿を守る雌雄1対の龍が向かい合っているかのような石には、弘法大師の誕生の地である四国の花崗岩が使われているそうです。
■ 基本情報
- ・名称: 総本山金剛峯寺
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町高野山132
- ・アクセス: 南海高野山駅より南海りんかんバス奥の院行10分、千手院橋より徒歩3分
- ・営業時間: 8時30分~16時
- ・定休日: 年中無休
- ・電話番号: 0736–56–2011(代)
- ・料金: 大人: 500円、小学生200円
- ・駐車場:あり(無料)
- ・公式サイトURL: https://www.koyasan.or.jp/
3.根本大塔(こんぽんだいとう)
高野山のシンボルの高さ48.5mの多宝塔。 多宝塔様式としては日本最初のものと云われており、 空海が真言密教の根本道場として建設した壇上伽藍です。
根本大塔の内部は、16本の柱に十六大菩薩(じゅうろくだいぼさつ)が描かれており、曼陀羅の世界が広がります。
朱色に彩られた内部には、中央に胎蔵界大日如来、それを囲むように金剛界の四仏が配されています。その周りの十六の柱に十六大菩薩の仏画が描かれているのです。また、根本大塔が建つ壇上伽藍は、奥之院と並んで、高野山の中で最も神聖な場所とされています。
■ 基本情報
- ・名称: 根本大塔
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町高野山
- ・営業時間: 8:30~16:00
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 0736–56–3215
- ・料金: 大人200円
4.霊宝館
高野山内の貴重な文化遺産を保存展観する施設として、大正10年に開設されました。 平成10年には本館が登録有形文化財として指定されています。
展示品は1200年の歴史を持つ国宝、重要文化財、県指定文化財などあわせた約5万点以上の貴重な資料が常時一般拝観ができます。
国宝級の仏像や資料を数多く見ることができる貴重な場所です。その数も多く、一つ一つに見入ってしまうほどのものがたくさんありますよ。歴史や美術、宗教などに関心がある方は、時間の余裕を持って行かれることをおすすめします。
■ 基本情報
- ・名称: 霊宝館
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町高野山306
- ・開館時間: 5月~10月 午前8時30分~午後5時30分。
- 11月~4月 午前8時30分~午後5時 (※入館は各閉館時間の30分前まで)
- ・休館日: 年末年始のみ
- ・電話番号: 0736–56–2029
- ・拝観料: 一般:600円、高校生・大学生350円(※学生証提示必要)
- 小学生・中学生250円。
- ・公式サイトURL: http://www.reihokan.or.jp/
5.檀上伽藍(だんじょうがらん)
奥の院と共に高野山二大聖地のひとつ。 伽藍とは僧侶が集まり修行をする場所のことです。
弘法大師が高野山上に伽藍建立した最初の地と云われ、 現在では総本堂である「金堂」や多宝塔「根本大塔」が建ち並ぶ高野山一の伽藍群です。
壇上伽藍は、右手を清浄とする右遶(うにょう)という礼拝ということで、右肩を壇上伽藍の中央に位置する金堂の仏像に向け、時計回り(右回り)で巡るのが正式な参拝だそうです。金堂の西にある松は、平安時代の高僧が昇天したとされる場所で、「登天の松(とうてんのまつ)」と呼ばれています。
■ 基本情報
- ・名称: 檀上伽藍
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町高野山
- ・アクセス: 海高野線高野山駅より南海りんかんバス大門行10分、金堂前より徒歩1分
- ・営業時間: 金堂・根本大塔 8時30分~16時30分
- ・定休日: 年中無休
- ・電話番号:
- ・料金: 入場料・拝観無料。金堂・根本大塔拝観料各200円。
- ・駐車場: 無料
6.大門
国の重要文化財に指定されている高野山の総門で、阿形像・吽形像を配した高さ25.8メートルの大楼門。門周辺から望む夕日は、日本の夕陽百選スポットに選ばれるほどです。遠くにある淡路島や六甲山を望むことができます。
