麻布で綺麗な柳が見られる！東京都港区にある「柳の井戸」について

麻布といえば、青山と並んでファッショナブルなエリア。流行の最先端をいっています。ところが、麻布で柳や井戸を見られるスポットがあるのをご存知ですか？道ぞいにあり、だれでも見学可能。しかも「えっ、こんなところに？」という場所にあるんです。

１．柳の井戸とは？

麻布には、善福寺という非常に古いお寺があります。ここについても後でご紹介しますが、善福寺の参道わきにあるのが、柳の井戸です。ここは都内でも数がすくない自噴（じふん）の井戸。

自噴の井戸とは、粘土層のさらに下まで掘り抜いてある井戸のこと。人間がくみ上げなくても、水が自然と地表に噴出してくる井戸のことです。ふつうの井戸はポンプでくみ上げているので、柳の井戸がいかにめずらしいか、わかりますね。伝説では、弘法大師が柳の木の下で杖を立てたら、湧き出してきたそうです。

２．目立たないのも、魅力です

今となっては、わざわざ柳の井戸だけを見に来る人もあまりいません。そのせいか、ひかえめな看板があるだけで、しごくあっさりしたものです。場所を確認してから来ても、気付かずに通り過ぎてしまったという人が続出です。それがまた、いい味出しているスポットです（笑）。

それにしても、ほんとにめだたないですね。しかし、いまでもしっかり湧水が流れているんですよ。

３．つつましい柳の井戸はここを見て♪

1.透明度の高い湧水

さて、柳の井戸の本体はどれかと聞かれたら、上の写真の四角い石がそうですと言うよりありません。石のまんなかに、ちいさな口が切ってあり、ここから水がわいています。なんだ、こんなものかと思うでしょうが、実際に見てみると、意外としっかり湧き出しています。

昔はもっと水量があったようで、近所のお豆腐屋さんなどは豆腐のための良水を求めて、くみに着ていたそうですよ。それにしても、麻布にお豆腐屋さんがあったころの話ですから、かなり昔ですねえ。

2.麻布山　善福寺

善福寺は都内にあるお寺としては、浅草寺の次に歴史があるお寺です。本堂もこのとおり、とても立派。境内に逆さイチョウとよばれる、大きなイチョウの木があります。なんでも「麻布」という地名そのものが、麻布山　善福寺があるために呼ばれたものだそうです。麻布にこんな古いお寺があるとは驚きですね。

柳の井戸は、善福寺の参道ぞいにあります。下の写真の看板があるあたりから、ずっと、元麻布ヒルズに向かってゆるく登っていく道の途中です。うっかりすると、見落とします。そして、後ろにそびえる元麻布ヒルズ。あらゆる意味で、すごいですねえ（笑）。

3.日本一有名な、たいやきです

おそらく、日本中の４０代が知っているタイ焼きは、ここがモデルです。「およげ！たいやきくん」ですね。尻尾までぎっしりアンコがつまっていて、食べごたえあり。明治４２年創業で、たいやき発祥のお店だとも言われます。店そのものが、いい味出していますねえ。

お客さんが並んでいる時もあるので、たくさん買いたい時は、事前に電話しておいた方がいいでしょう。

４．柳の井戸の控えめなクチコミです♪

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素材提供；トリップアドバイザー