こんな所に阿蘇ってあるんですよ！知っておきたい２３個のまとめ

九州旅行で行く人が多い熊本の阿蘇。外国からの観光客も途絶えることがない人気の観光地ですが、皆さんはどんなイメージを持っているでしょうか？ここでは、カルデラだけではない、阿蘇の楽しみ方をご紹介。国内外の人を惹きつける阿蘇の魅力とは？


■カルデラ、阿蘇山だけじゃない熊本県「阿蘇市」

1 .阿蘇ってどんなところ？

阿蘇は、九州の中央部・熊本県の北東に位置する、国内外から観光客が多く訪れている都市です。豊かな自然を持ち、温泉や山など楽しむポイントが豊富です。特に有名なのは阿蘇山のカルデラ。噴火活動の跡に残った大きなこのカルデラは、世界規模で見ても最大級なものです。

カルデラ内部に人が住み、鉄道が敷かれている光景が見られる貴重な土地であり、また、九州という と暑いイメージがあるかと思いますが、阿蘇は実は夏は涼しく、冬は雪景色が見られる避暑地でもあります。

2 .知っておきたい阿蘇の歴史

阿蘇は弥生時代から稲作がおこなわれていたと推測されている、長い歴史を持つ土地です。何百年、何千年という深い歴史をもつ農耕祭が残っており、阿蘇神社では今でも四季を通じて祭事がおこなわれています。

また、阿蘇は日本初の牧狩の地としても有名であり、「下野牧狩絵図」としてその様子が残されています。この下野牧狩は源頼朝の富士の牧狩の手本となったものだそう。阿蘇を訪れる際は、自然とともに続いてきた人々の生活に注目して文化財や建造物などを見て回るのも楽しいですよ。

3 .阿蘇の魅力をチェック

阿蘇観光の魅力と言えばやはり有名なカルデラ。車で回るもよし、ツーリングのコースとして楽しむもよしのミルクロードがおススメです。阿蘇ではパラグライダーや乗馬、ポッカールなど体を動かすアクティビティーも多いので、汗をかきたい人にはそちらも最適！

いっぱい遊んだら、源泉が使われている温泉で一休み。日本では珍しい、リチウムを含んだ温泉をじ っくり楽しんで疲れを落しましょう。

また、自然以外にも、グルメを存分に楽しめるのも阿蘇の良いところ。“阿蘇ハヤシライス”“阿蘇 あか牛料理”をはじめ、“阿蘇そば”や“高森田楽”、“杖立プリン”“阿蘇だご汁”など郷土料理や名物料理がたくさんあって食べ切れないほどです。


■大自然と神社と動物！「阿蘇」定番観光スポット

4.大観峰

絶景ポイントであるこの大観峰は、阿蘇外輪山の最高峰にあたる場所にあります。標高は900ｍを超えていて、阿蘇五岳を一度に眺めることができます。

秋晴れの日の早朝には、雲海が現れることがあり、幻想的な景色を目にできます。 駐車場も茶店もあるので、ドライブやツーリングでのコースに組み込んで一休みするのもおススメで す。阿蘇観光には外せないスポットですね。

5.天空の道

この道は北外輪山を走るミルクロードから脇道に入った市道なのですが、空に向かって突き出ている部分があり、まるで「ラピュタ」の一場面のような光景を見ることができます。 早朝に雲海が出ていることがあり、その時の風景はまさに映画の世界。

この道自体は通ることはできない上、周囲の道路が通行止めになることもあるので、訪れる時は要注意です。周りの道も農道として使われていてしかも細いので、運転にはご注意を。

6.草千里

夏・冬どちらの景色も楽しめるのが、この草千里。直径約1キロの浅い四角形の大草原が広がっており、中央には大きな池、草を食べている馬などのどかな風景を見ることができます。

乗馬体験や散策などが楽しめる千里は、阿蘇の代表的な風景だと言われており、季節を問わず観光客が訪れているそう。元は二重式火口だったそうですが、今現在は、夏は鮮やかな緑を、冬は白銀の世界を楽しめる自然豊かな場所になっています。

7.カドリー・ドミニオン

チンパンジーのパン君と共に名が知られたエンターテイメントパークです。阿蘇山の麓に位置し、敷地は約30万㎡。クマの赤ちゃん、ダチョウ、アルパカ、ヘビ、犬、ネコ100種500頭羽の動物たちが暮らしています。

動物は見るだけでなく、触れ合いやショーで訪れる人々を楽しませてくれます。動物好きの子供やご年配の方はもちろん、カップルでも楽しめるヘリコプター遊覧や乗馬体験などもあり、カップルのデ ートにも適していますよ。

8.阿蘇神社

阿蘇にある阿蘇神社は、阿蘇の開拓祖、健磐龍命（たけいわたつのみこと）をはじめ十二神をまつる由緒ある神社です。全国にある末社は500社を超えます。 一の神殿・二の神殿・三の神殿・楼門・神幸門・還御門の6棟は国の重要文化財に指定されており、 見どころがいっぱい。