高野山の入口にそびえ立つ大門は、一山の総門です。左右には、東大寺南大門の仁王像に次ぐ我が国二番目の巨像であるといわれる仁王像が安置されています。また、大門の横手には、山頂に弘法大師が勧請された嶽弁才天がまつられている弁天岳への登山口がありますよ。
■ 基本情報
- ・名称: 大門
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町高野山
- ・電話番号: 0736–56–2011(代)
7.徳川家霊台
三代将軍家光によって建立された、江戸時代初期の代表的な建築物で重要文化財です。とっても趣のある雰囲気があるので、立ち止まって長い時間眺めている人が多くいます。
右が家康霊屋、左が秀忠霊屋であり、内棟は漆、金箔の施された造りになっています。
大徳院の境内だったという場所に、現在はこの建物だけが残ったそうです。ひっそりと佇む徳川家霊台は、
それほど大きい建物ではありませんが、内部には絢爛豪華な須弥壇と厨子を設けてあり、豪華な造りになっています。
■ 基本情報
- ・名称: 徳川家霊台
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町高野山
- ・営業時間:8:30~16:00
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 0736–56–3728
- ・料金: 大人200円
8.金剛三昧院多宝塔(こんごうさんまいいんたほうとう)
現在、高野山に現存する最古の多宝塔で源頼朝、実朝の御霊を供養するため建立されたものです。 平成16年には、世界文化遺産に指定されています。 高さはそれほどありませんが、重厚感ある佇まいが迫力があります。
本来の屋根の下に、もう一重屋根を重ねる裳階(もこし)と呼ばれる建築様式で造られていて、外観は二階建てに見られますが、実際は一階建てなんです。貞応2(1223)年に建立され、高野山で現在残っている、もっとも古い建立物とされています。
■ 基本情報
- ・名称: 金剛三昧院多宝塔
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町高野山
- ・電話番号:0736–56–3838
9.奥之院
高野山参詣の人々が必ず訪れる、高野山の最も重要な二大聖地の一つです。 一の橋から弘法大師御廟まで通じる約2キロメートルの参道両側には、 武田信玄などの戦国大名をはじめ、おおよそ20万基を超えるあらゆる人々の墓碑が並び、 その辺りには、樹齢千年に及ぶ老杉が高くそびえています。
聖地の中の聖地ともいわれる奥之院は、一歩足を踏み入れると、その空気さえも異なるような不思議な感覚になります。毎年8月13日には、萬燈供養会(高野山ろうそく祭り)が開催されます。一の橋から奥之院までの約2kmの参道が約10万本のろうそくで幻想的に照らされます。
■ 基本情報
- ・名称: 奥之院
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町高野山奥の院
- ・アクセス:南海高野線高野山駅より南海りんかんバス奥の院行20分、奥の院前より徒歩10分
- ・営業時間: 灯籠堂8時30分~16時30分
- ・定休日: 年中無休
- ・料金: 入場料・拝観無料
- ・駐車場:あり(無料)
10.奥之院・弘法大師御廟(こうぼうだいしごびょう)
大師信仰の中心聖地です。 三山の千年杉に周囲を囲まれた「奥之院」の一番奥にあるのが、弘法大師の霊を祀る「大師御廟」があります。 この御廟でお祈りすれば、お大師様は必ず応えて下さると云われており、 祈りを捧げる参拝者が毎年多く訪れます。
「御廟橋」より奥は、 撮影・喫煙・飲食禁止となる聖地となります。奥之院の灯籠堂を抜けると、大師の御廟に着きます。
灯籠堂の正面には、千年近く燃え続けていると言われる二つの「消えずの火」があります。祈親上人が献じた祈親灯と、白河上皇が献じた白河灯です。この灯籠堂を抜け、奥に進むと、空に向かって伸びる千年杉に囲まれた厳かなたたずまいの弘法大師御廟が現れます。そこには、聖地ならではの空気感が漂っていますよ。
■ 基本情報
- ・名称:奥之院・ 弘法大師御廟
- ・住所:和歌山県伊都郡高野町奥の院参道
- ・電話番号: 0736–56–2002
