今の平和と犠牲、身元不明戦死者の納骨　それが千鳥ヶ淵戦没者墓苑

戦争を体験していない人が多くなった現在、日本では今後戦争がないと思っている今日、戦争が始まってからでは遅い、ユネスコ憲章の前文に「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」とあります。もう一度しっかり一人一人の心に植えつけ守らなければならない事だと思います。

千鳥ヶ淵戦没者墓苑とは？

昭和３４年国によって建設され、戦争中に日本国外で亡くなり、遺族への引き渡しができなかった戦没者のご遺骨を埋葬してある墓苑です。広範な地域で苛烈な戦闘が展開され、海外の戦場 において、多くの方々が戦没されました。戦後、戦友等によりご遺骨が日本に持ち帰られ、又昭和28年より海外の遺骨収集が開始されました。この墓苑は日本に持ち帰られた遺骨において、名前のわからかない戦没者の遺骨が 六角堂内の納骨室に安置されており「無名戦士の墓」であります。
毎年５月に厚生労働省主催の慰霊行事として拝礼式が、また、年間を通じて各種団体主催の慰霊行事が随時行われています。また宗教と無関係であることが特徴でケリー米国務長官ら外国の要人も訪れている。

千鳥ヶ淵戦没者墓苑の魅力

千鳥ケ淵水上公園の西側にあり、とても静かなところにあります。無宗教で誰でもが戦没者を慰霊できる施設です。８月１５日などは靖国神社に参拝された方が、こちらにも同時に訪れることが多いです。現在の日本は多くの尊い犠牲の上に成り立っている事を考え、平和のためにと言う言葉にだまされず戦争を起こさない気持ちを新たに誓える場所の１つであります。

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