片付けにお悩みを抱えている方はとても多いようです。“毎回、ちゃんと片付けているのに、なんだか苦手”と思う裏側には、何かに“つまずき”を感じているからかもしれません。そこに気づくことで、これからの片付けの仕方をもっと工夫できるようになるかも?!そこで、あなたに合った片付け方法を探るためのポイントをまとめてみます。
■得意な人、不得意な人、いて当然。
あなたは片付けをどのように感じていますか?
収納するスキルを高めれば、誰だって片付けがうまくいくというわけでもないのです。片付けをしているときには、どうやら性格がでるようなのです。そこでまず、自分がどんなタイプなのか、チェックしてみましょう。
■あなたはどれに近いですか?
①片付けを始めよう!さあ、でも開けたとたんにやる気をなくす。
②片付けは進んでたのに、なぜか途中でアルバムや雑誌などを見てしまう。
③綺麗になったからこの辺で!(もしくは、一段落したから続きはまた後で!)と、片付けを途中でやめてしまう。
■自分が①だと思ったら・・・
それは「最初からつまづいている」人です。
散らかっている場所を見るだけで、最初から収納や片付けへの苦手意識が芽生えます。
[効果的な方法]
いきなり大部分をきれいにしなければいけない、という焦りが、やる気を弱めてしまっています。そのため、まずは棚の一部、テーブルの上、机の周り、どこか一カ所の小さな場所から取りかかりましょう。「スモールステップ」で、成功体験を積んでいくことがやる気アップにつながります。
「片付ける」のではなく「整える」
最初から、片付けて綺麗になっているシーンを想像すると果てしなく遠く感じるので、まずは物を整理することだけをやり遂げます。物は、整えるだけで美しくみえるものなんですよ。
■自分が②だと思ったら・・・
それは「途中でつまずいている」人です。
または、違うことに目が行くと、それに浸ってしまう人。
[効果的な方法]
ついつい手に触れた思い出の品を、じっくり見てしまい、あるいは途中で違うことをはじめてしまい一時間が経っていた・・・そんな経験ありませんか?そんなときは、時間を中止する方法が効果的。ここまでやる、と時間を計るか、音楽をかけて終わるまでにここまで、といったルールを作ってみましょう。時間の無駄がなくなって、中断する暇もなくなります。
「見ないようにする」も一つの手。
普段、頻繁に開ける場所についつい手に取りそうなものが置かれていると、目が行く可能性が大。ならば、隠してしまうのも一つの考えかたです。隠したら、中身を開けなくても分かる様にラベルをはったり、あまり開けない収納場所を決めておく、といった工夫ができます。
■自分が③だと思ったら・・・
それは「最後でつまずいている」人です。片付けは順調にきれいに進めることが出来るのだけど、なぜかすぐまた元通りに戻っていたりしませんか?また、見た目がきれいになったことで満足していませんか?
[効果的な方法]
そんなときは、使いやすさや、戻しやすさを考えてみましょう。最後まできっちり片付けが済む人は、成し遂げることはできるんです。でも、見た目を整えて終わっていたり、片付けたものを使いやすく片付けできていない可能性があります。見せることは得意なので、「見せる収納」を徹底してみましょう。
「見せる収納」にもルールがある!
きれいに置いておくことに、ちょっと工夫をプラスしましょう。たとえば、棚に小物の仕分けボックスを置いてみる。そこに、普段使いやすいものを入れておくようにし、それ以外のあまり触らないものはそのまま飾っておきます。箱の中に入っていることで、見た目はすっきりとし、場所も分かりやすいので便利な収納ができている証拠。
コツ・ポイント
いかがでしたか?
片付けがうまくいかないのは、場所や物によらず、片付けへのスタンスがかかわっていることがあります。そんなとき、自分が、心地よく片付けできるようになるための作戦として、ちょっと頭の片隅に入れておいてみてくださいね!