休暇村帝釈峡
広島県庄原市で開催される学校備品販売イベントが何やらスゴイという噂を聞きつけ、
会場から車で15分の場所にあるホテル「休暇村帝釈峡」のスタッフがカメラ片手に行ってきました。
最後の登校日3月27日のイベント「廃校ノスタルジアin庄原」
休暇村帝釈峡
帝釈小学校。でもここは確か5年前から休校のはず・・・
休暇村帝釈峡
もちろん生徒さんも先生もいないよね。 休暇村帝釈峡
備品がそのままだ。 休暇村帝釈峡
でも何か・・・ 休暇村帝釈峡
数が多いし・・・ 休暇村帝釈峡
整いすぎているような・・・ 休暇村帝釈峡
まるでディスプレイされているかのよう。 休暇村帝釈峡
むむっ、誰かいる。 休暇村帝釈峡
何やら作業をしているぞ。「すいませんー 休暇村のものですがー」
「あ♪お待ちしてました。実は、こんなイベントがあるんです!」
広島県庄原市HP
5年前に休校になり子供たちが去ってしまった帝釈小学校。今年3月31日をもって、この学校は廃校になってしまうそうです。
理科の実験道具、楽器、算数の教材、給食の食器など、ただ捨てられるのではなく、新たに脚光を浴びられる場所に送り届けたい。
そんな想いから「廃校ノスタルジアin庄原」は動きだしました。(一部、庄原市HPより引用)
<開催情報>
日時:平成28年3月27日 (日) 10:00~15:00
会場:帝釈小学校(広島県庄原市東城町帝釈未渡2051)
▼広島県庄原市HP▼
http://www.city.shobara.hiroshima.jp/sightseeing/schooling/-i.html
▼廃校ノスタルジアin庄原 facebook▼
https://www.facebook.com/pages/%E5%BB%83%E6%A0%A1%E3%83%8E%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%…
それでは、もう少し校内をご紹介。
休暇村帝釈峡
確かに、よく見ると値札がついている。 休暇村帝釈峡
おっ懐かしい。算数の先生が使ってたデカい分度器だ。デカくても角度は一緒なんだよね。あ、当たり前か。 休暇村帝釈峡
給食でカレーが入っていたポットだ。いつも1番におかわりしてたなー。お腹すいてきたー*イベント当日は地元の人によるバザーがあって、カレーや名物の庄原焼き、天然酵母パンやカフェの焼き菓子 なども出店されます。
休暇村帝釈峡
こんなものまで並んでる・・・。もう一回言いますけれど、これ全部売り物です。汗 休暇村帝釈峡
これ欲しいやつ。オムライス作るやつ。 休暇村帝釈峡
元給食当番長としては、これは絶対手に入れなければいけません。当日は朝からこなきゃね。
休暇村帝釈峡
5つの廃校の備品を集めたのでとにかく備品の量がはんぱないです。実はこのイベント、昨年はじめて第一回目が催されました。
一部を除き、大々的にはメディアに取りあげられなかったにも関わらず、中国地元を中心に入場制限が出るほど大人気。
私がのんびりしてから到着した頃には、既にほしいものはほぼ売約済でした。
*この写真は昨年の廃校ノスタルジアのものです。
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このイベントの魅力は、エイジングされたものや、普通なかなか売っていないものが手に入ること。そもそも小学校で使われているものって、ノスタルジックなロマンがありますよね。
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鼓笛隊の指揮棒なんて、歴代の指揮者の思い出がつまっているんじゃないでしょうか。 休暇村帝釈峡
体育館には大型商品が。かわいい椅子やテーブル、オルガン、作業台など。
お決まりの骸骨標本や、座高計などの人気備品は、オークション形式で販売されます。
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もともと教育用ですが、お金持ちの方なんか、これくらいおおきなそろばんが欲しいところではないでしょうか 休暇村帝釈峡
こっこれは!すごく味のある・・・名前は分からないけど、保健室にあるやつ。
カフェ等を経営されている方は喉から手が出るほどの備品ではないでしょうか。
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昨年のオークションの様子。みなさん目が本気でした汗。欲しいものをいち早くゲットするための、 簡単なロケーションをここでご紹介。
(記憶違いだったらすんません)
休暇村帝釈峡
玄関入って右の奥には多分一番人気の給食の調理食器類。その手前が職員室?で、先生の道具類の部屋。
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2階に上がってすぐ左にあるのが音楽室。楽器が揃っています。(ここまでの記憶は確か)
休暇村帝釈峡
その奥が理科室。試験管など。 休暇村帝釈峡
図工室もその辺だった気がします。この辺りから記憶があいまい。 でも一つだけ絶対忘れられない部屋があります。 休暇村帝釈峡
2階に上がって右奥にあるこの部屋。売り物ではなさそうなものばかり。 実は卒業生の歴史を振り返る思い出の部屋なのです。
休暇村帝釈峡
帝釈小学校は実は理科教育の推進校で、卒業生の論文?が、所狭しと積まれています。廃校になる当校を懐かしむスペースなんですね。
それにしても研究のレベルが高い。鳥のはく製の実習も行っており、卒業生ははく製を作る技術を身に着けているそうです。
ここはみんなの想い出がつまっている場所なんだと改めて実感します。
廃校ノスタルジアのチラシにこんなことが書かれています。
「 誰もが通った小学校。想い出はひとり一人の心の中に・・・そして残されたモノたちは、必要とされる人のもとへ旅たちます。」
休暇村帝釈峡
廊下には卒業生による鳥をモチーフにした作品が飾られています。 この自然に囲まれた環境で、生徒たちに芽生えた自然に対する愛情を感じます。
休暇村帝釈峡
現在、帝釈小学校では着々と準備がすすめられています。作業をされている市役所の職員さん、ボランティアの方々。
備品の移動や清掃、本当におつかれさまです。
こんな素敵なイベントを開いてくれてありがとう。
最後になりますが・・・
今回のレポートをした私は、こういう者です。
休暇村帝釈峡
■ 基本情報
- ・名称:休暇村帝釈峡(ホテルとコテージがあります)
- ・住所:〒729-5132
- 広島県庄原市東城町三坂962-1
- ・アクセス:芸備線東城駅より無料送迎バス有り。お一人様から可。
- ・電話番号:08477-2-3110
- ・料金:1泊2食10,000円程度
- ・公式サイトURL:http://www.qkamura.or.jp/taishaku/