pennjapanesecollection
一番手軽な旅行は、家にいて本を開くことだ。なんていったのは、どの詩人だったか。旅の本をよめば読むほど、どこかに出かけたくなりますね。
1. 「すすれ!麺の甲子園」 椎名 誠
http://blogs.yahoo.co.jp/takezou_miyamoto_niten/33248380.html
旅をするには目的がある。食べ物が目当ての旅だってあります。「すすれ!麺の甲子園」では、日本全国の麺を食べまくるのが主な目的。小説新潮に2006~07年にかけて連載されていたものを改稿・改題した本です。
おすすめポイント
http://www.s-story.org/tpu/2013/11/16/%E6%A4%8E%E5%90%8D%E8%AA%A0%E3%81%95%E3%82…
日本の麺を食べまくるというコンセプトが、単純なだけに圧倒的な面白さを発揮します。最終的には各県代表の麺から日本一をえらぶのですが、大事なのはむしろプロセス。 気になるものがあれば、現地へ行って、自分で確かめるという、旅の基本がここにあります。
クチコミ
津村 隆
http://book.akahoshitakuya.com/b/4101448361
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http://www.amazon.co.jp/%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%8C-%E9%BA%BA%E3%81%AE%E7%94%B2%…2. 「アイランド」 森 瑶子
http://blogs.yahoo.co.jp/familyreport/44990417.html
森瑤子といえば、都会的な大人の女性を描き続けた女流作家です。 この人の作品のほとんどが、都心で繰り広げられるのですが、「アイランド」は南の島が舞台。 与論島を舞台にした壮大なスケールのラブ・ロマンです。
おすすめポイント
この本は、厳密には旅本ではありませんが「アイランド」を読むと与論島に行かずにいられない。 風景描写があまりにもみずみずしいからです。
http://yoronto.exblog.jp/i4/2/
1988年に与論島を訪れた森瑤子はすぐに別荘を建て、文庫本で300ページもある「アイランド」を、わずか6日間で書き上げたそう。ほとんど神がかり状態ですね。 1993年に胃癌で亡くなりましたが、遺言により与論島にお墓をつくり、遺骨が納められています。
クチコミ
http://manyu.cocolog-nifty.com/yunnu/2005/08/post_1ca8.html
与論島をめぐるすごく素敵な物語
http://curcuma.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-e3fc.html
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http://yamaboshi-blog.seesaa.net/
日本の絶景シリーズ 第二弾です。2冊目だからと単に観光名所を追加せずに、本当に見ておきたい場所を厳選しています。旅行というと、つい海外にばかり目がいきがちですが、まだまだ日本にも 素敵な場所がいっぱいあるんです。全47都道府県の絶景が掲載されています。
おすすめポイント
兄弟本「世界の絶景シリーズ」もいいですが、こちらなら行きやすい場所から訪ねてみることができますよ。どんな素敵な写真よりも、自分の目で見るのが一番です。ふだんテレビであまり見ないところもきちんと網羅しています。
http://yamaboshi-blog.seesaa.net/
クチコミ
http://yamaboshi-blog.seesaa.net/
http://fashionmag.xxxblog.jp/archives/54821340.html
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http://www.amazon.co.jp/Discover-Japan-TRAVEL-%E4%B8%80%E7%94%9F%E3%81%AB%E4%B8%…4. 「鎌倉河岸捕物控 街歩き読本」 鎌倉河岸捕物控読本 編集部
http://iroribata.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-954f.html
『鎌倉河岸捕物控』シリーズは、佐伯泰英の大人気時代小説です。このシリーズは、 NHK土曜時代劇「まっつぐ 鎌倉河岸捕物控」の原作でもあります。 作中でさりげなく描写される、当時の活気ある江戸の街並みを探しあるくための一冊。 江戸時代から続く名店や、名所の地図が入っているのも、旅ごころを誘います。
おすすめポイント
https://plus.google.com/111992833795648780690/about#111992833795648780690/about
この本にそって東京を歩いていると、こんなに残っている部分があるんだと驚くほどです。 鎌倉河岸にあった豊島屋酒店は、慶長元年(1956)創業。作者も「もはや残っていないだろう」と作中に登場させたら、 豊島屋16代社長・吉村俊之氏から手紙がきて、びっくりしたそうです。 下の写真は、現在の豊島屋本店。猿楽町の錦華公園前で元気に営業中です。
クチコミ
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http://iroribata.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-954f.html
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http://yobanashi.seesaa.net/article/68954450.html
「点と線」は松本清張の有名なアリバイ破りミステリーの傑作です。それ以後、隆盛を誇る 「 時刻表トリック 」を初めて本格的に取り入れました。汚職事件を扱い、社会性も盛り込まれています。青函連絡船など、いま読むと懐かしい情景が出てくるシーンも数々あります。
おすすめポイント
http://8mada.at.webry.info/201407/img6_19.140522370922267283227.html
小説は、福岡市「 香椎( かしい )」海岸という、あまり聞いたことがない場所から始まります。 もともと、月刊誌「旅」に連載されていた長編小説(1957年2月号~1958年1月号)。 それだけに旅情緒たっぷりですね。何度も映像になっているので、原作と合わせてみるのも面白い。
http://blog.goo.ne.jp/ryuw-1/e/9a259f93f21f80a6c9a61787f66a8f39
作中で、「じゃ、明日、三時半に、有楽町のレバンテにこいよ」と出てくるのが、下の写真。 現在は再開発され、国際フォーラム1Fに移転 。 写真は有楽町駅前にあった頃のレバンテです。
クチコミ
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http://kurohiko.blog.so-net.ne.jp/2009-11-06
