Ari Helminen
東京ディズニーランドのアトラクションで圧倒的人気を誇るスリルライド系のアトラクションが「スプラッシュ・マウンテン」です。実は世界中のディズニーランドで3か所しか存在しないことをご存知でしたか?バックグラウンドストーリーやアトラクション攻略方法にズームを当ててご紹介いたします。
スプラッシュ・マウンテンとは?
『南部の唄』というディズニー映画をご存知でしょうか。スプラッシュ・マウンテンのモデルとなっているのです。丸太の形をした8人乗りボートで水路を探検するアトラクションです。席によっては「ズブ濡れ」覚悟で乗らないといけません!なお、コースの全長は約850mあり、世界のディズニーランドのスプラッシュ・マウンテンの中で最長なのです。『南部の唄』は、白人の男の子と黒人のおじさんとの心の交流を描いた映画で、スプラッシュ・マウンテンはおじさんが語る3つの動物寓話「ウサギどん 家出の巻」「タール人形の巻」「笑いの国の巻」を元にしています。特に急降下のところは、イバラの茂みの自分の家に嫌気がさして家出したウサギがキツネに捕まってしまい、「あのイバラの茂みにだけは投げないでくれ!」と叫ぶシーンのところにあたります。ウサギはキツネからうまく逃げ出すことができ、ハッピーエンドとなります♪
どのエリアにあるか
アメリカに流れる川の畔にある、小さな動物たちの国をテーマにしている「クリッターカントリー」にあります。「クリッターカントリー」はディズニーランドのいちばん奥まった場所にあります。ファンタジーアイランドの後ろにあたります。このエリアは「ビーバーブラザーズのカヌー探険 」もありますよ♪ スプラッシュ・マウンテンの出口のところに「ラケッティのラクーンサルーン」という売店があり、ここではトルティーヤ・ドッグやミッキーチュロスを販売しています。ソフトクリームや、チュロスを乗せたクリッターサンデーも人気です♪ スプラッシュマウンテンの興奮をここで冷ますのにぴったりです。
ここが面白い!
やはり、丸太のボートが計4回も急斜面を滑落するところです。最大傾斜は45度、そして落下時の最高速度は62km/hもあるのです。これは東京ディズニーランドのアトラクション内では最速です。日ごろ出したことのない大声で絶叫してください(笑)またバックグラウンドストーリーのモデルになっている「ディズニー映画の『南部の唄』」が細部にわたり再現されていますので、その点にもご注目ください。この急降下で落ちる時に、写真撮影がありますよ~! カッコいいポーズを取って下さいね。写真は出口付近のスクリーンに写されるので気に入ったら購入できます。この写真を撮ってくれるのは、シャッターバグという愛称を持つ蛍だそうです。写真売場の上にもいるので見つけて下さいね! 実は私たちが写真を買う所はこのシャッターバグくんの自宅兼現像場所ということになっています。写真を撮るときにチカッと光るのは、蛍が自分のお尻を光らせてシャッター代わりにしているんだそうです。
乗るときの注意点は?
また東京ディズニーランド内のアトラクションで唯一シングルライダー(奇数人数のグループが乗車する場合1名分の席が空くため)に対応している点も見逃せません。一緒に遊びに来た方と隣同士や近くに座り合わせる可能性は低いですが、1つでも多くのアトラクションを楽しみたい方には魅力的だといえます。
丸太で流れている間は、かわいい動物が出てきて穏やかなムード。でも何度かアップダウンがあるので、ジェットコースターが苦手な方は気を付けて下さいね。ほとんどが屋内で一瞬だけ外に出る乗り物です。暗闇を進むのが苦手な方も気を付けて下さい。3歳未満、身長90㎝以下の方は乗ることができません。高血圧の方、心臓、脊椎、首に疾患のある方、妊娠中の方、ご高齢の方もご遠慮下さい。1周10分くらいです。スリルを味わって下さい!
こんな人におすすめです
絶叫マシン系が大好きな方にはイチオシのアトラクションです。左右の座席がありますが、東京ディズニーランド内の眺望を楽しみたい方は右側の座席がオススメです。また「びしょ濡れになりたい!」と思われる方には一番前で右側の座席をチョイスください。最後の滑落で爽快な水しぶきが待っています。いつ乗っても楽しいのですが、夕方から夜に乗ると、滝つぼに落ちるときにディズニーランドの夜景を一瞬だけ見ることができます。それが綺麗と思うか、怖いと思うかは貴方次第ですが…。運よく一番前に乗れたら思い切り風景を楽しんでください。後ろの席でも、アトラクション内の動物たちの様子がよく見えるので大丈夫ですよ! 夏にはびしょ濡れになって楽しんでくださいね! 何度でも乗りたくなってしまうアトラクションです。