- ・料金: 無料
11.中の橋
中の橋の近くには、奥の院まで便利がとてもよい2階建の駐車場があるので、車で訪れる人にはこちらがおすすめです。また、駐車場と道路を挟んで向かいには観光案内所があるので、散策前に立ち寄ってチェックすると良いですよ。
ここは、おみやげ、食事をとれるレストランなどもある通りなので、ぶらっとお散歩するにも良い場所となっています。高野山の名産品、豆腐などのお土産もたくさん販売しているので、旅の思い出にぜひ購入して行ってくださいね。
■ 基本情報
- ・名称: 中の橋
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町
12.御廟橋(ごびょうのはし)
御廟橋を渡ると大師御廟への霊域に入ることができます。この橋は、36枚の橋板と橋全体を1枚として37枚と数え、金剛界37尊を表していると言わています。また、橋板の裏には、仏様のシンボルの梵字が刻まれているので、とても神聖な橋として知られています。
苅萱道心(かるかやどうしん)と石童丸親子(いしどうまる)が初めてめぐり合った場所としてもも伝えられています。
■ 基本情報
- ・名称: 御廟橋(ごびょうのはし)
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町奥の院参道
13.弘法大師御廟(こうぼうたいしごびょう)
師御廟へと続いている箸が、御廟橋です。ここから先は撮影禁止となっているので注意して入ってくださいね。もちろん、帽子も脱いでください。
なぜそのようなことを徹底しないといけないかというと、今でも空海は御廟橋で救いの手を差し伸べるために瞑想していると考えられているからです。そしてこの橋は空海に捧げる食事を1日2回運ばれています。そのためとっても神秘的な雰囲気に包まれている場所です。
■ 基本情報
- ・名称: 御廟橋
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町奥の院参道
14.金堂(こんどう)
金堂(こんどう)は、高野山開創当時は講堂として利用されていて、平安時代半ばから一山の総本堂として重要な役割を果たしてきました。現在の建物は七度目の再建で、西暦1932年(昭和7年)に完成したものです。
入母屋造(いりもやづく)りで本尊は高村光雲作の薬師如来。中にある壁画は木村武山画伯の筆だそうです。そして内陣の両側には、平清盛が自らの額を割った血で中尊を描かせた、血曼荼羅の模写が掲げられています。拝観料200円要。
■ 基本情報
- ・名称: 金堂(こんどう)
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町奥の院参道
15.三鈷(さんこ)の松
弘法大師が唐から帰ってくる際に、明州の浜から真言密教を広めるのにふさわしい場所を探すために、日本へ向けて三鈷と呼ばれる法具を投げたそうです。
その後すぐに紫雲がたなびき、雲に乗って日本へと飛んできたと言われています。後に大師が高野近辺を訪れると、狩人から夜な夜な光を放つ松があると聞きました。そしてすぐに松へと行ってみると、唐より投げた三鈷が引っかかっていたそうです。それを見た大師はこの地こそ密教を広めるにふさわしい土地だと決められたという伝説が残っています。
■ 基本情報
- ・名称: 三鈷(さんこ)の松
- ・住所: 歌山県伊都郡高野町奥の院参道
16.蟠龍庭(ばんりゅうてい)
蟠龍庭(ばんりゅうてい)は、西暦1984年(昭和59年)弘法大師御入定1150年御遠忌大法会(ごおんきだいほうえ)の際、新別殿と同様に造られました。左奥には、勅使門(ちょくしもん)があり、その正面には奥殿があります。石庭としては日本最大の庭となっているんですよ。
雲海の中で、雄雌一対の龍が向かい合い、金胎不二(こんたいふに)の相を表し、本山奥殿を守護する龍の姿が表現されていて、とっても趣のある様子を見せてくれます。
■ 基本情報
- ・名称: 蟠龍庭(ばんりゅうてい)
- ・住所: 歌山県伊都郡高野町奥の院参道
17.御影堂(みえいどう)
三鈷の松の前に建っているのが、宝形造りのお堂が御影堂(みえいどう)です。これはもともと大師の持仏堂だったそうです。
