鹿島神宮駅の始発は？乗入れ路線は？利用する前にチェックしておきたい5個の基礎知識

Zengame

鹿島神宮駅とは？

鹿島神宮駅（かしまじんぐうえき）は茨城県鹿嶋市にあるJR東日本の駅です。1970年開業等比較的新しい駅で、駅は高架式、ホームは1面２線です。鹿島線から成田線・総務本線経由で東京駅へ直通する特急列車「あやめ」の始発駅です。定期列車のあやめはこの駅から佐原駅間が確定なので、特急券なしで乗車できます。

JR鹿島線の『鹿島神宮駅』から北へ伸びる『鹿島サッカースタジアム駅』から先は鹿島臨海鉄道大洗鹿島線になります。なので、ここの駅が千葉県のJR香取・佐原からの最終駅になるんです。しかし特急列車であった東京駅から鹿島神宮駅間の「あやめ」は平成27年3月で定期運行が廃止になってしまいましたね。駅名の由来にもなっている、東国三社のひとつ「鹿島神宮」は、この駅から徒歩約10分の場所にありますよ。駅には売店なる物は無いので気を付けてくださいね。

乗り入れる路線

乗り入れるのはJR東日本の鹿児島線で、この鹿児島線は比較的短い路線で、香取駅を起点駅として香取サッカースタジアム駅が終点です。駅数は６駅しかありません。効果が続く十二橋駅付近は季節になると黄色い菜の花が一面に咲き乱れ、車窓から眺めることが出来る景色は絶景です。

「鹿島神宮駅」には、JR鹿島線だけの乗り入れですが、隣の駅の「鹿島サッカースタジアム駅」が鹿島線と鹿島臨海鉄道大洗鹿島線が乗り入れて接続駅になっています。これはサッカーの試合時のみなので実質「鹿島神宮駅」が両社の区切り駅になっているんです。古来より利根川水郷地帯を行く、成田街道から佐原そして鹿島神宮への街道は川や湿地を行くため大変大変だった場所と言われていました。短い路線ですが今も昔も大事な交通網なんですね。

時刻表

下りの鹿島サッカースタジアム方面は５時３９分が始発で、６時に３本、夕方５時に２本の電車が出ている他は、全て１時間に１本です。終電は夜９時４４分となっています。上り線の佐原駅方面は始発が６時１分、以降１時間に１本ペースが続き、１０時、１２時、午後２時夜７時は電車がないのでご注意を。成の文字は成田行です。
時刻表

定期列車の「あやめ」は佐原駅までの各駅停車の普通列車となりました。また、2015年3月14日から上りで1本だけ東京行きが総武快速線直通列車と佐倉駅・・・間違わないでくださいね、佐原駅じゃないですよ！成田駅の先の佐倉駅で併合させ運行するようになりました。上りの運行する本数は基本、1本/1ｈと思っていただけると分かりやすいのですが、前途にも述べたようにラッシュ時が過ぎた９時以降は、夕方まで偶数時間には電車が無いですよ。

1日の駅利用者数

鹿島神宮駅の利用者集は２０１３年度で1,031人。これは平均値です。２０００年からのデータがありますが、２０００年当時は1,534人と現在より少し多く、２０１１年と２０１２年は1,000人を切って900人台となりました。他の交通機関の発達により、利用者数は減少気味です。

周辺には、鹿島神宮はもちろんのこと、高校などもありますがやはり人口流失は否めないようですね。日本の富士山からの龍脈（レイライン）上の終点で鹿島神宮がある、鹿島神宮駅はもっと賑わってもいいと思いますよね。利用者数とは関係なですが、鹿島線起点の「香取駅」には下総国一ノ宮香取神宮があり、終点にはここの常陸国一ノ宮鹿島神宮がありますね、この2社は切っても切れない縁があります。これって何か意図があって作られた線なんでしょうか。ちょっとミステリアスですね。

周辺観光スポット

鹿島神宮駅付近の観光スポットとして注目したいのが、鹿嶋市大野潮騒はまなす公園。入場料金は無料で、中にある展望塔が大人300円、子供200円で上ることが出来る他はお金がかかりません。花マスの見頃は4月から5月下旬で、この時期には多くの観光客が訪れます。花マスの花は深いピンク色。透明感があってとてもキレイです。海抜77メートルの展望塔は「宇宙展望塔」と名付けられており、鹿島灘や筑波山などのスケールの大きい自然を自分の目で確かめることができます。月曜日は休みなので注意しましょう。

鹿島神宮駅を訪れたら絶対押さえておきたいのは、春日大社より古い歴史がある鹿島神宮ですよね。祭神は、武甕槌神（タケミカヅチ）と言って軍神なんです。中臣鎌足て知ってますよね？その中臣氏の氏神でもあります。その奥宮は見逃す方もいるという重要文化財！深い木々の中にひっそりとある姿は圧巻ですよ。そのさらに奥へ行くと神秘的な御手洗の池があります。こんこんと湧き出る透明な水の上には、古木や鳥居を配し素晴らしい景色になっています。そばのお茶屋で「みたらし団子」で一服なんていいですよ。