普天間基地が見える丘、　慰霊の気持ちを忘れずに！　嘉数高台公園

苦労された沖縄県民の人々はここを戦争から切り離し多目的に活用するにしても、県外からの人達はここが沖縄戦の大激戦地であった場所であるという事を忘れてはならないと思います。今は普天間基地が良く見える場所として政府・マスコミの人達も多数訪れるという事ですが、慰霊の気持ちを大事に訪れたい場所です。

嘉数高台公園とは？

沖縄本島中部の宜野湾市にある西の小高い丘に造られた平和を願う地球儀をイメージした展望台や遊具がたくさんある公園です。沖縄戦で最大の激戦地となり多くの犠牲者を出したといわれ、その霊を慰めるため慰霊の塔が建てられています。展望台からは普天間基地や慶良間諸島などが見えます。

嘉数高台公園の魅力

展望台もあり景色も良く、遊具やスポーツ施設が整っており家族連れで楽しむ事ができますが、沖縄出身でない人がここを訪れたなら忘れてならないのはここが沖縄最大の激戦地だったという事です。ここにそれを物語る住民が避難した洞窟や戦闘で使用された大人が３人がやっと入れる「トーチカ」、戦闘を物語る「弾痕の塀」、沖縄戦で亡くなった嘉数住民の「嘉数の塔」などの慰霊碑が多数点在しており慰霊の気持ちを大事にしなければならない場所であると改めて感じさせてもらえる公園です。

周辺のおすすめスポット

＊宜野湾トロピカルビーチ
宜野湾市の西海岸に位置するトロピカルビーチは白い砂浜に青い空、その名の通り南国ムード溢れる「トロピカル」なビーチで、燦々と降り注ぐ太陽のもと海水浴を楽しむもよし、水平線に沈む美しい夕日をバックにバーベキュー等を楽しむのもよしの、とても魅力のあるビーチです。
＊伊祖の高御墓
英祖王の父である恵祖世主と二人の按司（豪族）の遺骨が納められていると伝えられています。崖の洞窟を利用したもので、墓前には石積みが施されています。地上から２０ｍほどの高所にある事から高御墓と呼ばれています。
＊小禄墓
川べりの急な崖の中腹を掘り込んで、前面を切石や自然の雑石でふさいだ古い形の墓です。墓の大きさは幅８．５ｍ、横２．４ｍを測りますが、葬式の時に御矯（肩にかつぐ輿）がそのまま入ると伝えるように、普段の墓口とは別に石積み部分に目地がついていていつでも取り外せるようになっています。墓内には「おろく大やくもい」という古琉球の高級官人が葬られています。

参加者の声