ここは、真如親王が描かれた大師御影をお祀りしたことから、御影堂と名付けられたと言われています。堂内の外陣には十大弟子の肖像がかけられているのですが、これは大師の御影を守護しているように見えます。現在の建物は、西暦1843年(天保14年)炎上後、西暦1847年(弘化4年)に再建されたものです。
■ 基本情報
- ・名称: 御影堂(みえいどう)
- ・住所: 歌山県伊都郡高野町奥の院参道
18.蓮池(はすいけ)
蓮池(はすいけ)は、18世紀後期に旱魃が何度も起こったため、瑞相院慈光師(ずいそういんじこう)が善女竜王像と仏舎利を寄進し、1771年(明和8年)春に蓮池の中島に小さな祠を建立してお祀りしたことからはじまりました。
1996年(平成8年)には、祠とともに橋も修復されています。池の周りには様々な花木が植えられていて、一年を通してとっても美しい様子を見せてくれます。
■ 基本情報
- ・名称: 蓮池(はすいけ)
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町奥の院参道
19.不動堂
不動堂は、1197年(建久8年)に鳥羽上皇の皇女八条女院により、高野山一心院の開祖である行勝上人が一心院谷によって建てられましたされました。
そして、西暦1910年(明治43年)国宝建造物修理の際、現在の地に移されました。現在の建物は、鎌倉時代の和様建築となっています。これは平安期住宅様式を仏堂建築に応用したもので、本尊は、不動明王、脇侍は運慶作の八大童子です。不動堂並びに八大童子は、国宝または重要文化財に指定されています。
■ 基本情報
- ・名称: 不動堂
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町奥の院参道
20.女人堂(にょにんどう)
昔、高野山への入口は、高野七口(こうやななくち)と言われるように七つの入口があったそうです。そして、その七つの入口には、1872年(明治5年)女人禁制が解かれるまで、高野山に入れない女性の為に参籠所が設けられていました。これが、この女人堂(にょにんどう)です。
現在は、七口の一つの不動坂口にあるこの女人堂だけが残っています。このお堂の近くには、高野山を代表する高野六木などを始めとした、美しい自然林が保護されています。ここにくると高野山の自然を満喫することができます。
■ 基本情報
- ・名称: 女人堂(にょにんどう)
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町奥の院参道
21・中門
四方に四天王が配されてとても落ち着いた雰囲気の佇まい!つい最近に再建され今では全体を拝見する事ができますよ。金堂の正面手前の一段低い所にあって礎石が残ってます。
四天王の配置は「じぞうこうた」と言われていて普通は時計で手前に右が多聞天、左が持国天、後ろ左が増長天、後ろ右が広目天になってますが、こちらのは左からの鎮座になってます。また今回の再建で作られた増長天は現代的なお顔になってますよ、胸にはとんぼがとまってるんです★
■ 基本情報
- ・名称: 中門
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町奥の院参道
22・登天の松と杓子の芝
如法(にょほう)上人が、久安5年(1149年)にこの松より弥勒菩薩の浄土へと昇天されたとされて周りには松の木で囲まれてます。松の木の間からのこもれびがまた哀愁を誘います。
名前の由来と言われてるのは、上人が昇天される際に食事の準備をしていた弟子の小如法も後を追って行こうとした時に手の持っていた杓子を落としたのが下の芝生だったところからこの名前がついたそうですよ★今は杓子が落ちてきた場所にも松の木がそびえ立ってます。
■ 基本情報
- ・名称: 登天の松と杓子の芝
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町奥の院参道
23・六角経蔵
平安時代後期の1159年に建てられた名前の通りお経を納める蔵で何度も火災にあい現在の六角経蔵は1934年に再建されたものです。形が6角なところからこの名前がついたそうです。
静寂な場所にある六角経蔵!経蔵の基壇のあたりに把手がついていて、回すことができるようになっていますよ。一回しできると一切経を一通り読んだのと同じだとされてますがかなり重たいですよ!最初のは蔵全体が回せるようになってたそうです。一度お試しになってはいかがですか?
