一度は行きたい！パワースポット「金毘羅さん」参拝まとめ

香川県琴平町の象頭山中腹に鎮座する神社「金刀比羅宮(ことひらぐう)」は、「こんぴらさん」の愛称で親しまれています。最近ではパワースポットとしても注目されている金毘羅さんについてご紹介いたします。

「金毘羅（こんぴら）さん」ってどんなところ？？

金刀比羅宮は、香川県仲多度郡琴平町の象頭山中腹に鎮座する神社。長く続く参道の石段が有名で、奥社まで登ると1,368段にもなり、例大祭に合わせ、石段を登る「こんぴら石段マラソン」が毎年開催されます。

金毘羅さんへ行くには、JRか私鉄(琴電)が便利です。

見どころ(1)　大門

金刀比羅宮の総門である大門は石段365段目にあります。どっしりとした構えに威厳が感じられます。麓からは観光バスが出ていますが、観光バスが入れるのも大門まで。 大門から暫くは平坦な道が続きます。

見どころ(2)　五人百姓

白い傘の下で名物の「加美代飴(かみよあめ)」を売る5つの商店。本来、金毘羅さんの境内での商売は禁止されていましたが、昔からの神事への貢献によって特別に商売を許された5つの商店が「五人百姓」です。

加美代飴はお砂糖と水あめを煮詰めたべっこうあめの一種で、ほんのりと柚子が香る四国らしい一品です。

見どころ(3)　宝物館

留正道の設計により明治38年（1905）に建てられました。香川県産の花崗石造による二層建、屋根は入母屋造で「青木石」の瓦葺、玄関は唐破風造（からはふうづくり）の銅葺、という和洋折衷の重厚な建物です。重要文化財である十一面観音像や三十六歌仙額は特に有名です。

見どころ(4)　高橋由一館

日本近代洋画の祖ともいわれる高橋由一の作品27点を収蔵しています。高橋は、庶民も洋画に親しみを感じられるよう人々の生活に即した身近な品々をモチーフに作品を描きました。とてもリアルな表現の「豆腐」や、当宮が鎮座している象頭山を描いた「琴平山遠望図」が特に有名です。

見どころ(5)　表書院

入母屋造檜皮葺の表書院は萬治年間（1658-1660）の建築と伝えられています。金毘羅大権現に奉仕する別当金光院が、諸儀式や参拝に訪れた人々との応接の場として用いた客殿であり、建物は内部の五間に描かれた円山応挙による障壁画とともに重要文化財に指定されています。

見どころ(6)　カフェレストラン　神椿

石段500段目のところにあるカフェレストランです。お茶や食事は資生堂パーラーが担当しています。
真っ白なタイルに藍色で描かれた椿がモダンな雰囲気です。

資生堂では、金毘羅さんの裏参道にだけ咲く椿である「琴娘」というかわいらしい椿の香りのオードパルファムと油とり紙を販売しています。金毘羅さんだけの椿の香りは可憐で、清清しい気分になります。

見どころ(７)　御本殿

御本殿までは全785段の石段を上ります。本宮の御祭神は、大物主神と崇徳天皇です。農業・殖産・医薬・海上守護の神として古来からの御神徳を仰がれています。本殿の左右の壁板と、本殿・幣殿・拝殿の天井には桜樹の蒔絵が施されています。

本宮の北東側には、人工の高台が広がっています。展望台になっており讃岐平野の彼方に瀬戸大橋や讃岐富士などを望む絶景が広がっています。

金刀比羅宮の基本情報

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長い石段を上った先にある御本殿。到達したときの達成感と清清しさは何物にも代えられない体験です。
だんだんと暑くなってくるこの季節、熱中症と足元には十分注意して、金毘羅詣でを楽しんで下さいね。