三池炭鉱主要坑口の一つだった万田坑跡は、閉山時そのままに今も熊本県荒尾市に姿を見せ、炭坑夫達の声や息吹きが地の底にあるような雰囲気を持っています。
Ⅰ.世界遺産候補 万田坑 とは?
http://kumamoto.photo/archives/
万田坑は、三池炭鉱の主要坑口の一つで、明治35年(1902年)から出炭が開始され昭和26年(1951年)に閉坑となりました。閉坑後も平成9年(1997年)まで揚水や坑内管理のため施設が維持されていたことなどから、日本の近代化に大きな役割を果たした三池炭鉱の歴史や技術を伝える施設として、国の重要文化財、国史跡に指定され、世界遺産候補にもなっています。Ⅱ.重要文化財・国指定史跡 万田坑 の見どころ
i . 第二竪坑櫓
http://www.koolshaker.com/?m=20130320
万田坑のシンボルと言えば第二竪坑の櫓と言えます。広い敷地内に天高くそびえる櫓は、地の底へ坑夫を送り込み、地の底から石炭を運び上げるための巨大な施設でした。ii . 第二竪坑坑口
http://kumamoto.photo/archives/
坑夫達は、ここから深い深い地の底にある坑道へと、25人乗りの窮屈な籠に詰め込まれて、石炭掘りの仕事へ向かいます。iii . 巻揚機
http://s.webry.info/sp/kuwamizu-b.at.webry.info/201409/article_2.html
坑夫達を地下270mの電灯だけの暗闇の中へわずか1分で送り込み、地の底から1分で明るい地上へ引き戻す巨大な巻揚機。巻揚機の操作部
http://blog.livedoor.jp/tokkot/archives/52596875.html
iv . ヤマのシンボル煙突
http://s.webry.info/sp/kuwamizu-b.at.webry.info/201409/article_2.html
ヤマのシンボルと言えば「炭坑節」にあるように高い煙突ですが、万田坑の全盛期には5本の煙突が空高く屹立していました。今は解体された2本の煙突跡があります。v . 山の神の石祠
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第二竪坑巻揚機室の北側にある石の祠は、万田坑のヤマの神。炭坑夫達はヤマの神に安全と無事を祈って、深い深い地の底へと降りて行った。vi . 万田坑ステーション
http://www.city.arao.lg.jp/mandako/kihon/pub/detail.aspx?c_id=81&id=542
万田坑は入坑料が必要ですが、万田坑ステーションは無料の施設で、昭和14年頃の万田坑施設全体を復元した模型や万田坑に関する資料が展示されていて、万田坑の歴史などを知ることが出来ます。Ⅲ.万田坑 を訪れた人の声
http://www.koolshaker.com/?m=20130320
遠足ログ:国指定の重要文化財・史跡の三池炭鉱万田坑。世界遺産を目指していることだけあって、とても整備されていてる。建物の中にも入れて巻き上げ機や操作板なども間近で見ることができ、産業遺構ファンとしては感動の連続であった。 pic.twitter.com/SQ4qdqkgpa
— 終末オトナ遠足/3月deep伊豆遠足開催 (@otonapicnic) 2015, 1月 28
熊本 荒尾、万田坑跡
ガイドの方に、1時間くらい、詳しく案内していただきました!
世界遺産、登録なるか!? pic.twitter.com/zQzEQINdVW
— のぶ (@izumi19931) 2015, 2月 4
万田坑
いい!すごくいいよ!
この時の止まった風景最高 pic.twitter.com/oYSuip9pNd
— しる (@siru_siru_siru) 2015, 1月 6
http://blogs.yahoo.co.jp/ed731003/35783577.html
Ⅳ.万田坑 場所と基本情報
■ 基本情報
- ・名称: 万田坑
- ・住所: 熊本県荒尾市原万田200−2
- ・アクセス: JR荒尾駅から産交バス 万田公園前バス停下車、徒歩5分
- ・営業時間: 9:30~17:00
- ・定休日: 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
- ・電話番号: 0968-57-9155
- ・料金: 大人410円、高校生300円、小中学生200円
- ・所要時間: 2時間
- ・公式サイトURL: http://www.city.arao.lg.jp/mandako/