■ 基本情報
- ・名称: 六角経蔵
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町奥の院参道
24・御社(みやしろ)
壇上伽藍の西側にある御社!神仏融合の起源とされております、山王院」と「本殿(明神社)」と2つ社殿があり1594年に建立されたと伝わってます。高野山の建物はどれも歴史があるものばかりでこちらの御社の造りも貴重な造りですのでご覧になる価値ありです。
今は高野山と呼ばれてますが、その昔は「御社山」と呼ばれていたそうですよ。そこには「山の神」が住んでいて後に譲りうけて高野山になったそうです。その「山の神」を丁重にお祀りしてある御社。毎月16日高野山内の僧侶による門徒・門講による法会が行われます。
■ 基本情報
- ・名称: 御社(みやしろ)
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町奥の院参道
25・山王院
両側面向拝付入母屋造り(りょうがわめんこうはいつきいりもやづくり)になっていて、御社の拝殿として建立されたものです。高野山の建物は殆どが火災で焼失したり建て替えが行われて復元された物が多くあります。「山王院」は1594年に再建されたものです。
高野山の土地の神のことを「山王」とよばれ地主の神を山王として拝殿する場所でもあります。重要行儀などが行われる所でもあり毎月16日には月次門徒・問講の法会もあり重要文化財に指定されてる建物は細長く安土桃山時代の建物!歴史を感じますね。
■ 基本情報
- ・名称: 山王院
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町奥の院参道
26・西塔
第二世真然大徳が仁和三年(887年)に建立されました。高野山の建物としてはちょっとシンプル!でも重要な建物で金剛界大日如来と胎蔵界四仏が奉安されている所なのです。高野山の奥の院からちょっと離れた場所にあります。
色々な建物が並ぶ奥の院!そこから約3km離れた場所にある為に足を伸ばす人は少ないと言われてますが高野山の魅力を知りたい方にはお勧めの建物ですよ。今の西塔は5度目の建物、それだけ高野山にとっては重要な建物といえるでしょう。ちょっと足を伸ばしてみて下さいね。
■ 基本情報
- ・名称: 西塔
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町奥の院参道からやく3km。
27・孔雀堂
西塔の東、金堂の北西には3つのお堂が立ち並んでますがその一番西側にあるのが「孔雀堂」!後鳥羽上皇の命により建立されました。きっかけは京都・東寺の延杲(えんごう)が雨乞いを成就させたからと言われてます。当時は雨が降らないと全国で「雨乞い」が行われていたのでしょう。
現在の孔雀堂は昭和58年に再建された建物!正治二年(1200年)に安置された本尊の孔雀明王像は快慶の作で、重要文化財に指定されていて今は霊宝館に保存されています。後鳥羽上皇は鎌倉幕府に敗北したのちに「隠岐の島」に流され今でも隠岐の島にはお墓が残ってます。
■ 基本情報
- ・名称: 孔雀堂
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町奥の院参道
28・逆指しの藤
春になると見事な藤の花を見る事ができます。高僧に祈親(きしん)上人という方がおられました。平安時代に活躍した方で当時荒れ果てていた高野山を嘆き高野山の再興を願い、藤の木を地面に逆さに植え「願掛け」されて植えられたのが逆指しの藤と言われてます。
その藤が芽を出し始めと共に高野山も少しづつ再興され始めたそうです。祈親上人は弘法大師の生まれ変わりとして多くの人々から慕われました。今の高野山の元を作った再興の功労者であることには違い無いでしょうね、藤の季節には多くの観光客がこの藤棚をみにこられますよ。
■ 基本情報
- ・名称: 逆指しの藤
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町奥の院参道
29・准胝堂
弘法大師が得度の儀式を行う際の本尊として自ら造立されたと伝えられていて本尊の准胝観音を祀る堂!現在のお堂は明治16年の再建されたものです。高野山は何度の火災にあいその度に一つ一つと再建されてきました。
准胝観音は、伽藍が建立された当時には今でいう食堂に安置されていたそうです。この堂が973年に出来てそこに移されたそうですが、この准胝堂も何度も火災にみまわれてます。その度に本尊を守るのは大変だったに違いありませんね。毎年7月1日に、准胝堂陀羅尼会の法会が行われてます。
■ 基本情報
- ・名称: 准胝堂
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町奥の院参道
30・対面桜
高野には七株!伽藍には、「高野七株」と呼ばれる木々があります。1,三鈷の松、2,龍燈杉、3,菜子掛(ぞうじかけ)松、4,登天の松、5,鳴子の松、6,逆指(さかさし)の藤、そして7つ目が対面桜もしくは影向桜(ようごうざくら)と言われるものです。
元は金堂の東辺りに桜があったそうです。平安時代に大塔が焼失して平清盛が再建し、後にお礼詣りに高野山に訪れた際に老僧と出会いそこで説法を聞き老僧が立ち去った後に清盛が「弘法大師」に違いないと、その桜の木の場所を「対面桜」と名付けたとも言われてます。春には可憐な花が訪れた人を和ませます。
■ 基本情報
- ・名称: 対面桜
- ・住所: 和歌山県伊都郡高野町奥の院参道
現在でも高野山に観光で行かれる方は多い事でしょう、当時の面影を沢山残してるし、今でも上まで登るのは大変ですよね!曲がりくねった道を登った後に見えてくる霊験あらたかな高野山に一度は足を伸ばしてみてはいかがでしょう、きっと歴史を感じる事が出来るでしょう★