熊本県小国町の観光スポット５選。知っておきたいおすすめな場所とは？

熊本県小国町は、山形県や新潟県にある同名の町とも区別するために「肥後小国」とも称されます。熊本県の北端部の九州山地に位置しており、町域の約8割はそのほとんどが小国杉といわれる人口杉で出来ている山林が占めています。そんな小国町の観光スポットを５つ紹介します♪

1.杖立温泉

 １８００年もの歴史があるといわれている杖立温泉は、古くから湯治場として親しまれています。温泉の特徴は、無色透明の弱食塩泉で肌触りがやさしく、保湿効果が高いことです。観光名所としても有名で、杖立川下流にかかるもみじ橋の屋根にたくさんの「絵馬」ならぬ「絵鯉」がかかっています。そこに願い事を書いて橋に吊るすと願いことが叶うと評判です。特に「こい（恋）」の願いには効き目があるそうですよ♪
4月5月には杖立の町の真ん中をなす杖立川の上空を、およそ3,500匹もの鯉のぼりが彩る鯉のぼり祭りが開催されます。今では全国各地で見られる「鯉のぼり祭り」ですが、その発祥の地である杖立温泉でのこの祭りは、小国町の春の風物詩として現在も親しまれています。

2.道の駅「小国」ゆうステーション

国道沿いの緑豊かな場所にある「道の駅「小国」ゆうステーション」は、特産小国杉をふんだんに使った日本初の木造立体トラス工法で作られた全面総ミラーガラス張りの個性的な建物です。交通センターの他、１Ｆは特産物等の売店、２Ｆは地域の情報発信基地でもあります。

こじんまりとした道の駅ながら、その独特な逆台形のデザインが目をひく小国町のシンボル的存在です。周辺の店には焼き鳥屋とソバ屋がありますが、1Fの売店では、お弁当なども売ってあります。小国町は、「木の文化・木の復権」をめざした町造りを行われていて、 木造のユニークな建物が多くある中でも、特徴的な建物の1つです。

3.鍋ヶ滝

有名なお茶のＣＭで一躍小国町の人気スポットになった「鍋ヶ滝」は、落差約１０ｍ、幅約２０ｍほどの滝です。滝の裏側にも回ることのできる珍しい滝で、落ちてくる水のカーテンの合間から緑の木々と木漏れ日の光で森林浴ができ、癒されます。　

ゴールデンウィーク等には、滝を裏側からライトアップするイベントも開催されて、また一味違った光景を楽しめますよ。滝の裏に入ると、その不思議な景観と水しぶきがとても楽しいので、小さなお子さんなども、面白い経験ができていいのではないでしょうか。

4.わいた温泉郷

熊本県と大分県をまたぐ、小国富士とも呼ばれるほど美しい湧蓋山一帯にあるわいた温泉郷には、岳の湯、はげの湯、山川温泉など人気の温泉が集まっています。地熱が高い為、地面からもうもうと立ち上る湯煙の風景は、眺めるだけでも癒される眺めです。

その高温の蒸気を利用して野菜や玉子、鶏などの地獄蒸しを堪能できるのも楽しみの1つです。豊かな自然に囲まれた温泉郷は、ホタル観賞の地としても有名で、山川温泉近くを流れる塩井川は「くまもとホタルの里100選」にも選ばれています。温泉で癒された後に、ホタルの光でまた癒されるのもいいですね。

5.遊水峡

「遊水峡」は、9万年前の阿蘇の火砕流とその後の川の浸食によって出来たとても美しい峡谷です。大小いくつもの滝と変化に富んだ地形により、１年中違った楽しみがあります。春は新緑、夏はウォータースライダーなどの川遊び、秋は紅葉、冬は雪景色などです。

中でも、かっぱ滝では、9月下旬から３月下旬まで、天気の良い日には滝に虹が掛かり、見ごたえがあります。小国の食材、自家菜園で育てた野菜などを使った料理と、美味しい岩清水で淹れた自家製コーヒーなどをいただける「喫茶 ゆうすい」でのんびり過ごしてはいかがでしょうか。キャンプ場もありますよ。

いかがでしたでしょうか？恵まれた自然環境だからこその魅力たっぷりのスポットをご紹介しました！山あり海ありの自然豊かな熊本県ですが、その山の恵みがこの小国町の最大の魅力です。ぜひとも、実際に行って、体感してみてくださいね♪