座間味島の見どころを徹底調査！この夏注目の南の島

座間味島の魅力をたっぷりとご紹介します！『世界中が恋をする海』！そんなロマンティックなフレーズに恥じない美しい景色を持つ座間味島。真っ白なコーラルサンドのビーチに飾られた緑豊かな島々と、エメラルドの浅瀬から深みの瑠璃のグラデーションに彩られた海は、まさに地上の楽園！

海の中はどこまでも透明で、その中に柔らかく差し込んだ陽の光に照らし出される珊瑚礁や舞うように泳ぐ熱帯魚の群れは、世界中のダイバーを虜にするのも納得の風景です！そんな、注目の島の魅力を徹底調査しました。

まだ訪れたことのない方のためにも、島の概要から楽しみ方や名産品、島グルメ、宿泊施設などなど盛り沢山の内容です。きっと読み終わった頃には、夏の旅先リストに入れたくなるはず♪

1.座間味島概要

座間味島は那覇から西方約40kmの東シナ海上に位置しており、慶良間諸島と呼ばれる島嶼群の中で渡嘉敷島の次に大きな島です。この島が所属する沖縄県島尻郡座間味村は、座間味島以外にも阿嘉島、慶留間島、外地島があり、そのうち対岸の阿嘉島は肉眼で見ることができます。

座間味島の天候は那覇と同じ緯度にあるため、沖縄本島とほぼ同じの気温で過ごすことができます。なので、冬はそれなりに寒く、夏も暑くはありますが猛暑日はほとんどなく、また年間を通した平均風速は5mと高めで、常に弱めの風が吹いているので、比較的涼しく快適に過ごせます。

夏はマリンスポーツ、冬はホエールウォッチングを中心に、いつ訪れても楽しむことができる座間味島。映画「マリリンに逢いたい」のロケ地としても知られています。島には標高161ｍの太岳や144ｍの番所山などがあり、見晴らしの良い絶景スポットが満載です。

2.観光スポット

海に囲まれた座間味島。ここには観光スポットとしてビーチや展望台などがあります。夏だけでなく、四季折々楽しむことができますよ。ビーチや展望台はアクセスの利便性を求めるか、自然環境が良い場所を求めるのかで選んでくださいね。

古座間味（ふるざまみ）ビーチ

世界中のダイバーが恋をするのも無理もない海を誇る慶良間（けらま）諸島。その中でも群を抜いて美しいのがこの古座間味ビーチです。三日月型の白浜や透明な海、その中に広がる海中の世界はとても一言では言い表せないほど圧巻です。

座間味のビーチといえば古座間味ビーチ！というくらいメジャーな場所。座間味港からのバスもあるのでアクセスには便利です。夏はレンタルショップやマリンジェット、バナナボートなどがあるのでかなり観光化されています。ビーチ自体は広いですが、制限があります。海に入ると魚が寄ってきますが、自然の生態系を崩さないためにも餌付けはしないでくださいね。

阿真ビーチ

真っ白な砂浜と透き通ったアクアマリンの海が魅力のビーチです。先の古座間味ビーチに比べると若干人の入りは少なめですが、その分穴場スポットとして美しい景色をのんびりと満喫できます。隣には一年中利用可能なレジャー施設も充実しているので、楽しみの幅が広がります。

サンゴや魚が豊かな阿真ビーチは海の綺麗さでは古座間味ビーチに引けを取りません。アクセスも平坦な道が続いているので行きやすくなっています。利便性に賭けるかもしれませんが、レンタサイクルを借りれば自由に往来できます。混雑状況も少ないのでおすすめです。

女瀬の崎展望台

横から眺めると、まるで女性のうなじのように見えるからと名付けられたこの高台は、広大な海に沈むサンセットを観るのに絶好のポイントです。天気のいい日には久米島がシルエットとになり、ますます美しい風景に映ります。

ここは「神の浜展望台」と並ぶ座間味の人気サンセットスポット。夕陽をながめながらゆったりとした気持ちになれます。夕陽を見るために岬の先まで歩いて行く場合には暗くなるので足場には十分注意が必要です。座間味集落からは少し遠くなりますが、レンタカーやレンタバイクを使えば時間もかかりません。

3.島の名物

座間味の名産と言えばもずく！生のもずくもとっても美味しいですが、そのもずくを使用したさまざまな加工食品も販売しています。いつもとひと味違ったもずく食品は海の香を感じることができるものばかり。しかし残念ながらここ数年もずくの不作が続き、生もずくがなかなか手に入らないらしいですよ。

モズクチップス

座間味産の美味しいもずくを入れて焼き上げたモズクチップスは、座間味島の特産品の一つです。もずくの他にえびなどの具もトッピングされていて、もずくとあう食べ合わせをこのお菓子で発見できるかも？

島で養殖されたもずくをふんだんに取り入れたもずくチップスは食感、味ともに絶品でお子様のおやつやお酒の肴にも最適です。軽い触感なのでいくらでも食べられます。あっさりとした塩気に思わず手が伸びてしまいます。座間味観光しながら食べ歩きもいいですね。

座間味産もずく

王朝時代、唐の船の憩いの場として知られていた阿護の浦湾。 ”風待ちの港”と親しまれていたこの湖のように、静かで穏やかな湾で座間味産もずくは育まれています。１９７０年頃にその生産はぱったりと途絶えてしまっていましたが、１９９７年ごろに再開、今や座間味島に欠かせない特産品に成長しました。

現在、さらなる名産品を生み出す背景にはこの座間味産もずくがあり、その幅はもずくを使ったお
菓子や蕎麦と、広がり続けています。

最近の研究ではもずくに含まれる「フコダイン」とい成分が健康に良いとわかりました。抗腫瘍作用や整腸作用があり、今では注目を集めています。毎日の健康を気遣う方にはぜひこの座間味産のもずくを味わっていただきたいですね。また、もずく収穫の際には塩漬けもずくが販売停止されることもあります。

もずくそば

座間味島で採れたもずくを麵に練りこんだ、喉越しさわやかな一品です。かつおと昆布の出汁とツルリとした食感が合わさって、観光客はおろか、島民の胃袋をがっちり掴んで離しません。 定番のもずくそばの他に、夏に食べたくなる冷やしもずくそばは、その冷たさが喉を心地よく潤します。

新鮮な海の香を練り込んだもずくそばは座間味では定番の味となっています。元々島の特産品が少ない状況を打開するために開発されたもずくそばですが、まさに大成功を収めています。観光客だけでなく、地元のそば好きの方も認める逸品です。