Ann Lee
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北野天満宮は学問の神様として、特に受験を控えた学生たちに絶大な人気を誇ります。今回はその魅力と楽しみ方にスポットを当ててご紹介していきます。ここは季節の行事が多く、各シーズン様々な催し物が行われます。ここに祭られている菅原道真公の命日である25日には、毎月縁日が開かれ、たくさんの人を集めています。春は梅や桜、秋は紅葉と四季折々の美しい景色が楽しめる場所ですので、試験とは無縁となってしまった方もぜひ行ってみてくださいね。境内の牛の像の頭をなでると賢くなれるらしいですよ!
1.北野天満宮とは?
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北野天満宮に祀られているのは、平安時代に活躍した菅原道真公。地元では、「北野の天神さん」として親しまれています。2.北野天満宮で季節の行事を体験!
北野天満宮では、季節毎に様々な伝統行事が行われますが、訪れた人が体験できるものも多くあります。 ここではその行事について5つごピックアップしてご紹介していきます。梅花祭
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梅の名所として知られる北野天満宮では、シーズンである2月下旬ごろに毎年梅花祭が開催されます。芸舞妓さんたちによるお茶の振る舞いなど、気持ち良い春のひと時を過ごすことができます。 例大祭
8月に開かれる例大祭は、豊作を祈願する目的で行われるもの。京都の夏野菜が奉納されます。御手洗祭と七夕祭
http://blog.livedoor.jp/rockkakudo/archives/52074103.html
春から夏、季節の変わり目に起こりやすい体調不良などに対し、無病息災を祈願するものです。七夕伝説の織姫を祀るお祭りとしての七夕祭は、北野天満宮周辺が機織りで有名な西陣の町であることから、昔よりこの地の人に大切にされています。終い天神
http://kamogawa35.exblog.jp/13874796
京都の行事を締めくくるものとして大切にされている神事。境内には露店がたくさん並び、食べ歩きや正月の飾り物を購入するなど、とても賑やかです。 筆始祭
http://blog.goo.ne.jp/sazae_kun/e/cd860e9fc5968f946d216157403e26ef
歌人としてもその才能を開花させた菅原道真公。遺徳を偲び、書道の向上を願う人が書初めをすることのできる行事です。きれいな字を書きたいという人はもちろん、ライターや記者など書くことにかかわりを持つ人の 参拝も多く目立ちます。
3.縁日を楽しもう!
菅原道真公の命日であるのが6月25日。 その月命日である毎月25日には境内で縁日が開かれます。「天神さん」と呼ばれ、地元の人や観光客など多くの人でにぎわいを見せます。縁日では境内のライトアップが行われます。春には梅や桜、初夏の新緑に秋の紅葉、凛とした冬の風景など、季節毎にライトアップされる空間の様子が変わり、何度でも通いたくなります。
4.場所
http://www.kottouichi.jp/tenjin-ichi.htm
最寄駅は、徒歩で5分の京福電車「白梅町駅」。北野天満宮の前にはバス停があり、市内からのアクセスがいいので訪れやすいスポットです。
5.基本情報
http://kyotohoteltravel.com/blog/kyotonojinjya/sankoumon.html
■ 基本情報
- ・名称: 北野天満宮
- ・住所: 京都市上京区馬喰町 北野天満宮社務所
- ・営業時間: 4月~9月 ・・・午前5時~午後6時、10月~3月・・・午前5時半~午後5時半
- ・公式サイトURL: http://kitanotenmangu.or.jp/
6.北野天満宮の象徴 牛と梅の話
北野の天神さんとして親しまれている北野天満宮。境内でよく見かける牛と梅の秘密についてご紹介します。天神さんの牛の像
北野天満宮の門をくぐると、あることに気付くと思います。それは牛の像が多く置かれていることです。なぜ馬でも豚でもなく牛なのでしょうか?きっと、理由があるに違いありません!牛は、北野天満宮では「神の使い」祭神の使者として敬われているのです。牛が神の使いになったワケも興味深いものがあります。どれも伝承ですが、例えば、道真の生まれ年が丑年だった、道真の崩御が丑の月の丑の日だった、牛を使って大宰府へ向かったからなどです。
