日常から離れて。川原湯温泉でなごむ旅

群馬県の吾妻郡にある「川原湯温泉」とは、1193年に源頼朝が狩りをしている最中に発見されたとの言い伝えがあります。源泉は八ッ場ダム完成でダム湖に沈む予定のため、予定湖面より高い地点で新源泉が掘り当てられています。ここでは、「川原湯温泉」の魅力についてご紹介します。

川原湯温泉の魅力

自然湧出として貴重な源泉と元々温泉街があった場所は、八ッ場ダム完成でダム湖に沈む予定です。そのため新源泉周辺で、新温泉街を造成するため旅や商店、駅を移転している最中です。新源泉は高温のため、温泉卵を作る光景が見られます。また気軽に足湯を楽しむ事ができます。

川原湯温泉の見どころ

・山木館
創業は慶長年間という歴史ある旅館です。八ッ場ダム建設で、352年間開業していた場所から移転し、静かな山間地に移りました。温泉は源泉かけ流しの大浴場の他、貸切風呂と3つのお風呂があります。 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、 冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進などに効能があります。

住所：群馬県吾妻郡長野原町川原湯454-91
TEL：0279-83-2221

・丸木屋
昔ながらの素朴さで心休まる宿です。心温まるおもてなしで旅の疲れを癒してくれます。露天風呂に貸切風呂、かけ流し温泉で寛いだ後は地元の食材を使った手作り料理が待っています。また、館内はWi-Fi完備なので、翌日の観光予定も立てやすいですね。

住所：群馬県吾妻郡長野原町川原湯490-12
TEL：0279-83-2121

・新王湯
共同浴場の「新王湯」は、源頼朝が発見した湯との言い伝えがあります。正面にある源氏の紋所「笹リンドウ」がその目印です。天井が高い内湯は、広々としており気持ちよく入浴ができます。王湯の真下に湧き出ている源泉から、川原湯温泉の各旅館に温泉が運ばれています。 露天風呂からは、渓谷の新緑や紅葉を眺望できます。また、王湯前は「ゆかけ祭り」の舞台です。

料金：大人　500円　子供（小学生以下）300円
休館日：不定休。毎年1月20日は「ゆかけ祭り」の為休館となります。

・ゆかけ祭り
毎年1月20日大寒の未明に行われます。二手に分かれ褌一丁で「お祝いだ、お祝いだ」と叫びながら、お湯を掛けあいます。450年前に一時源泉が枯れてしまい、鶏を生贄に祈願したところ再び湯が湧き、その湯を掛けあったことが由来とされています。祭りの最後に鶏の入ったくす玉が割れその鶏を捕まえた人は運が良いとされます。

参加者の声