蔵前駅周辺で人気の居酒屋５選。お酒を飲むならぜひここに行こう

「蔵前」の「蔵」って、昔江戸時代に隅田川に面したこの地に、幕府直轄の大きな「米蔵」があったことから。ざっと1キロ四方の敷地に蔵が並び、その西側に、米問屋が林立していました。それが、今の浅草線蔵前駅あたりになります。

１．ヤネウラ

最近は、なかなか予約が取りにくいらしいです。ヤネウラは「屋根裏」。天井からハンモックが吊され、落ち着いたダウンライトの明かりに、壁にクラシックな時計などが並びます。まるで自宅の屋根裏部屋に居るようなくつろぎを、とオーナーがしつらえたものばかりです。

お料理はすべて日替わり。なので、これを、とは書けないのですが、季節の食材を使い、無国籍ジャンルの料理とそれに合うお酒、日本酒からワイン、カクテルまでが楽しめます。ピザを食べるお腹は空けておいた方が良いです。お好みを言えば、石窯で焼いてくれますよ。

２. 高尾

いかにも下町情緒のあふれる店構えに「高尾」と。看板には店名と「天ぷらと串」とあります。台東区で、この店だけでなく、ビアレストラン、和食屋を営むお店のうちのひとつです。

天ぷらは、穴子、キス、イカなどが110円から。盛り合わせにしても良いし、これとは別に、エビや小柱、白魚のかき揚げも美味しいですよ。焼き鳥は、鶏串、野菜などの串焼きが130円からありますが、常道は、5本〜10本の盛り合わせにすることでしょう。

店内の写真が素人ぽいのですが、それなりに楽しめますよ。

３．遠州屋

同じ名前の店があちこちにある印象があるかも知れませんが、この「遠州屋」さんは、この地のが唯一で、創業半世紀を迎えました。魚料理には定評があります。

ブリ、アンコウ、エビ、カニ、フグまでは、関東でも、しゃぶしゃぶ、あるいは鍋にしますが、クエを出すとなると、そうは多くはありません、そのクエ鍋が出てくるので「日本の魚料理の店」と言っても良いでしょう。

一品料理も、ブリ大根、マグロのカマ焼き、刺身各種、江戸前の握り、など。酒は、日本酒は本醸造から生酒まで、芋、麦の焼酎、さらに泡盛も。ワインも白、赤揃え、酎ハイ、サワーも揃えています。

４．ホルモン寺

お焚き上げ行事「とんど焼」や、巨大な「千貫神輿」で有名な蔵前の鳥越神社。その前の路地にあるお洒落なホルモン屋さんです。蔵前通りから少し入ったひっそりと暗い町並みにひときわ明るい「寺」の文字が見えます。白木基調の店内もオシャレです。

朝どれの新鮮なお肉を仕入れています。初めての人は、ホルモン6種盛が良いでしょう。牛の上センマイ、マルチョウ、シマチョウ、ハチノスなどを500円以内で提供しています。このほか、上レバー、ハラミなどを頼んで炭火で焼きましょう。酒は、ビール、ホッピー、ウーロンハイなど、ほぼ何でもありです。

５、結わえる（ゆわえる）本店酒場

結わえる本店は自然食のお店で、昼食を出すのを「一膳飯屋」、夜ディナーの店を「酒場」と名付けています。昼と夜で、名乗る店の名前が違うって、おかしいですね。

夜の店である「酒場」は、純米酒やどぶろく、発泡系日本酒、地ビールの生を三種、生ワインなどの旨い酒と、季節の酒肴料理を出しています。

皆さん、ここでは、「寝かせ玄米」を求めます。季節の酒肴は、刺身盛り合わせ、栃尾の油揚げ焼き、塩ウニなどがあります。自然食の店、と言っても堅苦しくないのです。スポーツ系番組を店内100インチの大画面で放映しています。
アクセスの項でお気づきのように「蔵前」駅は、浅草線と大江戸線の同名駅です。同じ都営地下鉄の駅なのに、約200メートル地上を歩いて乗換える必要があります。不便ですが、その分、街歩きを楽しむことにしましょうよ。