もう1つの別の理由、牛が道真を刺客から守り通した、というものがあります。これは護王神社に伝わるイノシシ伝説に通じる話でもあり、北の天満宮と牛とのかたい絆が見えてくるようです。
天神さんの梅
時期が来ると北野天満宮には溢れんばかりの梅が咲き誇ります。天神さんのもう1つの見どころは梅。真っ赤に色づいた可愛い花弁は訪れる人の心を和ませてくれます。道真も愛した梅の木。こんな和歌があります。「東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」素敵な歌ですね。道真が大宰府へ向かった時、梅が彼を恋しがって追って飛んで行ったという内容です。これがあの「飛梅伝説」。はかない梅の思いが込められていますね。
北野天満宮には種類にして50、数にして2000本の梅の木が植えられています。どうりで梅のイメージが浸透しているワケですね。2月から3月くらいまでは梅も見頃。多くの梅ファンで境内が賑やかになります。
7.北野天満宮 見逃せない秋の行事
北野の天神さんでは行事も盛ん。今回は秋に行われる行事2つをご紹介します。ずいき祭り
ずいき祭は10月1日から10月5日に行われるお祭り。京都を代表する秋祭りとして多くの人に愛されています。期間中は「ずいき御輿」を奉納し、北野の神を迎え入れます。この祭りは西暦946年から967年の村上天皇の時代に始まったとされる歴史ある祭り。西ノ京の神人がずいき御輿という野菜などで飾られた豪華な御輿を御旅所に奉納します。
御輿の各部位はその年にとれた穀物や蔬菜、湯葉や麩などで覆われます。この祭りは、秋の収穫時期にお供えを始めたことから始まったとも言われています。御輿の移動を観覧するのも楽しいですが、御旅所でもゆっくり豪華な御輿が観覧できるので、是非足を運んでみて下さい。
余香祭
余香祭は道真が都での栄華を祈り詠んだ詩「重陽後一日」にちなんだ行事。この日、全国から募った和歌を神前で披露します。お題は毎年変わり、年ごとにお題が決められます。披露する時間はおよそ50分。決して長い時間とは言えませんが、神前で和歌を披露する光景は中々お目にかかれないと思います。静かな空間の中で美しい和歌が優しく響き渡る・・・道真を思い敬う心がしっかりと表れている北野天満宮の大切な秋の行事です。
西暦900年に道真が詠んだ詩に、あの醍醐天皇も深く感銘を受けたそうです。そんな背景を受けて行われる余香祭。道真の詩の才能を改めて見直す素晴らしい機会だと言えるでしょう。
8.その他 輪くぐりの行事も!
北野天満宮で一風変わった行事が行われるのでご紹介します。健康と厄除けを願う、もう一つの大切な行事です。夏越の祓 大茅の輪くぐり
京都の夏はジメジメとして暑い!そんなイメージがある方も多いでしょう。夏越の祓 大茅の輪くぐりは厳しい暑さが訪れる前の6月、水無月の月末に行われます。
別名「夏越(なごし)天神」と呼ばれ、京都では馴染みがある行事でもあります。直径5メートルの大きな茅でできた輪を使う、豪快で珍しい行事です。
京都の中でも最大と言われる、北野天満宮の「大茅の輪くぐり」。暑い夏を無事過ごせるよう、人々の身体健康、厄除け、無病息災などを願います。巨大な輪の向こう側には健康で幸せな明日が待っている!そんな気分になりそうですね。そして、輪のくぐり方にもルールがあるんです。
正式な輪くぐりの仕方
茅の輪をただ単純にくぐるというものではなく、きっちりしたくぐり方と順序が存在します。この行事は北野天満宮のみならず、京都にある神社で行われる夏の行事なので、この時期はよく見かける光景かもしれませんね。基本的には茅の輪を3回廻って身を清めます。まず、輪の前で一礼します。左に廻ります。もう一度輪の前で一礼して右に廻ります。輪の前で一礼して左に廻ります。そして拝殿で一礼をして最後になります。
この日に京都の伝統和菓子「水無月」を頂く習慣もあるんですよ。京都には様々な行事があるので、ちょっとワクワクしますよね。それ以上に、京都に伝わる文化や深い歴史を振り返る絶好のチャンスです。是非、ご家族で参加してみて下さいね。病気をせず健康に夏が越せますように!
北野天満宮は、学問の神様としてのご利益はもちろん、四季折々の境内の風景の美しさや、長い歴史を感じさせる重厚感のある建物など観光地としても魅力がたくさんあるところでしたね。バスや電車でのアクセスも良く、駐車場も用意されていますので、京都を訪れた際にはぜひお参りに行ってください。季節の催し物や毎月25日の縁日には、大勢の人でにぎわってとっても楽しいですよ!学力向上のお守りも忘れずに持ち帰ってください。