仁和寺の御室桜を堪能しよう！世界遺産にも指定されているここでしか見られない美とは？

京都を代表する寺院、仁和寺。仁和寺は御室桜という遅咲きの桜が咲くことで有名です。
今回は、そんな仁和寺の魅力をご紹介します。

1.仁和寺とは？

世界遺産にも指定されている仁和寺は、皇室とゆかりのあるお寺になります。そのため、別名「御室御所」とも呼ばれていたことがあります。春から秋にかけて、境内は美しく色づくこともあり、国内だけでなく海外からも多くの観光客が訪れることでも知られています。

仁和寺という名称は、平安時代、888年に建立された時代の年号が「仁和寺」だったためと
いわれています。現在でいうならば平成寺といったところでしょうか。

2.仁和寺の5つのポイント

見どころ1：世界遺産に宿泊できる？！仁和寺御室会館

御室会館は、心身ともに健全な青少年を育成するための“青少年錬成道場”として、日本船舶振興会（現日本財団）からの助成金で昭和53年に完成しました。修学旅行などの宿泊先としてよく利用されるそうです。

客室は、和室が12部屋。まるで旅館のようですね。 
夕食は、お寺なので質素な精進料理かと思いきや、豪華な会席料理でビックリです。

見どころ2：優雅な境内

歴代の住職を皇族が務めたという仁和寺。そんな仁和寺の内部は、お寺というよりも華やかな宮中のような趣を残しています。宸殿内部には、螺鈿細工を施された書院も見られます。

見どころ3：対照的な庭園

茶室なども配している晴れやかな北庭。

白川砂による淡彩の世界が広がる簡素な美を楽しめる南庭。

見どころ4：江戸時代の面影が残る五重塔

高さ36mの仁和寺の五重塔は、その形状が特徴的といわれています。通常、五重塔は上に行くほど屋根が小さくなっていきますが、仁和寺の五重塔は、屋根の大きさがほぼ均等になっています。これは、江戸時代に造られた五重塔の特徴です。

見どころ5：漫画で話題に？！仁和寺のお守り

仁和寺のお守りは、四葉のクローバーが実際に縫い付けてある非常に可愛らしいデザインです。

「僕の初恋を君に捧ぐ」という少女マンガに登場したことから、一躍有名になったと言われています。時には売り切れになってしまうことも。境内には原作者の直筆色紙サインも！

3.仁和寺でしか見られない「御室桜（おむろざくら）」

境内に咲く200本の御室桜。ここでは御室桜の魅力についてご紹介します。

多数重なり合って咲く御室桜

御室桜の魅力は、花びらにあります。重なり合うようにして咲く桜は、華やかで見る者の目を奪います。
地盤が固いため樹木の高さ自体はありませんが、間近に美しい桜を見ることができます。

何故「御室？」

御室とは、皇族が住んでいる場所のことです。仁和寺は、出家した宇多法皇を始め皇族が住職を勤めていたため、仁和寺で咲く桜を「御室桜」と呼ばれるようになったのです。

京都の桜はココで見納め

京都には数々の桜の名所があります。しかし、仁和寺の御所桜の開花時期は4月下旬になることが多く、京都で最後の桜が見られる場所として知られています。「桜の開花シーズンを逃してしまった！」という方も、仁和寺ならば美しい桜が見られるかもしれません。

4.場所

アクセス情報（バス）

●JR京都駅前から乗車、御室仁和寺前で下車、徒歩すぐ
※JRバス：高尾・京北線 約30分
※市バス：26番 約40分

アクセス情報（電車）

●JR京都駅より嵯峨野線（31/32/33番のりば）乗車、
JR円町駅で下車、JR円町駅前から市バス26番にて約10分
●嵐電(京福電鉄)北野線 御室仁和寺駅で下車、徒歩約2分

アクセス情報（車）

●名神高速道路 京都南I.C.より約40分
※駐車場料金：普通車500円(120台)

5.基本情報

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四季折々に変化する美しい仁和寺。京都を訪れたら是非参拝して頂きたい寺院の一つです。