参道が全国的にも珍しい横参道で、参道に向かって二層の楼門が建つつくりになっています。縁結びにご利益がある「高砂の松」はカップルでも楽しめますよ。

9.阿蘇ジオパーク

「ジオパーク」とは、科学的に見て特別に重要・貴重な、あるいは美しい地質遺産を含む一種の自然公園だそう。阿蘇ジオパークは地形のすばらしさを伝えるためにジオパークに指定され、阿蘇山の各地に案内板が設置されています。

カルデラおよび周辺地域を含む広大な地域が含まれていて、そこで育まれてきた人間の生活を含む様々なものが紹介されており、阿蘇に対する理解が深まること間違いなし！お子様とも楽しめますよ。

■阿蘇グルメを楽しめる♪口コミ高評価の飲食店

10.いまきん食堂

阿蘇名物のあか牛を味わいたいときはこちら！いまきん食堂はかなりの有名店で、平日でもかなり待たなければいけないそう。看板メニューの「あか牛丼」は柔らかくて絶対に食べたい一品です。

あか牛の赤身はレアに焼かれており、肉の旨味が詰まっています。一緒に入っている半熟の卵や豚味噌、わさびとの相性もバッチリ。当日お店に行くと整理券が配られるので、時間になるまで周りのお店を見てゆっくり待ちましょう。

11.高森田楽の里

高森町の閑静な雑木林の中にある、郷土料理「高森田楽」が味わえるお店です。建物はかやぶき民家で、周りには庭園が広がり、穏やかな空気が流れています。

地元高森特産の「つるの子いも」を主に、やまめや山菜を取り入れ、山椒味噌、ゆず味噌で味付けした田楽を、囲炉裏を囲んで炭火で焼くという昔ながらの素朴な食事風景は、不思議と懐かしさを感じさせます。肥後赤牛の定食やだご汁なども味わってみたいですね。

12.めるころ

観光客にも大人気の天然酵母使用のパン屋です。パン屋とお菓子屋に分かれており、パン屋では自家製の天然酵母を使用し素材にこだわったパンやジャムが並んでおり、お菓子屋には手作りケーキ・焼き菓子があります。 イートインコーナーではコーヒーとパンで食事をしている人の姿も。

くるみやフルーツがたっぷり入ったパンは絶品です。シュトーレンなどの固めのパンもあり種類が豊富で、何度も行きたくなってしまいます。サンドイッチも人気なので、ドライブのおともにするのもいいかも。

13.炭焼地鶏の店　らくだ山

地鶏炭火焼が食べたいときはここへ。自然豊かな、静かな場所にあるお店です。古民家風の風情あるお店の中には囲炉裏があり、目の前の炭火で地鶏を焼いて食べます。

阿蘇の有名店であり、昼間はい つも混んでいるそう。 地鶏焼き定食を頼むと、醤油ダレの味がついた地鶏がたっぷり出てきて、食べごたえバッチリ！歯ごたえがあるのでアルコールとの相性も良く、箸がどんどん進みます。

14.花かほるミルクの里 山田牧場

牧場見学や乳搾りが体験できる牧場です。こちらでは、レストランやアイス売り場で牧場ミルクを使った乳製品が堪能できます。ヨーグルトやソフトクリームは絶品です。

レストランで、地元で摂れた野菜を使った手作りのバイキングで食事を楽しんだ後は、ミルクの里でソフトクリームや14種もあるジェラートで一休み。ポニーや子豚、犬などのかわいい動物も近くで見れるので、動物好きは必見です。

15.元祖たかなめし　あそ路

熊本の郷土料理であるたかなめし。その元祖として知られているのが、この「あそ路」です。初代店主のお母さんが子供たちに作っていたたかなめしが原点になり、昭和４３年からお店で出し始めたのだそう。

阿蘇で育った高菜だけを使って、昔ながらの製法で漬け込み謹製調理をしているという自慢のたかなめしはもちろん、丹念に煮込んだホルモン味噌煮込や霜降りの馬刺しも好評です。熊本のおふくろの味、是非本場で元祖を味わってみてください。


■阿蘇おすすめの宿泊施設をピックアップ

16.南阿蘇俵山温泉　旅館　竹楽亭

こちらの旅館の敷地はなんと約5,000坪！多種多様な草木や花を見ることができ、四季を感じられるつくりになっています。日本庭園風の露天風呂は、なんとも落ち着いた雰囲気で身も心も癒されます 。

客室は全室、専用露天風呂付の「離れ」で、食事も食事処の個室で摂ることができるため、他の利用客を気にすることなくゆっくりできるのが嬉しい。温泉の湯は肌への刺激が少ない泉質で、肌の弱い人や高齢者、小さな子供も心配ありません。

17.アーデンホテル阿蘇

敷地内に、西日本最大級の敷地面積を誇る温泉施設「どんどこ湯」がある和風ホテル。緑白色のにごり湯は、日本三大美人泉質のひとつです。湯船から広大な日本庭園が楽しめるのが嬉しい。

旬の食材と、自家牧場産のお肉を使用した和食会席料理は、お好みのコースを選びましょう。朝食では、自家牧場産のハムやソーセージ、ヨーグルト、お手製のお漬物が好評。子供が楽しめるカドリードミニオンが近いという立地も注目されています。

