まさに絶景!北海道のトマムにある雲海テラスをご存知でしょうか?『天国に一番近いカフェ』とも言われ、多くの絶景ファンを魅了してくれます。
雲海テラスで見られる景色
http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/43845/CUSTOM/4384570502192953.html
トマムは、北海道・夕張市から東方に車で約1時間半程度のところに位置します。星野リゾート トマムに「雲海テラス」はあり、ゴンドラに乗って12分ほど山を登ると、標高1088mのテラスに到着します。タイミングが合えば、↓こんなにキレイな感じで見れちゃいます!
こんな絶景、一度見てみたいですね!
https://www.youtube.com/watch?v=tAwq5C31vDk
ちょっと引き気味の雲海。
雲海に包まれている、星野リゾート トマム。
https://www.youtube.com/watch?v=Xed9-jCiAz8
動画もあります。
雲海は、地形条件とある気象条件が重なったときにしか見られない、壮大な大自然風景。朝日を浴びながら、ゴンドラの空中散歩で行き着く先は、想像をはるかに超える幻想的な空間になります。
雲に飲み込まれてしまいそうです・・・まさに絶景!
雲海を見られる確率は、平均して30%から40%。6月~9月の早朝がお勧めです。
ちなみに、雲海テラスで見られる雲海には、太平洋で発生した雲が十勝平野を覆い日高山脈を越えて流れ込んでくる太平洋産雲海、放射冷却により発生するトマム産雲海、天候が悪い時もしくは悪くなりそうなときに発生する悪天候型雲海の3つのタイプがあります。一口にに雲海と言っても、雲海の種類によって景色が全く異なってくるんですよ。また、日の出に赤く照らされた雲海もまた息を呑む美しさです。
雲海予報
トマム山に登って行くゴンドラ山頂、標高1,088mの場所にある雲海テラスで、自然現象の雲海がいつでも見られるわけではありません。せっかくゴンドラで山頂まで登っても、お目当ての雲海を見ることが出来なければ、誰もがガッカリしてしまいます。素晴らしい雲海を眺められるようにと、雲海テラスの特設ページに【雲海予報】が示されています。雲海予報は、翌日に発生する雲海タイプと発生確率、朝の天気予報を示しています。雲海予報で示される雲海タイプは、【太平洋産型雲海】、【トマム産雲海】、【悪天候型雲海】の3種類があります。
太平洋産雲海
北海道の南にある太平洋高気圧から暖かく湿った空気が、特に6月から8月にかけて北海道の太平洋沿岸に流れ込むことで、名物ともなっている海霧が発生しやすい季節となります。沿岸の海霧が東~南東の風により十勝平野を覆い、さらに日高山脈を越えてトマムにやって来るのが太平洋産雲海です。日高山脈を越えてくる雲の勢いが強すぎると、雲海テラスは雲の中。雲の勢いが弱いと、日高山脈を雲が越えられない、好条件の時にだけ見ることが出来る貴重なタイプの雲海です。
トマム産雲海
北海道上空に高気圧があり、風が弱い晴れた夜の間に、トマムの盆地が放射冷却によって冷やされることで、盆地の底部に生まれる雲海がトマム産雲海です。明け方のトマムの天気は晴れで風が弱く、麓より山上の方が気温が高くなります。朝日が昇り時を経て行くと、雲海の姿も徐々に消えて行きます。ダイナミックな太平洋産雲海と比べると、穏やかな様相のトマム産雲海ですが、明け方の移りゆくトマムの幻想的な光景を楽しむことが出来ます。
悪天候型雲海
標高1,088mにある雲海テラスでは、天気が悪い日や天気が悪くなる時に、周囲の山に層雲が出来て生まれる雲海が悪天候型雲海です。悪天候型雲海が生まれる時は、高層の雲と低層の雲との間を、飛行機が飛ぶように、雲海テラスの上空にも雲があります。悪天候型雲海が生まれた時は、低気圧の移動に伴って雲も激しく動いて行くことがあり、雲海テラスも雲の中に入ったり、天気が悪くなることがあるので、雨対策をしておいた方が安心です。
雲海ゴンドラと雲海テラスの見どころ
