北海道で温泉へ！川湯温泉であたたまる

「川湯温泉」とは北海道の川上郡にある温泉です。”川湯”という名前は、アイヌ語で「セセキ（熱い）ペツ（川）」の意味です。温泉街のなかは、高温の温泉川が流れています。ここでは、無料の足湯も楽しむ事ができる「川湯温泉」の魅力についてご紹介します。

川湯温泉の魅力

源泉からは高温の湯が流れ出し、温泉川となっています。その湯元を中心としてホテルや旅館、飲食店が立ち並んでいます。あちらこちらで湯の川が流れており、その湯けむりと硫黄の香りが漂う情緒ある温泉街です。また、湯ノ花が湯船に沈殿します。無料の足湯の他、共同浴場もあり日帰りでも楽しめます。湯量は豊富ですが、強酸性泉のため循環機器に不適で全ての温泉が掛け流しとなってます。全ての施設が掛け流しということで、「源泉かけ流し宣言」もされています。泉質は、硫黄泉・酸性明礬泉で目や傷にしみることがあるので注意してください。この特有の泉質は自律神経系やホルモン分泌系の機能を調整し、病気を治す力を高めてくれます。しかし、強酸性で貴金属が腐食してしまうこともあるので、腕時計などは必ず外して入浴する必要があります。

古くから道東地域の湯治場として親しまれてきた名湯で、そのお湯は、釘をつけておくと2週間程で溶けてなくなってしまう程の酸性の強さだそうですよ！しかし、このお湯には血行を良くし、肌をツルツルにする効果があると言われています。湯煙の中で、のんびりと足湯に浸かったり、全国的にも珍しいスポットである硫黄山や、ちょっとした自然散策も楽しめて、川湯の美しい自然のことを分かりやすく知ることができる川湯エコミュージアムなどの周辺観光と合わせて楽しむのもいいですね。

川湯温泉の見どころ

名湯の森ホテルきたふくろう

ラウンジから見える原生林は、心が洗われる癒しの場所となっています。原生林は露天風呂からも眺めることができ、温泉と森の癒しに身も心もこの上ないほどの気持ちよさに浸ることができます。森林の香りが全身を包み込み、野鳥の鳴き声や木漏れ日、木々を通る風の心地よさで自然の癒しが体感できるでしょう。そして、「夜の摩周湖」から眺める満天の星と大自然は必見です。摩周湖展望台から漆黒の空気の中、光放つ満天の星空は神秘的な世界へと導いてくれます。都会では味わうことができないこの体験はお勧めです。

客室は、広さの異なる落ち着いた和室や、ベッドでゆっくりと休むことができる洋室や和洋室、家族やグループなどで楽しく過ごすことができる10畳と6畳の二間続きの特別室などのタイプがあります。窓の外の原生林を眺めながら、のんびりと寛げるお部屋ですよ。また、館内には４か所のお食事処があり、大人数での宴会場もあるので、お食事と源泉かけ流しの温泉を併せて楽しめるお祝いなどのお集まりの場所としてもおすすめのお宿ですよ。

お宿　欣喜湯

開放的な二階建ての大浴場で、低温・中温・高温の浴槽に分かれています。自家源泉の100％掛け流しで、心ゆくまで温泉を堪能できます。また、温泉療法として飲泉があります。川湯温泉には鉄イオンが多く含まれているため、女性や高齢者、貧血の人にもお勧めです。欣喜湯では宿泊の他に、日帰り温泉も楽しめます。 旅の途中の休憩で、温泉で一休みするのにもいいですね。施設内は、レストランはもちろんのこと、喫茶スペースやキッズコーナー、エステもあります。温泉に浸かった後は、ラウンジで寛いだり、エステで日頃の疲れを癒してもいいのではないでしょうか。

大浴場は、吹き抜けのとても開放的な空間になっていて、 １階には飲泉もありますよ。このゆったりとした温泉のひと時を満喫した後は、エステのアロマオイルトリートメントで、すべすべの肌になりましょう♪客室は、落ち着く和室と和洋室があり、ゆっくりと休めますよ。朝食は、北海道ならではの小庭と川湯三山のひとつ帽子山を一望できるレストランで、地元の食材をメインとした手作りバイキングでしっかりとした朝ごはんをいただけます♪

忍冬

”あづましさの極みへ”をテーマにした、和モダンの宿です。西館には自家源泉かけ流しの露天風呂がついたメゾネットタイプの貴賓室や、贅沢な造りの和洋室、掘り炬燵付の和室など、個性的な客室が用意されています。館内は、個室も用意されている食事処の他、パーティールームや卓球ルームもあり、家族でも大人数でも 楽しむ事ができます。

館内には、中央の坪庭を眺めることができる落ち着いた個室のお食事処や、大きな窓の眼下に温泉川を一望できるレストランがあります。２つのパーティールームには、最新のカラオケ機が備え付けられているので、二次会などで楽しめますね♪東館と西館にある客室は、どのお部屋も高級感があり、落ち着けるお部屋ですよ。広い大浴場や外の空気が気持ち良い露天風呂などで、効能豊かな温泉を堪能して、ゆっくりと寛げますね。

大鵬相撲記念館

川湯温泉は第48代横綱の大鵬幸喜が少年時代を過ごした地です。大鵬に関する資料を展示してある博物館で、大鵬の化粧廻しや名勝負の写真など約400点の展示と、記録映画の上映、売店があります。また、阿寒国立公園の利用者のための休憩施設でもあります。

第48代横綱大鵬は、優勝32回、そのうち全勝優勝８回、六場所連続優勝は２回という、不滅の名横綱として知られています。「巨人・大鵬・卵焼き」が流行語にもなった大鵬の相撲の歴史に残る偉業を後世に伝える施設が、大鵬相撲記念館ですよ。館内には、全ての優勝額や化粧回し、少年時代からの写真の他、歴代横綱の写真などが飾られています。中でも、名勝負・名場面の映画は迫力たっぷりで、ぜひ見てもらいたいものです。一見の価値ありです。

参加者の声