18.ホテルグリーンピア南阿蘇

高原に位置するこちらのホテルは、絶景露天風呂が自慢。お風呂からだけでなく、客室からの眺めも抜群で、雄大な阿蘇の自然を感じることができます。阿蘇五岳の山を見渡せる展望デッキもおススメ 。

食事の時間には、阿蘇の旬の食材を活かした会席料理や和牛が堪能できます。食事の満足度はかなり高いようで、特に、ホテルで育てた牛からとれた牛乳を使用しているヨーグルト、アイスクリームは絶品だそう。ビュッフェスタイルの朝食で、こころゆくまで味わいましょう。

19.阿蘇ファームランド（阿蘇ファームヴィレッジ）

こちらでの宿泊は、なんと言っても建物が特徴的。自然豊かな敷地内には宿泊施設であるドームが、 自然溢れるヴィレッジゾーン、門扉と専用ガーデンが付き、露天風呂やメゾネットタイプなど多彩で贅沢なつくりのロイヤルゾーン、花柄やくまモン柄のかわいらしいドリームゾーンに分かれて並んで います。

食事も自然派レストランやピザ、韓食堂、ラーメン店など種類が多彩。運動エリアや温泉やスパ施設 、お買いものスポットも敷地内にあり、大人も子供も飽きることなく滞在できるのはポイントが高いです。

20.阿蘇内牧温泉　湯巡追荘

阿蘇内牧温泉にある、温泉と食事が楽しめる贅沢な宿です。内牧温泉は、豊富な海の幸・山の幸が手に入る土地であり、この湯巡追荘では旬の食材を使用した豪華なビュッフェが味わえます。なんと焼酎やワインなどのアルコール類も飲み放題！

館内には貸切風呂が12もあり、風情の異なる湯船を源泉掛け流しで楽しめるのが嬉しい。チェックイン後は好きな浴衣を選んで、無料の縁日コーナーやカラオケ、卓球等で遊ぶという楽しみ方も。遊んで食べて、ゆっくりして日頃の疲れを癒しましょう。

21.東京からのアクセス

東京から阿蘇までは、飛行機、新幹線とＪＲ鉄道を利用して行くことが可能です。その内容は下記の通り。早く到着するのはもちろん飛行機ですが、新幹線で車窓の景色を楽しみながらの鉄道の旅もなかなかいいものです。 ＬＣＣの飛行機も成田から出ているので、時間が合えば安く早く行くことも可能です。 

飛行機で

・羽田空港　から約1時間35分で　熊本空港到着、
・成田空港　から約2時間5分で　熊本空港到着、 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　空港到着後は九州横断バス　で約1時間30分で　阿蘇駅到着、
　　　　　　　（または　やまびこ号（バス）で50分）

新幹線で

・東京駅　から約5時間50分で　熊本駅到着、ＪＲ九州横断特急　で1時間10分で　阿蘇駅到着

22.名古屋からのアクセス

名古屋からは飛行機、新幹線、高速バスを利用して行くことができます。安いのは高速バスで、約7,000円からのものもあるようです。高速バスはコンセントや仕切りのカーテンなど設備が充実していることもあるので、ホームページでご確認を。

飛行機で

・中部国際空港　から約1時間15分　熊本空港到着、
・名古屋（小牧）空港　から約1時間25分　熊本空港到着、
　空港到着後は、九州横断バス　で約1時間30分で　阿蘇駅到着 　
　　　　　　　　（または　やまびこ号（バス）で50分）

新幹線で

・名古屋駅　から約4時間5分　熊本駅到着、 ＪＲ九州横断特急　で1時間10分で　阿蘇駅到着

高速バスで

・名鉄バスセンター　から不知火号で11時間9分　熊本交通センター到着、九州横断バスで　約2時間10分で 、またはやまびこ号（バス）で　約1時間30分で　阿蘇駅到着　

23.大阪からのアクセス

大阪からは飛行機、新幹線、高速バスを利用して行くことができます。ＬＣＣの飛行機は関西国際空港から出ていますが、便数は少な目。夜行バスのサンライズ号とあそ☆くま号は比較ページがあるので費用や時間を見て決めることをおススメします。

飛行機で

・伊丹空港　から約1時間5分で　熊本空港到着、
・関西国際空港　から　約1時間20分で　熊本空港　到着,
　空港到着後は、九州横断バス　で約1時間30分で　阿蘇駅到着
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (または　やまびこ号（バス）で50分)

新幹線で

・新大阪駅　から最速2時間58分で　熊本駅到着、ＪＲ九州横断特急　で1時間10分で　阿蘇駅到着

高速バスで

・大阪駅前　からサンライズ号で約9時間52分で　熊本交通センター到着
・大阪駅前　からあそ☆くま号で約9時間34分で　熊本交通センター　到着
熊本交通センター到着後は、九州横断バスで　約2時間10分、またはやまびこ号（バス）で　約1時間30分で　阿蘇駅到着


素材提供：トリップアドバイザー