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電車の旅の醍醐味の一つが、次々と移り変わる美しい景色を眺められること。そんな楽しみを実感させてくれるのが、JR東日本が運行するお座トロ展望列車「会津浪漫号」です。
出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Aizu_Railway_Oza-Toro-Tembo_Train_002.JPG
1. 会津浪漫号ってどんな列車?
福島県にある、只見線の会津若松駅と会津線の会津田島駅の間を走る臨時列車です。最大の特徴は、お座敷車、トロッコ車、展望車の3両編成となっている点です。それぞれ席数が決まっており、選んでチケットを買うことで乗車できるようになります。
お座敷車の車内です。冬場にはこたつが用意されます。
出典:http://blog.livedoor.jp/kaz823ad-1coin/archives/2068090.html
出典:http://blog.livedoor.jp/kaz823ad-1coin/archives/2068090.html
トロッコ車には窓がなく、外の空気を肌で感じることのできる車両です。
出典:http://blog.livedoor.jp/kaz823ad-1coin/archives/2068090.html
展望車には展望席が車両端に設けられており、列車ならではの爽快な景色の移り変わりを楽しめます。出典:http://blog.livedoor.jp/kaz823ad-1coin/archives/2068090.html
出典:http://blog.livedoor.jp/kaz823ad-1coin/archives/2068090.html
2. 会津浪漫号で楽しめる絶景
会津浪漫号は、トロッコ列車を使ったイベント列車です。そのため速度は出ませんが、ゆっくりと走ってくれるので景色を楽しむことができます。ここでは、会津浪漫号に乗ることでしか見られない絶景ポイントを紹介します。
阿賀川を渡る鉄道橋の一つが、深沢橋梁です。深沢渓谷と呼ばれる地形により橋の高さが60メートルにも及ぶのが特徴で、まるで空を飛んでいるような迫力ある景色に遭遇できます。
出典:http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aizu_Railway_Oza-Toro-Tembo_Train_006.JPG#file
会津浪漫号はここで一時停止してくれるので、素晴らしい眺めを満喫することができます。
こちらも阿賀川を渡る、第三大川橋梁という橋です。124メートルという長い橋であることが特徴で、広がる景色と眼下の阿賀川のコントラストを楽しむことができます。
出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Aizu_Railway_Oza-Toro-Tembo_Train_005.JPG
温泉郷で知られる湯野上温泉がある、「湯野上温泉駅」。春になると線路沿いに植えられた桜の花が満開になって彩ってくれます。駅舎が風情ある茅葺きづくりだったり、温泉の湯を使った足湯が設置されているなど、見応えがあるスポットです。
http://grandsunpia-inawashiro.com/blog/?p=593
3.会津浪漫号に乗る
会津浪漫号の運行日
会津浪漫号は土日を中心に運行されています。ゴールデンウィーク中やお盆休み、秋の紅葉シーズンには運行日が増えます。乗車料金
乗車区間の運賃+トロッコ整理券で乗ることができます。運賃は会津若松駅から会津田島駅まで乗る場合、大人1,660円、小人930円。トロッコ整理券は大人300円、小人150円です。乗車時間
会津若松駅から会津田島駅まで乗ると、1時間30分前後かかります。出発時刻は以下の通りとなっています。
所要時間の長い「花号」などは、途中の停止時間も多めに取られています。ゆっくりと旅を楽しみたい方におすすめです。
最新の情報については、お座トロ展望列車 – 会津鉄道のサイトでご確認ください。車窓に流れる風景をのんびりと楽しめる、会津浪漫号での旅。ぜひ体験してみてください。