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http://www.amazon.co.jp/%E7%82%B9%E3%81%A8%E7%B7%9A-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%…6. 「河童が覗いたニッポン」 妹尾河童
http://blog.goo.ne.jp/uma8097/e/d65b4608fed134e7f66d75c7e00bb8a8
表紙の絵は、網走刑務所独房内部の図。 独特の構図と、独特の手書き文字が味を出している妹尾河童さんの手がきルポシリーズです。「ニッポン」というだけあって、国内のあちこちを精力的に歩き回り、裏の裏まで書いた本です。
おすすめポイント
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/59a38d3fd5961fcbbde2408683832a1a
河童の覗いた本シリーズは、毎回、場所のセレクトがいい。この本の中でも、みんな知りたいけれど情報がすくない場所(皇居、刑務所、地下鉄工事現場など)を徹底的に描いています。 それにしても、どうやったらあんな構図で細密画が描けるんでしょう。妹尾河童自身は「自分は舞台芸術家だから」と言っていますが。クチコミ
http://www.amazon.co.jp/%E6%B2%B3%E7%AB%A5%E3%81%8C%E8%A6%97%E3%81%84%E3%81%9F%E…
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062730820
https://www.lib.kobe-du.ac.jp/osusume_comment_3rd.pdf
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http://o-emu.net/netyoko/yamazaki/?cat=27
土門拳による、日本の古寺をカメラに収めた写真集です。土門拳は、報道写真家としてすぐれた作品をいくつも残していますが、その生涯でもっとも力を入れていたのが「古寺巡礼シリーズ」でした。 「日本文化の美しさと力強さ」を残そうとした、写真家の執念を感じますね。
おすすめポイント
http://imaonline.jp/ud/exhibition/5193840b1e2ffa1979000001
土門拳は、語る言葉に不思議な力を持っている人でした。 「いい写真というものは、写ったのである。ぼくはそれを、鬼が手伝ったと言っている。」どの写真を見ても「土門拳でなければとれなかった」気迫を感じ、写真集を持ってそれぞれの古寺を訪れたくなる本です。あるいは、土門自身が「鬼」だったのでは?
クチコミ
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http://jia2008.exblog.jp/
痩せたい、でも痩せない。共通の悩みを持っている人は、世界中にいるはず。 この本では、体重90キロオーバーの都筑響一が、1年間で20キロ減を目指して、日本と世界を 駆けめぐったダイエット・トラベローグです。(上の写真が作者です。なるほど)
おすすめポイント
http://toshiharu-yamamoto.at.webry.info/200807/article_1.html
「くびれ求めて三千里! 旅じゃ、やせない。でもやせたい! 」この気持ち、分かりますよねえ。キレイな女性タレントや、モデルの「こんなことで痩せました」本をいくら見ても、ぴんとこない。だったら、都筑響一が何をやっても痩せなかった記録を見て、痩せない理由に納得しましょう。 上の写真は、作中の勝浦タラソテラピー。これで痩せられればね...(笑)。
クチコミ
http://book.akahoshitakuya.com/b/4480877789
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http://blogs.yahoo.co.jp/hifumi1232001jp/46940865.html
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http://www.amazon.co.jp/%E3%82%84%E3%81%9B%E3%82%8B%E6%97%85-%E9%83%BD%E7%AF%89-…9. 「街道をゆくシリーズ」 司馬遼太郎
http://www.kosukekato.com/archives/14401/
「街道をゆく」は、『週刊朝日』に連載された紀行文です(1971年~1996年まではシリーズ)。「日本人とは何か」「国家、文明、民族とは何か」「その道がどこへ向かおうとしているのか」を追求していくものでした。訪ねた街道は72。どんな場所にも身を置いてこそ感じることがある、というのがポリシーでした。
おすすめポイント
http://www.atpress.ne.jp/view/36047
「もしも後に、私の仕事で残るものがあるとするならば、それは『街道をゆく』かも知れない。」 歴史小説で有名な司馬遼太郎は、生前そう言っていたのだそうです。
http://wakasa15thfd.wordpress.com/2012/02/26/%E5%8F%B8%E9%A6%AC%E9%81%BC%E5%A4%A…
本人にとって思い入れの深いシリーズ。連載期間はなんと25年になり、これは司馬遼太郎の 作家人生の約3分の2に当たります。今も、司馬遼太郎の書斎には、未完に終わった「街道をゆくー濃尾参州記」の資料がそのまま置かれています。
クチコミ
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http://auction.rakuten.co.jp/item/12064012/a/10000001/
伊集院静の自伝的長編小説です。妻を亡くし、精神的にどん底状態にあった主人公・サブローは「いねむり先生」とよばれる伝説のギャンブラーとの交流を通して、しだいに苦しい境遇から抜け出していきます。作中の漫画家や歌手のモデルを、あれこれ考えるのも楽しいですね。
おすすめポイント
http://noripi-49.at.webry.info/200606/article_8.html
旅行にもいろいろがあります。「旅打ち」は、一般的に知られている旅ではありませんが、この本を読んでいると「こういう旅もあるんだなあ」とつくづく考えてしまします。ギャンブルを目的にした旅。旅の途中で主人公のサブローと「先生」が、お互いの苦しさを理解しゆっくりと絶望が、はがれていく過程が心に残ります。
http://chariken.cocolog-nifty.com/training/2011/04/post-6f74.html
上の写真は、作中で2人が訪れたと思われる名古屋競輪場。
クチコミ
By やじうま
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http://cocolochronicle.com/%E3%80%8C%E3%81%84%E3%81%AD%E3%82%80%E3%82%8A%E5%85%8…