Kenta Mabuchi
1.自然体感展望台 六甲枝垂れとは?
六甲枝垂れとは、神戸市灘区六甲山五介山にある展望台のことで、六甲ガーデンテラスの一部の施設となっています。総工費2億円をかけて作られた自然体感展望台、六甲枝垂れは阪神電鉄系の『阪神総合レジャー』によって建設されました。六甲山はもともと眺めがいいことで有名ですが、この六甲枝垂れの展望台からは明石海峡、大阪湾、大阪平野、関西空港が望めます。特徴的なデザインは犬島アートプロジェクトの三分一博志で、『山の上に立つ一本の大きな樹』というのがコンセプトです。コンペティションでは最優秀賞を受賞しています。三分一博志ってだれ?
日本の建築家で、日本建築学会賞作品賞や吉岡賞などを受賞している建築士です。日本だけではなく、海外での評価も高く、世界を股にかけて建築を行っています。六甲枝垂れは数ある作品のうちの1つで、2010年に造られました。三分一博志の最初の作品は2000年の『ケース・スタディ・ハウス』。最近では2013年に『瀬戸内海国立公園 宮島弥山展望休憩所』を設計しました。2.自然体感展望台 六甲枝垂れの魅力
作品は枝垂れ(しだれ)をイメージし、末広がりの円筒状のひのきの板張り建築で、殆ど電力を使わず、太陽光、風力などの自然エネルギーを利用する設計になっています。薄暗い建物の中は頭上にぽっかりと開いた穴から差し込む光によって照らされる仕組み。内部の冰室には冬場の間氷が蓄えられ、夏には空調を利用せずに吹き抜ける風によって涼しさを感じることができるエコ設計担っています。3.見どころ・お勧めポイント
六甲枝垂れは総檜造りの展望台です。外観の特徴となっている外枠フレームや壁、床は全て森で厳選された檜を使っています。檜の特徴として、雨上がりには爽やかな香りを楽しむことができます。
木漏れ日体験
六甲枝垂れはその名の通り樹木をテーマに設計されています。晴れの日には優しい太陽の木漏れ日が降り注ぎます。
風紋
風室にある融氷水盤には上部から落ちてくる雨水が太陽エネルギーによって溶ける融氷水を利用し、水紋を観察できます。
4.口コミ
自然体感展望台「六甲枝垂れ(ろっこうしだれ)」。ここからの眺めも、この中の眺めも、なんだか不思議な空間です。http://t.co/Qbj9VYo3cH pic.twitter.com/StEWmh8wD1
— こっすー (@YFA42364) 2015, 1月 18
自然体感展望台 六甲枝垂れ!
神戸で大パノラマの景色、夜景を見るなら、やっぱりここですよね〜!
自然の豊かさや大切さを再認識できるのも、大きな特徴ですよね〜