Ryosuke Sekido
品川と聞くと何を思い浮かべますか?大きな駅?ビジネス街?上品で落ち着いた街?もちろんどれもその通りです。その一方で江戸時代東海道1の宿場町として栄えた歴史と、今もその頃の風情が残る下町もまた品川の魅力になっています。品川の歴史と文化を伝える品川交流館をご紹介します。1.品川宿交流館とは?

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北品川駅の西側から始まる商店街が、実は旧東海道そのままだとご存知でしょうか?もちろん道は舗装され町並みは現代ですが、そこここに江戸の風情が残っています。そんな品川宿の歴史や文化を伝える場にするために、平成21年に「旧東海道周辺まちづくり協議会」が品川宿交流館をオープンしました。まちづくりの拠点としての情報発信の場であるとともに、地域の人々と観光やビジネスで宿を訪れる人々との交流の場にもなっています。2.品川宿交流館の魅力

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北品川から東海道を歩いて来ると、ちょっと休憩したいなあとちょうど思うあたりに交流館があります。1階は無料の休憩所になっていて、観光案内のマップや自由に検索できるパソコンがあったり、駄菓子屋さんもあっていかにも下町ですよ。2階にはいろいろな展示があり、品川宿にゆかりの歴史や文化が紹介されています。ここから目黒川を渡って青物横丁駅のあたりまでが品川宿です。下町の懐かしさと歴史の懐かしさを、同時に感じられる場所です。3.品川宿おすすめスポット
旧東海道とはいえ、今の感覚では下町の商店街。うっかり見逃さないように、いくつかのスポットをご紹介します。土蔵相模跡

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徒歩新宿(かちしんしゅく)というのは品川宿の中にあった茶屋町が宿場になった一角です。その中に東海道に面した大きな旅籠があり、土蔵のような外壁だったため土蔵相模と呼ばれていました。今ではただの標識と説明看板しか残っていませんが、幕末長州藩の高杉晋作を中心とする御楯組が数々の密議をこらした場所です。北品川駅から出発して郵便局を少し過ぎたあたりに標識が、コンビニ前に看板があります。品川富士
■ 基本情報
- ・名称: 品川神社
- ・住所: 東京都品川区北品川3-7-15
- ・アクセス: 京浜急行「新馬場駅」(北口) 徒歩1分
- ・電話番号:03-3474-5575
問屋場跡

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問屋場(といやば)というのは江戸時代の宿場で人馬の手配をしたところです。ここもただ看板があるだけなのですが、南品川の一番端あたりにあります。東海道を下る人上る人、どちらにも最適な場所にあったわけですね。うっかり見逃してしまいそうですが、マンガ「浮浪雲」を読んだ人なら、この看板さえも感慨深いのではないでしょうか。5.「品川宿交流館」についての詳細
基本情報
- ・名称:北品川交流館
- ・住所:〒140-0001 東京都北品川2-28-19
- ・電話番号:03-3472-4772
- ・公式サイトURL:http://shinagawa-syuku.net/sec/
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素材提供:トリップアドバイザー、その他