音楽専用のホールで音楽を楽しむ！東京都千代田区にある「紀尾井ホール」について

たまにはクラシックでも聞いてみるか。そんな気持ちになったら、紀尾井ホールをチェックしてはいかが？音響システムが非常にいい音楽ホールで、収容人数は８００席。なによりもクラシック専用ホールというのが、いいですね。初心者にもわかりやすい音響のよさを楽しみましょうよ♪

１．紀尾井ホールとは？

東京四谷にある紀尾井ホールは、１９９５年にオープンした音楽専用ホールです。運営しているのは、公益財団法人の新日鉄住金文化財団。そう、あの新日鐵住金株式会社が、会社創立20周年の記念事業として建設したホールなのです。音楽家と音楽ファンのためにできた特別な場所ですね。

とくに大ホールはオーケストラやソロ・リサイタルにふさわしいシューボックス形式のホール。ステージはかぎりなくオープンで、バルコニー席からの距離も近く、音楽とファンと音楽家が一帯になれます。自前のオーケストラ「紀尾井シンフォニエッタ東京」の本拠地でもあります。

２．紀尾井ホールの奥深い魅力

そもそも新日鉄はクラシック音楽とのかかわりが深い企業です。新日鉄コンサートは、始まってからすでに５０年が過ぎましたし、新日鉄住金音楽賞などもあります。長年のクラシック音楽との関係をさらに深めるために、作られたのが紀尾井ホールです。だから、徹底的に音響にこだわっているんですね。

館内には８００席の大ホール（上の写真）と２５０席の小ホールがあります。後でご紹介しますが、小ホールは邦楽専用です。普段あまり接することがない邦楽（浄瑠璃・三味線・長唄など）も、紀尾井ホールなら定期的に演奏会があります。初心者の入り口としては最適ですね。

３．紀尾井ホールにいったら、ここも見て♪

1.クラシックのための音響

紀尾井ホールは、舞台下の構造が根太組みになっています。客席も同じ根太組みで、音の響きが非常にいい。天井は強化ファイバーコート製で、剛性のある硬い素材です。そのため、「一時反射」と呼ばれる間接音の速度が他のホールと違い、人間の耳ではエコーとして感じられないようになっています。

こういったことが合わさって、オーケストラが音を出すと、まるで音楽がステージからあふれて広がるような感じです。見た目はまるで木造の体育館、サイズも小ぶりですが、音楽ホールとしてのクオリティは非常に高い。楽器の音に包まれる感覚をぜひとも味わってください。



音響の良さをしりたければ、こちらをぜひ。透明なピアノの音が広がるのを体感できます。

2.人材の育成もしています

紀尾井ホールは、将来の人材育成にも力を入れています。それが、指揮者をめざす音楽大学の学生や卒業生を対象にした「指揮研究員制度」。紀尾井シンフォニエッタ東京をベースに、オーケストラの組織運営や実務を体験して、職業指揮者になる訓練を受けるというものです。

３０歳くらいまでの若手が対象で、女性指揮者の割合も高い。たとえば2010年度の指揮研究員だった齋藤友香理さんや石﨑真弥奈さん（２０１１年度指揮研究員）などは数々の音楽コンクールで入選しています。

2.小ホールもいい感じです

邦楽なんて聞いたことないし、っていう人は多いと思いますが。ぜひ一度、紀尾井小ホールのプログラムに行ってみてください。日本でも、定期的に邦楽のリサイタルを開いているのはここくらいじゃないでしょうか。２５０席というサイズがまた、ちょうどいい感じです。

サラッと人間国宝（竹本駒之助　浄瑠璃）が出演することもありますよ。また、邦楽と海外との国際交流イベントもあり、初めての人でも邦楽の魅力を経験することができます。

3.ニューオータニで、パンケーキ

紀尾井ホールは、ホテルニューオータニ　ザ・メイン（本館）の向いです。ここまで来て、SATSUKI（サツキ）を素通りするわけにはいきません。名物のパンケーキは、シーズンごとにかわる1種類のみ。イチゴや桃、メロンといったフレッシュフルーツを使った自慢のパンケーキです。

国産リコッタチーズをたっぷりつかったパンケーキは、ホロホロの食感。そこへ希少価値のメープルシロップ３種類を好きなだけかけたら、天国です♪特製パンケーキは11：00～17：00までの提供なのでご注意を。紀尾井ホール当日公演のチケットがあると割引なので、会計できいてみてくださいね（除外あり）。

４．紀尾井ホールの優雅～なクチコミです♪

演奏する側から見ても、やはり、音響がいいホールなんですね。




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