開業から3週間！！できたばかりのピカピカ「新函館北斗」駅から北海道新幹線を利用してみました！

2016年3月26日に北海道新幹線が開業し、ついに北海道上陸を果たした新幹線。函館を中心とする道南は今、新幹線フィーバー真っ盛りです。開業からちょうど3週間となる先日、できたてピカピカの新函館北斗駅を利用し、北海道新幹線に乗ってみました。

1. 現在の始発・終着駅「新函館北斗」駅

「新函館北斗（しんはこだてほくと）」駅は、2016年3月に北海道新幹線の開業に伴ってできた新駅だと思っていませんでしたか？実はもともとこの地にあった「渡島大野（おしまおおの）」という駅がリニューアル、改称した駅なんです。渡島大野駅は農村の中に佇む小さなローカル駅でした。

現在は合併し、北斗市となりましたが、かつては大野町という町であったため「渡島大野」という名前でした。大野町といえば、函館名物の「カールレイモン」のハム・ソーセージ工場があったことで知られていて、工場は現在の新函館北斗駅隣にありました。

函館市街からは離れている！

観光地として人気の函館に行くために新幹線と新函館北斗駅を利用する！という方も多いと思います。しかし、函館の中心地からは18kmほど離れた場所に新函館北斗駅はあります。函館に行くには、在来線「はこだてライナー」に乗り換える必要があります。

また、札幌や登別、洞爺、苫小牧、室蘭、新千歳空港方面へ向かう場合は、新函館北斗駅に停車する特急「北斗」もしくは「スーパー北斗」を利用しましょう。札幌まではおよそ3時間30分です。そのほか駅前のロータリーからも函館方面、札幌方面のバスが運行されています。

2. 「お前はもう死んでいる」！？ケンシロウが迎えてくれます

駅に入るとなぜか新幹線以上（？）に人だかりができている場所があります。そこにあるのは・・なんとケンシロウの銅像。北斗市だけに「北斗の拳」も応援している、ということなんでしょうね（笑）。ロータリーのある南口の入口を入ってすぐの場所にあります。

3. 駅舎はまだピカピカ！

新幹線・在来線ともに改札は2階にあり、1階入り口より吹き抜けにあるエスカレーターやエレベーターを利用します。南口ロータリーを望む一面ピカピカのガラス張りの駅舎デザインがまるで国際空港みたい。

現在は周囲に何もなく、ガラス越しに函館山などを望むことができますが、急ピッチで駅前にホテルや商業施設の建設が進められています。

駅の人気スポットはココ！

駅の北口と南口を結ぶコンコースには、ガラス越しに新幹線ホームを見下ろせる場所があり、地元の人たちや子どもたちが新幹線を見物しにたくさん訪れていました。開業からたった3週間ですものね、まだまだ地元は歓迎ムードです。

4. 駅の商業施設

ちょっと残念なのが駅内の商業施設。北斗市の観光案内所や、道南地区の名産品を扱う「ほっとマルシェおがーる」などがありますが、新幹線の駅としては規模が小さく、あれこれとお土産を買いたい人には物足りないかなという印象でした。

その中でのおススメは「BENTO Cafe 41（よんいち）ガーデン」。「吉田屋」という八戸の駅弁屋さんが経営するカフェで、ショーウィンドーから好きなおかずを組み合わせてオリジナルのお弁当ができる新しいタイプの駅弁のお店です。

5. 地元の新幹線歓迎ムードはまだまだ続く！

まだピカピカの新しい駅のホームに入線しているのは東京行きの新幹線。新函館北斗駅を発車後、木古内駅停車、その後青函トンネルに入ります。トンネルに入る前にはトンネル概要を説明する車内放送があります。そして奥津軽いまべつ駅を経て新青森駅に到着、東北新幹線となります。


新幹線が北海道内を走行している間、車窓を眺めていて気がついたのは、停車駅、ホーム、付近の建物などから新幹線に笑顔で手を振っている地元の人をよく見かけることです。「北海道に新幹線を！」それは北海道民の長年の悲願。新幹線歓迎フィーバーはまだまだ続きそうですね。