TANAKA Juuyoh (田中十洋)
ハワイと富士山の麓にだけしかないという胎内樹型。しかし殆どの人には耳慣れないこの言葉。いったい胎内樹型とはどんなものなのでしょうか?体内樹型とは
胎内樹型とは溶岩樹型のひとつです。富士山が噴火の時に流れ出した溶岩が大きな木を囲んでそのまま固まったものです。幾重にも重なった樹の型が女性の胎内と似ているという事でこの名称がついています。富士山にある体内樹型
富士山の周囲には大小100程度の胎内樹型が存在しています。その中でも有名な胎内樹型が船津胎内樹型と吉田胎内樹型。江戸時代には富士山信仰の富士講の人達はまずこの胎内樹型で『胎内巡り』をして身体を清めてから富士山に登ったそうです。船津胎内樹型は今でも胎内巡りを体験できます。1.船津胎内樹型
入り口は河口湖フィールドセンター内にある船津神社の中です。全長は68m もあります。人ががやっと1人通れる程の狭い場所も。
:http://http://www.fujiyama-navi.jp/fujisan/heritage/page/18/
洞内には木花開耶姫命が祀られています。
■ 基本情報
- ・名称: 船津胎内樹型
- ・住所: 山梨県南都留郡富士河口湖町船津6603
- ・アクセス: 中央自動車道河口湖/東富士五湖道富士吉田より約10分。
富士急行線河口湖駅から富士急バス乗車。「環境科学研究所入口」バス停下車。 - バス所要時間約25分。バス停より徒歩約5分。
- ・定休日: 月曜日・年末
- ・料金: 小・中学生…100円 高校生以上…200円
2.吉田胎内樹型
富士山の北側に位置しているこの胎内樹型は残念ながら一般公開されていません。富士山信仰の修行者が祈るために訪れた場所でもあり、年に1度吉田胎内祭りが行われています。
:
http://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p1_3637.html
洞窟の奥には浅間大神の化身で富士山の祭り神の『木花開耶姫』が祀られています。
またこの溶岩樹型の模様が女性の母体に似ているので、安産祈願の場所にもなっています。
:http://yamanashinow.blog137.fc2.com/blog-entry-950.html
■ 基本情報
- ・名称: 吉田胎内樹型
- ・住所: 富士吉田市上吉田剣丸尾5590
- ・アクセス: 中央自動車道 河口湖から30分(そこから徒歩で30分)
富士急行線 富士吉田駅
富士山麓の胎内樹型で胎内巡りを体験してみませんか?