豊後高田市(大分県)とは?
大分県の北東部、国東半島の西側に位置する市です。大分市まで約60km、北九州市まで約90kmという大きな都市に比較的近い位置にありつつ、日本三叡山に数えられる西叡山等の山々、桂川・真玉川・竹田川といった川、瀬戸内海国立公園や国東半島県立自然公園などの公園を擁する、自然豊かな土地柄です。豊後高田市(大分県)の魅力
古く奈良時代末より宇佐神宮の影響を強く受け、平安時代には宇佐神宮の荘園となったことから、元々この地に根付いていた山岳信仰と仏教が習合し、独特の山岳仏教信仰「六郷満山文化」が出来上がった地です。川中不動が有名な天念寺をはじめ、六郷満山の神社仏閣は多く、見どころが多数あります。
また、昭和30年代(一部40年代)を再現する町、「昭和の町」を作り、昔懐かしい時代を再現している地でもあります。
おすすめ観光スポット
熊野磨崖仏
巨岩に刻まれた、約8mの不動明王と約6m大日如来です。平安時代末期の作とされ、国内最古にして最大級の、国の重要文化財に指定されている磨崖仏です。鳥居から熊野磨崖仏まで続く約100段の石段は、自然石をゴロゴロと積み上げた様になっており、鬼が一夜で築いたという伝説のあります。真玉海岸
大分県で唯一、水平線に沈む太陽を見ることが出来る海岸です。夕日が海を赤く染め、干潮の時には遠浅の干潟に空模様が映り込み、美しいコントラストを作りだします。「チームラボギャラリー真玉海岸」では、平成26年国東半島芸術祭で「チームラボ」が発表した参加型デジタルアート作品「花と人、コントロールできないけれども、共に生きる – Kunisaki Peninsula」が常設展示されています。
海岸の自然の風景の美しさと、テクノロジーで生み出された美しさ、両方を堪能できるスポットです。
昭和の町
町の商店街が元気だった最後の時期、昭和30年代を再現する町です。駄菓子屋のおもちゃの所蔵数日本一の小宮裕宣館長が、25万点を超える収蔵品の中から未公開のものを含む6万点を公開している「駄菓子屋の夢博物館」、黒崎義介氏の描く絵本の原画を展示する「昭和の絵本美術館」、昭和の民家・商店・教室を再現した体験型施設「昭和の夢町三丁目館」などがあります。
おすすめホテル
中之島旅館
昭和の町周辺の、高田地区にあるお宿です。和室でのんびりできます。市の特産品「ぶんご合鴨」(鴨とアヒルの交配種)のお料理を楽しめます。スパランド 真玉
真玉エリアにある、天然温泉掛け流しが自慢のお宿です。宿泊客のみが楽しめる温泉も用意されており、日帰り温泉客とは別の湯殿でゆったりできます。料金は安く満足度は高い、リピーターの多いお宿です。こちらのレストラン「カメリア」は、手打ちそば認定店・岬かき揚げ丼認定店となっています。旅庵蕗薹(ふきのとう)
富貴寺周辺の田染地区にある、平成16.10月オープンの新し目のお宿です。鉄分の多い茶褐色の温泉は、宿泊客のみ利用可能。各種体験も用意されており、希望すれば、納豆作り体験や写経体験、富貴寺本堂でのミニ座禅体験(要予約)ができます。手打ちそば認定店です。おすすめ名産グルメ
カフェ・バー ブルヴァール
昭和の町周辺の高田地区にあるだけあって、こちらのカフェでは、昔懐かし昭和の学校給食メニューをいただけます。揚げパンと鯨の立田揚げ、鯨のシチューなどの他、お酒がついた「大人の給食」などもあります。揚げパン、鯨の立田揚げ、鯨のカツはテイクアウトできます。富貴茶屋
富貴寺周辺の田染地区にある、山菜だんご汁定食専門のお店です。昭和55年に、浩宮殿下も召し上がったそうです。アクセス
一例として、昭和の町に出るには、以下のルートがあります。車で行く場合
・大分方面より、国道10号を北九州方面へ、宇佐市岩崎交差点を右折、国道213号に入り車で約10分。・北九州方面より、国道10号を大分方面へ、宇佐市岩崎交差点を左折、国道213号に入り車で約10分。
・院内IC・安心院方面より、国道387号を宇佐方面へ、宇佐市法鏡寺交差点を右折、国道10号を大分方面へ、宇佐市岩崎交差点を左折、国道213号に入り車で約10分。(※北九州・中津方面から行く場合は、院内ICで降りることは出来ません。)
電車で行く場合
・博多駅より鹿児島本線・日豊本線→宇佐駅 【約1時間10分(特急利用)】・小倉駅より日豊本線→宇佐駅 【約50分(特急利用)】 大分駅より日豊本線→宇佐駅 【約40分(特急利用)】
■ 基本情報
- ・名称:大分県豊後高田市観光協会
- ・住所:大分県豊後高田市新町989-1
- ・電話番号:0978-23-1860
- ・公式サイトURL:http://www.bt-kankou.com/index.html
古き良き歴史や文化の残る豊後高田市には、紹介しきれない見どころがたくさんあります。六郷満山霊場巡りをしたり、昭和の文化にひたったり、ゆったりと楽しんでくださいね。
素材提供:トリップアドバイザー