雲海ゴンドラは、麓にあるリゾートセンターの雲海ゴンドラ山麗駅から、雲海ゴンドラ山頂駅まで、素晴らしいトマムの自然の中をおよそ13分で登って行きます。リゾートセンターまでは、宿泊者はエリア内バスを利用することが出来ます。日帰りの場合は、車でリゾートセンターに直接向かいます。夏のトマムリゾートで一番のスポットと言えるのが、雲海テラスで雲海を見ることなので、宿泊者の多くが早起きをして雲海テラスを目指します。雲海テラスはとても混みますので、ゴンドラの初便を目指して早めに出発した方が良いでしょう。
雲上の散策が楽しめるCloud Walk
雲をつかめるほどに雲海を眺めることが出来る、雲海テラスの5つ目のデッキとして、2015年9月に出来たのが、雲海が間近に迫れば正しく雲の上を歩くCloud Walkです。雲海ゴンドラ山頂駅からは約200mほど歩いたところにあるCloud Walkは、その名の通り雲の形をしたデッキです。トマム山からせり出すように設けられたデッキは、山の斜面とデッキ前方との高低差が10mにもなり、運が良ければ日高の山々の景色と雲海上の散歩が楽しめます。
寛ぎのひとときが過ごせるてんぼうかふぇ
標高1,088mの雲海テラスは、トマム産雲海が出来た日であったとしても、早朝ということもあり、冷え込み、寒さは覚悟しておかなければなりません。そんな雲海テラスには、テラスの営業時間に合わせて、温かいスープやコーヒーなどが提供されるてんぼうかふぇがオープンしています。てんぼうかふぇのある港デッキで、雲海を眺めて寛ぎながらの早朝カフェも楽しいでしょう。テイクアウトも可能なので、Cloud Walkまで散策して、雲上のカフェタイムも粋な雰囲気となるでしょう。
雲上の散策とトマム山頂への軽登山
雲海ゴンドラ山頂駅からCloud Walkに向かい、トマム山頂登山道入口に向かい、雲海ゴンドラ山頂駅へと散策しながら周遊することが出来ます。雲海と共に散策することも出来ることから、仙人の散策路と称された散策路は、のんびり散策しながら雲海が見せる様々な表情を楽しむことが出来ます。雲海ゴンドラ山頂駅で登山届けを記入・提出すれば、トマム山山頂まで約40分の行程となっており、軽登山の装備で登山すれば、山頂からの360度の大パノラマを手軽に楽しめます。
ヨガ発祥地さながらのリラクゼーション体験
はじまりはヒマラヤの高山で行われていたというヨガを、標高1,088mという高地にある雲海テラスの灯台デッキで、雲海ヨガのプログラムを誰でも体験することが出来ます。2016年の期間中は、土・日・月・祝日(月が祝日の場合は翌日も)と8月11~29日に、無料で3回約15分の予定で行われます。そのほかにも、ヨガのあとに、ヘルシーなビタミン豊富な朝食を山麗で味わえる、クラウドウォーキングヨガも、朝食代込みの料金でWEB予約にて体験することが出来ます。
雲海露天風呂で天上界気分を満喫
雲海が出来るのは早朝だけではありません。運が良ければ絶景の雲海テラスを独占できるという、9月限定の雲海露天風呂が楽しめます。1日1組2名までと言う限定アクティビティは、暮れゆく雲海テラスに送迎車で登って行きます。露天風呂に入ったり、道産のスパークリングワインとチーズと共に、トワイライトの美しい景色の中で、天上界さながらのひとときを過ごせるでしょう。
雲海テラスまでの行き方
http://www.snowtomamu.jp/access/
雲海テラスへは、ゴンドラを利用して移動する必要があります。ゴンドラ乗り場は、星野リゾートセンターにあります。星野リゾート最寄駅は「トマム駅」になり、南千歳駅から特急で約70分。車の場合は、札幌市内から約120分の移動となります。なお、「トマム駅」からは送迎バスが出ています。ザ・タワーまでは約5分、リゾナーレトマムまでは約10分とすぐ到着しますよ。「トマム駅」に送迎バスが停車していない場合は、駅校内(2番線のりばのプラットホーム)に設置されている専用の電話で連絡するとバスを出してくださるそう。とっても便利ですよね。また、車でのアクセスは新千歳空港から千歳東I.C.、道東自動車道を通ってトマムI.C.から一般道を利用してください。
- ■基本情報
- ・名称: 雲海テラス
- ・料金: 大人1,900円、小学生1,200円、ペット500円(往復のゴンドラ費用)
- ・公式サイトURL: http://www.snowtomamu.jp/unkai_terrace/
※朝4:30頃から雲海発生予報が流れていますので、参考にしてみるといいですよ♪