東京の墨田区にある小さな博物館「江戸小紋博物館」について

東京スカイツリーのおひざ元、墨田区。明治通りから懐かしさの残る下町の路地に入ってしばらく歩くと、葛飾北斎 「冨嶽三十六景・凱風快晴」の壁画に、しばし見惚れてしまいます。そして江戸小紋博物館の入口へ続く階段を上がると、そこは日本の伝統が詰まった空間・・・日本の伝統美と名工の技を堪能しに訪れて頂きたい場所です。

江戸小紋博物館とは?

東京都墨田区にある有限会社大松（染物・江戸小紋・江戸更紗製作）に併設されています。江戸時代から伝わる貴重な型紙や道具、染工程の写真パネルなどが多数展示されています。また、染色の体験教室も開講しているそうです。自分自身で色の調合から、型紙を使用した染色も体験することが出来る人気の教室だそうです。２０１５年７月に場所を移転し、リニューアル予定

どんな魅力が？

博物館併設の「江戸小紋工房ショップ」も魅力の一つ。染色されたブラウスやネクタイ、手ぬぐいの他にも、現代の人にも親しみを持ってもらえるように革製品（バッグ、巾着、手帳、印鑑ケース、ポーチなど）にも小紋を染め出したグッズも販売されています。

周辺のおすすめ観光スポット

飛木神社

この神社には、墨田区指定天然記念物にもされている大きなイチョウの木があります。江戸時代から残るイチョウだそうで、樹齢は６００年ほどにもなる大木です。このイチョウの木は、東京大空襲の際、我が身を焦がしながら町の延焼を防ぎ、多くの人を助けたそう。その焦げ跡は、東京大空襲の凄まじさを伝えています。また、落雷が直撃したこともあるそうですが、それでも見事に生き延びていて、「不死身のイチョウ」としてパワースポットとされています。

牛嶋神社

体の悪いところと同じ箇所をなでると治るという「撫で牛」が有名な神社です。貞観2年(860)創始の古社で、須佐之男命を祀っています。参拝したあとは、境内からスカイツリー鑑賞もでき、神社の鳥居や灯篭と一緒に、異色のコラボレーションな風景を楽しめます。東京スカイツリーの氏神様でもあり、スカイツリー関連のお守りも授与しています。

すみだ水族館

東京スカイツリータウンにオープンした都市型水族館です。世界遺産である小笠原諸島の海を再現した東京大水槽や、ペンギンやオットセイを間近で見る事ができる屋内開放プール型水槽など、見どころがたくさんあります。都市にいながら、「いきもののいのち」とそれをはぐくむ「水」を体感できる水族館です。子供から大人まで楽しめます。